宇津井優一の鬱ブログ

うつ病になったらこうなる

ノイズ鬱漫画全3巻(無料あり)!ネタバレ最終回の結末と感想!映画化作品!

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マンホール、予告犯の筒井哲也さんの作品「ノイズ」

全3巻で完結し映画化も決定している漫画です。

今回はネタバレ記事であり最終回の結末や感想を記載されているので、まだ見てないという方は気をつけてください。

それでは鬱漫画のレビューをしていきたいと思います。

ノイズのあらすじ


のどかな田園風景が広がる猪狩町では、黒イチジクを地域の特産として、限界集落から一転、活況を呈し始めました。

そんな中、イチジク農園を営む泉圭太のもとに鈴木睦雄と名乗る怪しい言動の男が現れる。

彼は14年前に女子大生ストーカー殺人を犯した元受刑者だった。

平穏な地域社会に投げ込まれた異物が生んだ小さな波紋が、徐々に広がっていくサスペンス作品です。

ノイズ完全解説

全1巻から物語を解説していきます。

限界集落に(ノイズ)が現る

舞台は、名古屋から2時間ほどの人口の50%以上が65歳以上で、農業用水や森林、道路の維持管理、冠婚葬祭などの集落として共同生活を維持することが限界に近づきつつある集落。

猪狩町が舞台の作品。

最近、地域特産の黒イチジクをふるさと納税返礼品にしたことで、町は潤い、町役場をはじめ、助役の一声によりハコモノが建設されていた。

主人公は、イチジク農園の経営者・泉圭太。

妻とは娘の教育を巡り別居中で、その娘のために町を発展させたいと小学校建設を願っていた。

そんな、平和な集落に、 鈴木睦夫と名乗る14年前に女子大生ストーカー殺人事件を犯した元受刑者が現れる。

路上販売のイチジクを盗み食いしていた鈴木睦夫を、圭太と農園を手伝う田辺純が発見するが、男の異様な雰囲気を察知した圭太と純は、すぐに男を追い払った。

圭太たちに追い返された睦雄は偶然見つけた圭太の奥さんと娘に目をつける。

ちょっと出た前歯のおかげで気持ち悪さが限界突破しています!

圭太の家の近くで奥さんと娘を見つめる睦雄を発見した純は、

圭太に連絡し、新人警官の守屋とともに現場へ向かう

鈴木睦夫の正体

その頃名古屋にある愛知県警では、ある女性が父親の失踪について刑事部捜査第一課の畠山努に相談していた。

父親は鈴木鈴木賢治といい、警察を退官後はボランティアで保護司の活動をしていたが、1週間前に名古屋刑務所で十年以上の長期受刑者を養子縁組した直後に姿を消した。

14年前、ある女性からストーカー被害の相談を受けた畠山。

その犯人の睦雄を問い詰めるもシラを切りとおす睦雄を逮捕するに至らず逃がしてしまう。

その後、依頼者の女性は頭部を切断された状態で発見。

被害者の両親から激しく罵倒されてしまう。警察なんかに頼らなければよかったと。

今後、主人公一行と警察が交差することに。

予期せぬ事件

妻と娘が鈴木に狙われるという知らせを聞いた圭太と純は、すぐに現場に向かった。

新人警官の 守屋真一郎から職務質問を受け、追い詰められた鈴木はナイフを取り出し抵抗していく。

圭太はとっさに鈴木を取り押さえるも、不可抗力で窒息死させてしまう。

睦雄がこれから犯罪犯するのでは?

そう思ったがまさかの死亡。

死体をなんとかしないといけなくなったわけです。

圭太たちは警察にばれずに死体を処理することができるのか。

殺人犯を殺人してしまった主人公

圭太と純は、この件を無かったことにしたいと提案。

先輩警官から“地域の平穏を守るため、多少の犯罪は目をつぶるように”とアドバイスを受けていた巡査の守屋は、隠蔽することに協力することに。

3人が鈴木の遺体を運ぶ途中、隣の農家の老人・庄吉に見つかったが、庄吉は「懐かしい」という謎の言葉を発しただけで、咎めることはなかった。

その視線は全てを悟っているかのような眼差し。

警察の捜査が忍び寄る

愛知県警の畠山が到着しました。

狩猟期間でもないのに純が猟銃を持っていることや、絞められているときに鈴木睦雄が圭太の腕に噛みついた歯型についてしつこく聞かれましたが、なんとかその場はごまかしました。

警察が鈴木睦雄が乗ってきたと思われるレンタカーをGPSで発見すると、車の中からは鈴木賢治の遺体が発見されました。

捜査本部が立ち上がると猪狩町に刑事が次々と聞き込みに訪れ、駐在所ではなぜ不審な人物が目の前に現れながら身柄を確保しなかったのかと守屋巡査が叱責を受けていました。

町議会助役の庄司義昭はひょんなことから横田庄吉じいさんから「圭太と純と新入り警察官が、ネコ車で死体を運んでいるところを目撃した」という話を聞きます。

助役は「お前が殺したんだろ。警察をやめろ。」と守屋巡査を脅しにいきます。

老人の正体

その頃農林水産省創生局局長の 酒井華江が、町おこしに成功した圭太の経営する“イズミ農園”を表彰するために訪れる。

おまけに、猪狩町には国から3億円の交付金が下りることになり、助役の 庄司義昭も、圭太の念願である小学校を建設しようと約束してくれる。

そんななか、町のイメージを悪くした鈴木に苛立っていた助役・庄司は、偶然にも庄吉に出くわした。

その庄吉から、「鈴木は、もうもう死んどるぞ」と庄司は聞かされ驚く。

老人の正体は70年前にシベリアに抑留されていた人間。

庄吉は、亡くなった仲間を火葬場まで運ぶ役目を担っていたため、圭太たちが運んでいるのが遺体だとすぐに気づいたという。

事件の真相を知った庄司は、守屋に警察を辞めるように圧力を掛ける。

守屋巡査が自殺を図る

守屋巡査は正義のために警察官になった。

しかし殺人の隠ぺいしてしまっている自分の正義との葛藤の末、己と葛藤する。

走馬灯のように母親の言葉を思い出しながら、銃口を自分の頭に押し付ける。

「鈴木睦雄を殺してしまった」とボイスレコーダーに録音し、拳銃で頭を打ち抜きました。

早期発見でなんとか一命を取り留めることに

全部オレが片を付ける

庄吉から事件の真相を聞き出した助役の庄司は、今度は純に事件の罪をすべて被るように指示。

猪狩町の将来のことを考えると、町の収入源であるイズミ農園の経営者である圭太を犯罪者にする訳にはいかなかったからだ。

しかし、本当の庄司の狙いはイズミ農園を乗っ取ることだった。

それを知った純は、庄司を斧で殺害し、これまでのすべてを警察に自供することを圭太に話した。

それを聞いた圭太は、「全部オレが片を付ける」と話し、偽装工作を計画。

その計画は、

圭太が助役の横領疑惑を問い詰めるが、話し合いは上手くいかず、最終的に助役の殺害し、圭太は首吊り自殺を図る。その際、圭太が亡くなったように見せかけるため、遺体は鈴木睦夫のものを使い、圭太は町から姿を消す。

というものだった。

ノイズの最終結末

計画通り、圭太は失踪し、純は圭太の言う通り、鈴木の遺体を偽装工作に使って事件を隠蔽できた「ノイズ」の最終決着。

果たしてどうなってしまうのか?

計画実行

畠山は、自殺をするのに、圭太がガソリンを撒いて念入りに燃やしたことを不審に思ったが、純は不正会計が公になれば返礼品の指定が取り消しになるかもしれないから帳簿ごと燃やしたのだ と畠山に説明した。

守屋の後に、岡崎警察官が再び猪狩町駐在所に勤務することになった。岡崎は、田舎の治安を守るため、警察官の仕事を長く続けるためにには、過度な追求をしないことをモットーとしているため、事件現場の不審な点も上には報告しなかった。

それでも畠山は、焼死体の身長が圭太よりも10cm低いこと、結婚指輪に少ししかススがついておらず刻印もハッキリ読めたことから、遺体は鈴木睦夫だと確信。

そして、泉圭太の消息を明らかにするため、二百人体制で山狩りを決行するが圭太は見つからなかった。

さらに、イチジクに含まれるフィシンという成分により、圭太や純の指紋が溶けて消えていることが判明。

証拠ともいえる指紋も検出されず、町民の証言もすべて一致していることから、捜査は難航。

そんななか、富士の樹海で鈴木睦男のスマートフォンが発見される。

鈴木睦夫の行方が分かったとして、猪狩町で起こった事件は疑問を残しながらも捜査本部の解散が決定した。

3年後

事件から3年たっても、畠山は圭太の消息だけが胸に引っかかっており、圭太は一人で山にこもって潜伏生活を続けているのではないかと疑っていた。

久しぶりに猪狩町の純の元を訪れた畠山は、純が泉圭太の妻と結婚し、小学校も建設され、圭太の 娘・恵理奈は小学校6年生になったと知らされる。

小学校が出来たうえ、移住者には助成金も出ることから、都会から若い夫婦が移り住み、町は活気を取り戻していた。

畠山は、圭太に定期的に生活物資を供給できる支援者がいれば、山で生存することは可能だろうと純に話した。

それを聞いていた娘の恵里奈は、純が月に一回、軽トラックで荷物を乗せ運び出していることを思い出し、純の携帯から、次の圭太との待ち合わせの日を知る。

結末

慌てて森の中に駆け込み圭太を探す恵理奈は、崖から転がり落ちてしまいました。

大けがをして動けなくなった恵理奈は、葉っぱを丸めて笛を作りSOSのサインを吹きました。

それは昔圭太に教えてもらったサインでした。

恵理奈の姿が見えなくなり慌てた純と加奈は、圭太との約束よりも恵理奈の身の安全を優先し、警察に通報しました。

警察と純と加奈が、物資を届けた場所に行くと、ケガをした恵理奈を抱きかかえた髪も髭も伸びきり、すっかり老け込んでしまった圭太が現れました。

圭太はこれでやっと罪が償うことができると少しほっとした表情で帰ってきたのでした。

純粋な心を持つものの力

全てが明らかになったきっかけは、最も純粋にただただ父親に会いたいと思っていた、恵理奈の力だった。

長年未解決になっていた事件が公の場になり世間は混乱。

まさに現代社会でも起こりうるような状況。

周囲やマスコミがざわつく「ノイズ」もいずれ消えていく。

嘘を嘘で塗り固めた自分の正義を正当化しようと様々な大人達のエゴ。

それに巻き込まれてしまった純粋な少女の傷は消えないかもしれない。

もっと若者に寄り添ってあげたいという気持ちが深まっていった。

感想

ノイズのネタバレはいかがだったでしょうか?

良かった部分、悪かった部分を紹介したいと思います。

読んでいて非常に良かった点

身近で、自分にも起きるかもしれない蓋然性をしっかりと備えていてそれでいて、日常と非日常の落差がより恐怖を増幅させていく。

田舎暮らしの人なら共感される部分があるかもしれない。

コマ割りやヒキのテクニックも堅実で、安心して読んでいられました。

テンポも良くハラハラさせようという熱意が伝わってきます。

読み手によってはラスボスが登場と同時に死亡か?と肩透かしを食らうかもしれませんがそこがこの作品のメインテーマというか、作者の(良い意味で)意地の悪いところです。

今作では地方創生の欺瞞、閉鎖社会の人間心理など、楽しませてもらえました。

イチジクという素材も後半しっかりといかしていた点、ノイズというタイトルに込められた異物という深い意味に鳥肌。

読んでいて悪かった点

メインで出てくる登場人物は多いが、内面の掘り下げが少なく意味深な設定があまり有効に機能していない部分が多かった。

余裕で正当防衛が成立するのに無駄に証拠隠滅したり、犯行を簡単に漏らした老人が、正気を取り戻して一緒に口封じに加担したりと、ご都合主義ここに極まれり。

明かされていく事件内容や展開のテンポ感は素晴らしかったですが、事件が解決してからの展開が1、2ページほどでまとめられていたので、心に残らない部分があった。

せめて1話分は娘や妻達、主人公のその後描いて欲しかった。

まとめ

メインの登場人物のほとんどが犯罪に手を染めてしまったという悲劇の連鎖。

事件を明らかにしたのは、純粋な心を持った少女の勇気ある行動だったということ。

これがハッピーエンドと言えるかバットエンドかどうかは読み手の捉え方次第。

作画はとても美しく、現実味がある作品になっているので感情移入しやすい作品となっています。

映画化もされるので、人気は高いです。

是非手にとって読んでみたらいかがでしょうか?

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