うつ病に限らず精神疾患を抱える患者は、考え方を変えることをオススメしています。
いきなりは難しいですが、認知の歪みを改善させてあげることが、社会復帰の近道だと感じてます。
うつ病で考え方を変えたいと思っている方にオススメな治療法が認知行動療法です。
うつ病治療で大きな効果が確認されており、病院でも取り入れていることが多いです。
目次
うつ病で考え方を変えたい!認知の歪みとは!?
認知とは、ものごとを受け取り方、感じ方、考え方のことを言います。
例えば出先で急に雨が降ってきたとします。
同じ状況になってしまっても、「雨が降った最悪だ!」と捉える人と「雨が降った涼しくなるぞ!」というのでは、プラスの感情とマイナスの感情の正反対の印象を受けます。
雨が降ったのは事実なのですが、人の受け止め方によって、全く違う意味や感情になったりまします。
会社などではどうでしょうか!?
上司に仕事を頼まれた時に「ここはこうしてほしい」と言われたとします。
「言われたところだけ治せばいい」と感じる人と、「自分の力不足だ」と落ち込む人ではストレスの度合いが変わってきます。
後者のように悲観的に物事を捉えてしまう人は、どんどん自分をマイナス方向に持っていってしまう思考のクセがあります。
このような考え方のクセを修正するのが認知行動療法なのです。
うつ病で考え方を変えたい!ネガティブになるメカニズム
まずはうつ病になりやすい考え方を持っているような人はどのような思考回路になってしまうか知りましょう。
何か悲観的な出来事が起こる
自信喪失によりもっと頑張らなくちゃ
でもこれ以上は難しい
自分はダメ人間だ
このようにどんどん心を追い込んでいくのです。
こうした受け取り方や考え方を変えない限り、心と身体のバランスを崩しやすい状態に常にあると言えるでしょう。
うつ病で考え方を変えたい!認知行動療法で認知の歪みを理解する
ネガティブになってしまう考え方は分かりました。
考え方を変えたいと思っているうつ病患者はどうすればいいのでしょうか?
根拠のない決めつけを辞める
メールを無視されたから嫌われたなどのような根拠のない決めつけを辞める
ひとつの良くない事にこだわりすぎない
少数の反対意見に耳を傾けすぎず、大多数の賛成意見に目を向ける
悪い事は何度も起こらない事を知る
一度悪い事が起こっても、何度も同じ事が起きるとは限らないことを知る
マイナス思考を少しづつ変える
悪い事が起こってもその出来事の中で、良かったと思った事を考えるクセをつける
絶対にこうでなくちゃを捨てる
社会人はこうあるべきだという概念を捨て去り、他人は他人であることを知る
なによりも自分の思考のクセを知ることが一番大事です。
自分が気付かないうちに、ネガティブな考え方になっていることを自覚することで、治せば良くなっていくことを理解することが出来ます。
うつ病で考え方を変えたい!認知行動療法はどこで受けるの!?
認知行動療法はどこで受ける事が出来るのでしょうか?
外来の診療やカウンセリング
通所型のショートケアやデイケア
上記2つが一般的です。
一度身につけてしまえば、うつ病で起こす考え方の歪みをいつでも解除することが出来ます。
薬物療法だけではフォローできない、認知の歪みを取り除くことで再発防止にも繋がってきます。
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