HSPで嘘くさいと罵倒された学生時代!その気質でうつ病になった体験談!

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私は、自分のことをHSPいう病気を持っていました。

HSPとは、周りより少し繊細な人のことです。

大きな音が苦手だったり、他人の感情を敏感に感じ取ってしまったり、少し生きづらいことも多いです。

しかし、学生時代まではなんとか問題なく青春を謳歌していましtが、就職した会社でうつ病を併発してしまいました。

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嘘つきと言われたHSPとは一体どんな病気

HSPは、 Highly Sensitive Personの略で、生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けやすい「繊細な人」のことをいいます。

他人の気分に左右されたり、自分の微妙な環境の変化によく気づいたり混乱したりする。

また忙しい日が続くと、刺激から逃れる場所に引きこもりたくなる。

短時間にたくさんのことをしなければならない場合、混乱してしまう。

このような症状で仕事をする時などに障害をきたしてしまいます。

競争させられたり、観察されていると、緊張していつも通りの実力を発揮できなくなることも。

繊細さの特性が、仕事や日常生活に影響してくると、本来のパフォーマンスを発揮できなくなりがちです。

病気ではないからこそ、少しいつも通りの実力が出ないと嘘つきと言われたこともありました。

私は学生時代HSPの問題を抱えながらも、無事卒業を果たすことが出来ました。

医師が解説するHSPはこちら

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人事異動で理想と現実のギャップに苦しむ

学校を卒業後地元から上京し、 新卒で夢と希望でいっぱいだった私。

そして、「営業として頑張るぞ」と意気込んでいた私でしたが、現実は営業のアシスタントとして、スーパーのアルバイトのような業務でした。

営業をさせてもらえなかったこと。

外回りに使う車がボロボロだったこと。

いつまで下積みするのかビジョンが見えなかったこと。

都内で働けると思っていたが、実際は都内の自宅から1時間30分程かかる場所だったこと。

怖い担当者がいたことなど、小さなことの積み重ねがストレスとなり、仕事に行きたくない日が続きました。

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涙腺が緩くなったと感じる

ある日、仕事で少しミスをしてしまい、それを指摘されました。

いつもなら泣くようなことではないのですが、何故か涙が止められませんでした。

その他にも、応援系の音楽を聞いて、電車の中で泣いてしまうこともありました。

あまり涙腺が緩い方ではなかったので、おかしいなあと思っていました。

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うつ病で会社に行けなくなる始末

仕事に行きたくないと思いながらも、何とかつづけていましたが、ある日、朝家を出ようとすると、吐き気と涙が止まらなくなり、家を出られなくなりました。

上司に電話して、落ち着いてから以前からお世話になった精神科を受診。

病院では泣いている私を優しく慰めてくれるカウンセリングの方がいて、丁寧な対応をとってくれました。

診断結果は「うつ病」です。

「診断書を書くから休みなさい」と言われ、休職することになりました。

私のようにHSPからうつ状態、うつ病、適応障害、不安障害などの精神的な疾患に移行してしまうこと可能性は大いにあるようです。

逆にうつ状態、うつ病、適応障害等と診断をされた人の背景を紐解いていくと、その背後に、HSPの気質がある方も多いものです。

次に受診するときは、精神的に不安定になる前にも通院することをオススメされました。

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HSPからうつ病になり回復まで

そもそもHSPは病気ではなく、気質であり、医学的に治療するものではありません。

薬や何かで「治してもらう」というよりも、本を読んだり、カウンセリングを受けたりと、自分の特性や気質の理解を深め「生きづらさ」に対する対処法を知ることが一番の「治療」に繋がると言われました。

しかしこの性格はうつ病になりやすい気質を同時に持っている。

人間の気質は、なかなか変えることはできません。

しかし、自分の個性や行動習慣は変えることが出来ると教えてもらいました。

HSPという特性をもちながら、その気質を受け入れ、新たな自分を見つけるよう休養時を過ごしていました。

希死念慮が出る時もありましたが、こちらの記事がオススメの解決方法でした。

自分でできる限りの行動はしましたのでいくつか紹介します。

元気な日は散歩に励んだ

頂いた薬を飲んでいくと、次第に体調が良くなり天気のいい日は散歩に出るように行動。

普段は車で移動していのですが、歩くことによって景色や匂いや肌触りを感じることが出来ました。

ゆっくりと動く景色には、より一層木々の間から溢れる木漏れ日が、カラッと晴れた晴天の時には心地よい匂いと、優しく体を包む爽やかな風が心を和ませます。

五感で散歩をすると言ったところでしょう。

本当にリラックスしながら、散歩ができているのと同時に運動もできた経験をしました。

お薬を途中でやめないこと

症状が強いときや、外出ができない、日常生活に大きな支障が出ているような状態にはお薬の治療は効果的です。

しかしながら、薬を飲んでいることに対して不安になってしまい、さらに強い不安感や抑うつ症状が出ることもありました。

必要なタイミングで身体にあった量のお薬をまずは調整してもらうことと、いきなりやめないことが大事です。

一度お薬で治すことを決めたら、薬をやめるのではなく、薬を調整する方に頭を切り替えた方が治りが早くなると思います。

充分な睡眠をとる

理想的な生活を送るためには心身のコンディションを良好に保つことが必須です。そのために最も大切な要素は良質の睡眠をとることといえます。

睡眠の質を良くするためには、まず、規則正しい生活を送りましょう。毎朝、同じ時間に起床して日光を浴びることにより、頭と体が目覚めて活動モードに入ります。

起床してから14~16時間程度が経過すると、体は睡眠モードに傾いていくため、入眠しやすくなるような生活習慣を心がけました。

部屋の照明を落とす、夕食は就寝の3時間前までに済ませる、寝る前の数時間はパソコンやスマートフォンなどの液晶画面を見ないようにするといった工夫をすると効果的でした。

まとめるとHSPは病気ではなく気質であるのですが、うつ病になるやすいこともある。

うつ病になったら、医師のアドバイスを聞いて、お薬を飲み途中でやめないこと。

そして適度な運動と、睡眠を大事に生活習慣を整えること。

私はこれらを意識してうつ病を改善することが出来ました。

敏感で繊細だからこそ人を傷つけるようなことが少ないと自信を持って言えるようにもなりました。

うつ病の体験はとても大変だったのですが、振り返るともっと自分に正直に生きてもいいというサインだったのかもしれません。