私が今まで勤めていた会社の中でうつで体調が悪くなって、やめざるを得なくなってしまった職場があります。
この職場がある会社とは、残業が少なかったことでプライベートの用事があっても、仕事に差し支えることに関してトラブルが少なかった。
また人手が不足していなかったため残業も断りやすかった。
そして中小企業にしては昼休みに食堂があるから、昼食に関してたいへん便利で至れり尽くせりの会社でした。
うつ病の原因は叱責する上司
仕事に関してもやりがいがあって高度な仕事を任されるようになり、おかげでぐんぐんと技能を鍛え上げることができたことによって、さまざまな経験ができて、仕事への成長にたいへん役に立ったと感じられたことは、自分にとってものすごく勉強になったと感じられました。
それでも、私がこの会社を辞めたいと思ったのは、仕事をちょっとでも失敗するごとに、上司から自分の最初の失敗を根に持って叱責され、うつ病寸前になってしまったことが原因で、今すぐにでも辞めてしまいたいと日を増すごとに思っていました。
しかし、職を点々とするのは良くないとか、新しい仕事が見つからずに辞めてしまったらすぐに見つかるはずがないとか、毅然とした態度を取って辛抱すればきっと報われるなど、親戚家族からは退職を反対するような言葉を言われました。
そして家族に促されるがまま続けて同じ職場で仕事をしていましたが、報われるどころかマシンのトラブルで、製品が加工できないことに関しての報告をしただけで、上司から暴言を吐かれました。
そのことで余計にストレスが溜まってしまい、うつになって体調がひどくなって入院してしまいました。
豆腐メンタルと屈辱の一言
体調を崩した私に対し、上司が同僚に言っていた言葉は心配の声ではありませんでした。
それは何かと言うと、上司からは「豆腐メンタル」と言われていたようです。
噂で聞いたことですが、私は怒りで取り乱してしまいました。
たしかにやられたことは言葉の暴力だけです。
もっと自分の精神が強かったら、何事もなく今も働いていたのかもしれません。
これはどちらが悪いのでしょうか?
メンタルが弱かった自分なのか、それとも叱責する上司だったのか?
どんな事情であれ、入院にまで追い込まれたことは事実です。
退院後も体調が改善されず社会復帰ができなくなってしまい、とうとう会社から退職を強要されてしまいました。
それだけではなく、退職願を無理矢理書かされて、ハローワークで自己都合退職扱いにさせられ、退職金もなし。
まさか、我慢して辛抱しながら仕事をしても、こんなひどい仕打ちを受けてしまうなんて・・・ショックと脱帽感を味わったのを覚えています。
二度と自分が不利に働かないように
こんなことになる前に何か手立てがあったのではないか、こんな仕打ちを受けるのは、自分にも責任があるのではないか、
そう世間体で言われがちになってしまうのも、余計に情けなくなりました。
ちなみに、この当時は、工場の海外移転による会社のリストラが流行っていて、景気が悪くなっている時に、パワハラなどを告発してしまうと、会社を裏切ってしまう風潮になるので、仕方がなかったのではないかと思っていました。
それにもかかわらず、うつで体調がひどくなるまでパワハラを受けて退職を強要されて、自己都合退職扱いにさせられたのならなぜ労働相談窓口などに行かなかったのかと今頃になって後悔しているところです。
またパワハラによって生じたうつについても、労働基準監督署に行って相談すれば労災認定できることも知らなかったのです。
労災認定になれば傷病手当金の申請や、会社への損害賠償を起こすことができることも全部知らなかったのが自分としてはとても残念です。
そして現在はうつも克服して別の短時間の仕事をしていますが、これらのことを踏まえて再びうつにならないようにしていきたいと思います。
私はこの経験をしてからは、少しでも体や世間に違和感を感じたらとことん調べて知恵をつけるようにしてます。
知識が自分自信を不安から開放させる近道だと知ったからです。