うつ病患者は健常者にとって理解されないことがあります。
どのような行動から健常者はうつ病患者のことを理解できなくなってしまうのでしょうか?
理解されないことに対してうつ病患者はさらに自分をおいつめてしまい、さらに苦しくなっていく負のスパイラルが生まれてしまいます。
一体どうすればいいのでしょうか?
うつ病患者は理解されない
なぜ周りの人はうつ病患者の苦しみを理解してもらえないのでしょうか?
そこには健常者が思う4つの感情が働くからなのです。
すでに足りていることに対しての不満
うつ病になってしまった原因が、健常者からしたらそれくらいのことでなんでこんなに落ち込むのか理解が出来ないということです。
ここでよくあるのが不幸自慢大会である。
「過去に私はこうだったけど治った」という価値観の押しつけ。
育ってきた環境や、性格も全く違うので思考のずれが生まれてしまうということ。
してあげていることに対しての感謝の量
「こんなに助けてあげているのに治らないのはおかしい」
このように健常者はうつ病患者に対して、なにかをしてあげているという感覚が強くでている場合があります。
しかしうつ病患者にとっては、「してあげている」ことが「してほしくないこと」もあるのです。
だらけているようにしか見えない
ベットで寝てばかりいる姿をみていたら、だらけているように見えてしまいます。
うつ病は起きる事すら辛い症状の時もあるのです。
甘えと言われてしまうのもこの行動が原因の場合があります。
あたりまえのことができない事
朝起きる、買い物に行く、お風呂に入る、など健常者が出来てあたりまえのことが出来なくなってしまいます。
「それくらいできるでしょ」と健常者は思いがちですが、それが出来ないからうつ病患者はさらに悩んでしまいます。
うつ病患者は居心地のよい人と長く接しよう
うつ病になりやすい人は、いつも立派なフリをしている場合があるのです。
真面目で神経質な性格の方が多く、こうあるべきだというレッテルを張ってしまうのがとくに強いのです。
だからエネルギー消費がとても強いのです。
本当は誰かにあやしてもらいたい気持ちがあるのに素直になれない。
私は理解してくれない人と関わるより、理解してくれる、または理解しようと少しでも行動してくれる人と関わる事をおすすめします。
周りの人は思考のずれに気付くこと
言葉は人の捉え方によって、ムチにもなるし励ましにも変貌してしまうほどのパワーをもっています。
とくにうつ病患者の言葉がけはとてもデリケートなのでほとんどの言葉がムチに感じてしまう場合があります。
健常者は患者とのずれをちゃんと理解してあげないと、励ましが患者を傷つけ続ける結果となってしまうのです。
「どうせ話してもムダ」と患者から思われてしまったら、不満すらも外に表現できない状態になってしまいます。
健常者は自分の意見を押し付けるのを抑え、まず患者の話を聞く事が大事なのです。
そして不満をいっても決して否定せず後退欲求に理解を示す努力をしてみてください。
なんでも話せる関係性を作る事によって、信頼関係が生まれ、生きるエネルギーに変わっていくのです。
健常者の関わり方と、うつ病患者の力の抜き方の習得で、うつ病はものすごいスピードで改善されていくでしょう!
まとめ
うつ病患者と健常者の考え方にずれがあるために理解されない可能性が多いにあること。
患者は自分の意見を理解してくれる人と関わることが大事。
そして健常者はうつ病の本を読んでみたり、今なぜ悩んでいるかちゃんと聞き出せる信頼関係を築くことが大事である。