7年前40歳を迎える前に転職した時の事です。
仕事内容は自分に合っていて、楽しく仕事をしていましたが、それが課長に面白くないと思われ、仕事を干されたり、所謂パワハラを受けてしまいました。
気力はあったのですが、酷い下痢に悩まされ、なんと半年で10キロ以上痩せてしまいました。
スーツがブカブカになって、それでも頑張って仕事をして充実感がありました。
40歳転職活動の厳しさを痛感そして鬱病へ
徐々に体調が悪くなり、具体的には貧血の様なめまい、食欲不振、不眠症となり、気分は落ち込まなかったので、鬱病だと気がつかなかったのです。
知り合いによると、私は『仮面うつ』らしく、気分の落ち込みは無く、体調が悪くなるというタイプの鬱病だったようです。
仕事を頑張りたいのに、体が重く、鬱病だとは思いもしなかったので、内科や整形外科、整体に通う日々でした。
ある朝、ふと『今日は特に大した仕事も休みたいな』と、思いましたが、やはり出社しようとメイクをしようと鏡を見ると、なにやら赤いブツブツが顔中にあるではありませんか。
慌てて確認すると、全身に蕁麻疹が出ていました。
出社を諦めて、上司に連絡をし、皮膚科へ行きました。
しかし、原因不明です。
ここでやっと、周りから頻繁に言われていた「鬱病」ではないかと考え方が変わってきたのです。
すぐさま、心療内科を受診すると鬱病と診断されました。
先生がすぐに会社を休みなさいと、診断書を書いてくれました。
やっと、意味不明な体調不良の原因が分かり、なんだかホッとしました。
薬を飲んだら治ると安易に考えたからです。
原因は働かないDV夫に子供の親権を取られてしまった
しかし、一向に治る気配が無く、会社を辞めた後も鬱病は続きました。
本当の原因は、夫が働かない、経済的DVが原因だったからです。
私は耐えきれず離婚し、運がいいことこに鬱病のことを理解してくれる方と再婚することができました。
しかし、子供たちの親権を取られた上、全く子供たちに会えない状態で、鬱病はさらに悪化してしまいました。
アルバイトもコロナ禍でシフトが無くなり退社。
専業主婦をしています。
鬱病は酷いのですが、毎日十種類以上の薬を飲み、なんとか生きています。
今の夫は優しいので、専業主婦なのに、夫がゴミ捨てや掃除など手伝ってくれます。
どうしても体がしんどいけど、頑張りたい日には、モディオダールというナルコレプシー用の薬を飲みます。
これを飲むと、目が覚めて体が動くようになるので、今ではドライブや旅行、習い事などアクティブになりました。
ただし、喉が渇く副作用があるので、白虎加人参湯という漢方薬を同時に飲まないといけません。
今のように動けるようになる前は、別の病院へ通っていました。
話は聞いてもらえるものの、体が怠く眠気が酷いと訴えても、同じ薬を出して終わりでしたが、今の先生は副作用や症状によって処方を変えてくれます。
鬱病のメインの薬も、サインバルタやレクサプロなど何度か変わり、今はセルトラリンになっています。
このセルトラリン、実は副作用で下痢気味になります。
でも飲みたいのは、なんと半年で7キロも痩せたんです。
ただし、これでは外出できなくなるので、外出時にはロペラミドという下痢止めの薬を飲みます。
寝る前には入眠剤ゾルピデムと睡眠薬のブロチゾラムを飲めば、朝までグッスリ寝られるようになりました。
友人に紹介されたのですが、家から遠くて迷っていましたが、思い切って病院を変えて良かったです。
ただし現在では心療内科で簡単に出せなくなってしまい、睡眠外来で検査入院しないと処方されなくなりました。
ただ、費用はかかっても、鬱病の人が生活するのに、無くてはならない必需品だと私は思います。
鬱病は治りませんでしたが、薬のおかげで食事や入浴ができ、夜は寝られて、朝起きて活動する、一見普通の生活ができる事が、十分幸せだと思います。