子供に放った言葉は時に刃物のように突き刺さる時があります。
軽はずみな発言が虐待になっている可能性もあります。
「どうしてできないの?お姉ちゃんは出来るてるのに!」
「いくつになったら出来るようになるの?」
「本当にクズでどうしようもない子ね」
このように能力を否定され続けるとどのような子供になってしまうのか?
その言葉はしつけではなく虐待では?
しつけと虐待の差はどこにあるのでしょうか?
実はこの二つの言葉のベクトルは同じなのです。
相手の意思に対して、相手を変えようとすることは外的コントロールと呼ばれています。
しかし意味は全く違います。
「しつけ」は、保護者が感情にまかせて子どもをコントロールすることではなく、子供が自分で自分の感情や行動をコントロールできるように落ち着いて教えることです。
「虐待」は、保護者が体を叩いたり蹴ったりする暴力を振るったり、罵倒して心理的に子供を追い込んでしまうことを指します。
虐待を受けた子供とする親の末路
虐待を受けた子供はどうなってしまうのでしょうか?
いくつかのパターンを紹介します。
人間関係を構築するのが苦手になる
人を信用することが出来ない場合があります。
その反面すぐに性的関係を持ちやすく良好な人間関係を築くことが難しい。
攻撃的な性格
親と同じように攻撃的に育つ場合、非行に走るケースもあります。
トラブルが起きた場合、解決方法として話し合いという手段が取れず暴力をしてしまう恐れも。
自己肯定感の欠如
自分に自信がなくなり、自己肯定感が低い子になってしまう場合は将来うつ病になる確率が高いです。
社会に馴染めず、劣等感や虚無感が強く出てしまう場合、自分を追い込みやすい性格に。
同様に親も、自分の言う通りに改善されない育児にストレスを覚え、育児ノイローゼになりがちです。
親側もうつ病になるパターンもあります。
自分の固定概念に囚われ、一方的に子供を責めてしまう親は要注意です。
夫婦喧嘩も子供を心の病させる原因
子供は親の鏡。
喧嘩ばかりしている夫婦を子供はちゃんと見たり聞いたりしています。
例えば、父親の主張が強く、母親がうつ病になってしまった場合、子供の心にも大きく影響してしまうでしょう。
子供自身がうつ病になってしまったり、引きこもりになってしまったりすることも。
もしそうなった場合は、今一度夫婦関係を見直すといいです。
夫婦に笑顔が戻ると自然と子供にも笑顔が戻るでしょう。
精神病になりにくい子供の育て方
子供を育てていく上で、言葉がけは非常に重要なキーワードになってきます。
責めたり、過度に批判したり、褒めなかった場合、子供の人格が悪い方向へ行く場合があります。
逆に子供を受け入れ、認め、信じて待つことができれば、子供は本来持つ才能を発揮することでしょう。
怒るときも、罵倒せず何がどうダメなのか冷静に伝えてあげることが重要です。
どんな子供でも、成長力を持っていますし、学ぶ力を持っています。
大人よりもその力が強い場合があります。
親がコミュニケーションを意識するだけで、子供が本来の才能を発揮し、輝かしい未来が待っています!