うつ病は近年10代も増加も問題視されています。
その中で10代のうつ病患者は男子女子とどちらにも存在するものの、女子の方がうつ病を発症するケースが多いそうです。
その理由について、ある研究のデーターが出たのでまとめていきたいと思います。
近年10代の子のうつ病が増加傾向に
2010年以降で10代のうつ病患者や自ら命を絶っている人が増えました。
特に女の子が多くいると指摘されています。
10代の少女におけるうつ病の割合は2011年の12%から2017年の20%へ増加し、緊急治療室で治療を受ける10歳~14歳の少女は、2010年~2015年で3倍に増加。
調べていくうちに、あるものが普及したと同時期にうつ病発症率の上昇したこと分かりました。
それがスマートフォンです。
インスタグラムやツイッター、TikTokなどのSNSを使うことは、若者の間で一般的になっています。
毎日30分から3時間ソーシャルメディアを使っている若者は全体の30.7%
毎日3時間以上6時間未満もソーシャルメディアに費やしている若者は12.3%も存在しており、ソーシャルメディア中毒の若者はメンタルヘルス上のリスクが最大で78%も高くなるという研究で発表されています。
ですがなぜ女子の方がうつ病発生率が多くなってしまうのでしょうか?
スマホの使い方の男女の違い
男女でスマホの使い方が全く異なることがわかりました。
男の子はゲームに費やす時間が多い一方で、女の子はスマートフォンやテキストメッセージのやり取り、SNSに費やす時間が多いようです。
ゲームを通じたコミュニケーションは主に通話によるリアルタイムのものですが、SNSで行われる画像やテキストによるコミュニケーションには、レスポンスが遅かったりします。
このレスポンスが遅いという、わずかな時間が人の不安やストレスをかき立てる場合があるのです。
さらにSNSを長時間見ていると、自分と他人を比較しやすい傾向があり、抑うつ状態が高くなることもわかっています。
女子特有のいじめがさらにうつ病を誘発させる
女子のいじめは男の子よりかなり陰湿なものが多いです。
女子の連帯感は非常に強く、一人を集団でいじめる場合があります。
SNSなどへの書込みによるいじめは、自分が知らないところで広まり、突然回りの人間関係がおかしくなってしまい、学校に行けなくなってうつ病になったりする子も少なくはありません。
本人はパニック状態になり、人間不信に陥り、不登校になるケースも。
LINEなどのを使ったいじめも増えており、特にLINEは閉鎖された中で、誹謗中傷や仲間外れなどが行われ、本人以外が気づけない状況が多く、対応が遅れてしまうことが多いのが現状です。
逃げ場所がないスマホ世代のいじめは、家に逃げてもまだまだ続くのです。
若者がうつ病にならない対策
SNSが内在化障害と関連している原因は、ネット上のいじめや睡眠の質の低下、ソーシャルメディア上の自分の理想像と現実のギャップなどが考えられます。
スマホにブルーライトカットのシールをつけたり、使用時間の制限、過度にSNSチェックをしないことをオススメします。
そうすることで十分な睡眠を取れることがで、次の日のパフォーマンスが上がります。
意欲的になってさらに運動をすると良いでしょう。
「ネット上のいじめ」の問題に対し、適切に対応していくためには、教育委員会等が中心となって、各地域の状況に応じた、学校と警察との協力体制の構築を検討することも有効です。
家で過ごすことが多くなったり、家での娯楽が増えた現代人にとって、スマホから離れて外に出かけるということが難しくなっています。
少しでも意識することでライフスタイルがより良くなっていくと思います。