現代社会におけるストレスの増加でうつ病はどんどん認知度が上がっています。
いつ誰がどんな時に発症するか分かりません。
もし家族の誰かがうつ病になってしまったらどうしたらいいでしょうか?
あなたの家族にうつ病患者がいてもうしんどいと感じている人はいませんか?
しんどいと感じる気持ちも分かりますが、一番辛いのは患者自身だということを念頭において下さい。
うつ病は周りの力や、早期発見で完治が早くなりますが、接し方を少しでも誤ってしまうと逆に悪化してしまう恐れがあります
家族だからこそできる接し方があるので一度試してみてはいかがでしょうか?
うつ病で家族もしんどいは危険!なぜしんどいと感じてしまうのでしょうか?
うつ病患者を面倒をみる周りの人達はしんどいと感じることもあるでしょう。
まずはなぜ周りの家族がしんどいと感じてしまうのでしょうか?
本人がやる気を出さないのでイライラしてしまう
何を言ってもあまりいい返答がなかったり、毎日ダラダラしているように見える為、周りの家族もストレスを感じます。
今まで出来ていた事が出来なくなりその介助が必要になった
今まで当たり前に出来ていたような家事であったり、食事であったり、外出がうまく出来なくなってしまった時にストレスを感じます。
わがままになって言い訳が多くなってしまった
わがままになって言い訳が多く、何を言っても「でも」「だって」を繰り返してしまう。
それをわがままと感じるようになりストレスを感じます。
ネガティブな発言に疲れてしまう
マイナス発言が多くなり、「自分なんて」「私なんて」と自己否定を繰り替えし続けてしまうとストレスを感じます。
うつ病で家族もしんどいは危険!しんどい正体は患者だけのせいではない?
さきほど周りの家族がなぜしんどくなるかというメカニズムを紹介しました。
しかしそのしんどいという状態や環境にしてしまっているのは患者のせいだけではないかもしれません。
関わっている家族の接し方により、うつ病患者を苦しませさらに悪化させてしまっている原因になっているかもしれないのです。
家族だからこそ厳しい意見を言ってしまう
家族だからこそ厳しい意見を言いやすい場合があります。
知らず知らずにかけた家族の言葉がうつ病患者の胸に突き刺さる場合があります。
「これくらい我慢しなさい」「気の持ちようだから」「あの子を見習いなさい」
など患者を悲観的にさせてしまう言動を言っていたら、病気を悪化させお世話がしんどい原因作りをしてしまっているので危険なんです。
家族だからこそしっかりしてもらいたい
子供がうつ病になったら、親の子育ての問題と自分を責める人もいるでしょう。
親がうつ病になったら、子供が悲観的になってしまう人もいるでしょう。
世間帯を気にする家族の場合、うつ病患者をゆっくり休ませようとせず、慌てて回復させようとするのです。
うつ病を完治させるには多少期間が必要です。
家族が焦って回復させようと急げば急ぐほど空回りしてしまう可能性があります。
その結果病気を悪化させお世話がしんどい原因作りをしてしまっているので危険なんです。
家族だからこそ過剰に心配しすぎてしまう
逆に家族だからこそ過剰な心配をしてしまう可能性があります。
「大丈夫?」と気をかけすぎてしまうと、今度は甘えが生まれる場合があります。
過度な心配すぎは、逆に自立心が失われる場合があります。
出来る事はちゃんとやらせてあげてください。
なんでもかんでも全部周りがやってしまうと、病状が長引き面倒をずっとみることになってしまいます。
その結果、出来る事もだんだん出来なくなってしまい、お世話しんどい原因作りをしてしまっているので危険なんです。
うつ病で家族もしんどいは危険!家族ならではの接し方とは?
うつ病患者のお世話するとき家族がしんどくなる原因、しんどくなる原因作りは患者だけのせいではないかもしれないということは分かりました。
では家族はどうやってうつ病患者と接すればいいのでしょうか?
家族だからこそ話しやすい環境作りをしてあげる
うつ病患者は本人が一番落ち着く場所を提供してあげることが最優先です。
もしそれが家であれば、家族とふれあう機会が増える事でしょう。
長い付き合いをしてきた家族だからこそ、心を開いてくれる可能性があります。
うつ病になってしまった原因をしっかり本人から話してくれる為にも、「なんでも話を聞くよ」ということを伝えるといいでしょう。
家族の仲が悪ければこの機会に改善するように心がける
家族の仲が悪ければ、うつ病患者の症状を悪化させてしまう恐れがあります。
些細な物音や、些細な言葉遣いに敏感になっている状態です。
家族同士の喧嘩はうつ病患者にはあまりよくありません。
これをきっかけに家族の仲を深めていきましょう。
普段厳しい言葉かけをしている家族ほど優しい言葉をかける
普段厳しい言葉をかけてばかりだった人ほど、家族が困った時ほど効果的です。
「気付けなくてごめんな」「今はゆっくり休め」「なにかあったら助ける」
こうすべきだという強要ではなく、出来る事はないかという提案をしてあげることが大事です。