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	<title>軍子 | 漫画ネタバレ感想通信</title>
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	<description>完結漫画から最新漫画まで取り扱つかいます</description>
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	<title>軍子 | 漫画ネタバレ感想通信</title>
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		<title>ワンピース1185話ネタバレ！シュリ姫「父殺し」の真相と悪魔の翼の正体！</title>
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		<dc:creator><![CDATA[宇津井]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 13 Jun 2026 07:37:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★漫画ネタバレ感想★]]></category>
		<category><![CDATA[週刊少年ジャンプ]]></category>
		<category><![CDATA[#エスペリア王国]]></category>
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		<category><![CDATA[黒転支配]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>あの純粋な王女が、なぜ父を手にかけたのか——1185話が突きつけた「最も残酷な真実」 あなたは、「最も愛する人を、自分の意志とは無関係に傷つけることを強制される」という恐怖を想像できるだろうか。 1185話のラスト。王宮 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>あの純粋な王女が、なぜ父を手にかけたのか——1185話が突きつけた「最も残酷な真実」</p>
<p>あなたは、「最も愛する人を、自分の意志とは無関係に傷つけることを強制される」という恐怖を想像できるだろうか。</p>
<p>1185話のラスト。王宮に駆けつけたブルックが目にした光景は、彼の——そして私たち読者の——想像を遥かに超える残酷さだった。</p>
<p>幼い頃、ブルックに「大きくなったら結婚してあげる♡」とませた冗談を言っていたあの無邪気な王女。母キャンデルから類まれな剣の才を受け継ぎ、「弱い男にも音楽ができない男にも興味がない」と豪語した気高き王女。</p>
<p>そのシュリ姫が、実の父ルーヴェン国王の胸に刃を突き立てていた。</p>
<p>「自らの意志で行ったのか？」</p>
<p>この一行が頭に浮かんだ読者は、ページをめくる手が止まったはずだ。そしてラストの見開き——ルーヴェンとシュリの背中に出現した「悪魔の翼と角」——を目にした瞬間、すべてが繋がった。</p>
<p>シュリ姫は「洗脳されていた」のだ。</p>
<p>しかし、それだけで終わらないのがワンピースの深さだ。誰が、何のために、どうやって彼女を「軍子」へと変えたのか。そして現在エルバフでブルックの前に立ちはだかる「軍子」の魂を救えるのは、一体誰なのか。</p>
<p>本記事では、1185話の核心である「ドミリバーシ（黒転支配）」の恐るべき能力と、シュリ姫が軍子へと変貌した全過程を徹底的に解剖する。読み終えた頃には、エルバフ編の「本当の意味」が見えてくるはずだ。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-none toc-center tnt-none border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ul class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">1185話まとめ｜シュリ姫をめぐる悲劇の全貌</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">「父殺し」は自らの意志ではなかった｜ドミリバーシという悪魔の証明</a><ul><li><a href="#toc3" tabindex="0">「なぜシュリ姫が父を？」という疑問への論理的答え</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">翼と角が意味すること｜これは単なる変身ではない</a></li></ul></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">「愛情を殺意に反転させる」能力の極悪非道な仕組み</a><ul><li><a href="#toc6" tabindex="0">ドミリバーシとは何か｜「Dominate」と「Reverse」の融合</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">なぜ「最も愛する人を殺させる」のか？ただ殺すより残酷な理由</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">「シュリ姫の肉体」に封じ込められた魂の叫び</a></li></ul></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">ロックスもブロギーも飲み込んだ｜歴史を動かしてきた黒転支配の軌跡</a><ul><li><a href="#toc10" tabindex="0">これは「エスペリアだけの悲劇」ではない</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">イム様にとっての「ドミリバーシ」の意味</a></li></ul></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">記憶喪失と「軍子」への変貌｜シュリ姫に行われた人格の書き換え</a><ul><li><a href="#toc13" tabindex="0">「シュリ」という名前を奪われた意味</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">70年以上にわたる「心の閉じ込め」の壮絶さ</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">「記憶喪失」の二種類を区別する</a></li></ul></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">なぜシュリ姫だったのか？世界政府の真の狙いと悪魔の因果</a><ul><li><a href="#toc17" tabindex="0">「ただころす」より「利用する」という世界政府の発想</a></li><li><a href="#toc18" tabindex="0">シュリ姫の「素質」について</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">「天竜人が牙を剥いた王族を盾として利用する」という歪んだ構図</a></li></ul></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">良いところ・悪いところ3選深掘り｜1185話の「悲劇演出」を評価する</a><ul><li><a href="#toc21" tabindex="0">良いところその1</a></li><li><a href="#toc22" tabindex="0">良いところその2</a></li><li><a href="#toc23" tabindex="0">良いところその3</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">悪いところその1</a></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">悪いところその2</a></li><li><a href="#toc26" tabindex="0">悪いところその3</a></li></ul></li><li><a href="#toc27" tabindex="0"> 今後の展開考察｜ブルックの音楽が呪縛を解く「救済のシナリオ」</a><ul><li><a href="#toc28" tabindex="0">ブルックが剣を収める瞬間</a></li><li><a href="#toc29" tabindex="0">「ビンクスの酒」が持つ力の理論的背景</a></li><li><a href="#toc30" tabindex="0">ブルックが「シュリ」と名前を呼ぶ瞬間の力</a></li><li><a href="#toc31" tabindex="0">ブルックとシュリ姫の「本当の再会」が意味するもの</a></li><li><a href="#toc32" tabindex="0">「エスペリア王国のスター」としてのブルックの完成</a></li></ul></li><li><a href="#toc33" tabindex="0">まとめ｜70年越しの魂の再会へ</a></li></ul>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">1185話まとめ｜シュリ姫をめぐる悲劇の全貌</span></h2>
<blockquote class="twitter-tweet">
<p lang="ja" dir="ltr">27→38歳の間に、頬がだいぶタルんだブルック。丸メガネも相まってめちゃ老けてみえるーー&#x1f480;<a href="https://x.com/hashtag/%E4%BB%8A%E9%80%B1%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%94?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#今週のワンピ</a> <a href="https://t.co/WzxXO08EFr">pic.twitter.com/WzxXO08EFr</a></p>
<p>&mdash; .Log【ワンピース考察】 (@manganouA) <a href="https://x.com/manganouA/status/2061361947648647250?ref_src=twsrc%5Etfw">June 1, 2026</a></p></blockquote>
<p> <script async src="https://platform.x.com/widgets.js" charset="utf-8"></script><br />
今話でシュリ姫に関わる情報を整理する。以下の表で現在分かっていることをすべて確認しておこう。</p>
<p>過去①（第1183話） | 7歳 | ルーヴェン国王に溺愛される、ブルックに「大きくなったら結婚してあげる♡」と発言、国王が大激怒（巨大フォーク事件） </p>
<p>過去②（第1184話） | 14歳 | 母キャンデル譲りの剣術を習得。近隣5カ国の王子の求婚を剣で退ける。ブルックに剣を教わる |</p>
<p>過去③（第1185話） | 10代後半〜 | ドミリバーシ（悪魔の翼と角）の影響下に置かれ、父ルーヴェン国王を刺す。その後の記憶が失われる |</p>
<p>現在（エルバフ編） | 80代以上（推定） | 神の騎士団「軍子」として活動。かつての記憶を完全に失い、冷酷な暗殺者として行動。エルバフでブルックと再会（互いに気づいているか不明） |</p>
<p>特に注目すべきは「7歳の親バカ発動シーン」→「14歳の気高き剣士への成長」→「10代後半での強制的な父殺し」という、**成長と喜びを丁寧に積み重ねた後での突然の奈落**という構成だ。</p>
<p>尾田先生は読者に「シュリ姫を好きにさせてから、最も辛い展開を見せる」というドラマ的手順を忠実に踏んでいる。これが1185話の悲劇を「単なる衝撃」ではなく「深い痛み」として読者の胸に刻む理由だ。</p>
<h2><span id="toc2">「父殺し」は自らの意志ではなかった｜ドミリバーシという悪魔の証明</span></h2>
<h3><span id="toc3">「なぜシュリ姫が父を？」という疑問への論理的答え</span></h3>
<p>まず前提として確認しておきたい。</p>
<p>シュリ姫が自らの意志でルーヴェン国王を殺したという可能性は、ほぼゼロに近い。</p>
<p>理由は単純だ。彼女の人物像と、その行動が根本的に矛盾しているからだ。</p>
<p>第1183話・第1184話で描かれたシュリ姫の人格を振り返ろう。父ルーヴェンを「パパ」と呼んで親しみ、母キャンデルを尊敬し、ブルックを「未来の結婚相手（冗談ではあるが）」として慕う——彼女は愛情を受けて育った、純粋で気高い王女だった。</p>
<p>「弱い男にも音楽ができない男にも興味がない」という言葉は、彼女が強さと芸術を重んじるという価値観の表れだ。これは父ルーヴェンが「スラムの泥水を飲んで音楽を愛した男」であることへの、最高の賛辞でもある。</p>
<p>そんな彼女が、「父への敬意と愛情」以外の動機で父を傷つけるロジックが存在しない。</p>
<p>では、何がシュリ姫に「父殺し」という行為を強制したのか。</p>
<p>その答えが、1185話のラスト見開きに叩きつけられた「悪魔の翼と角」——ドミリバーシだ。</p>
<h3><span id="toc4">翼と角が意味すること｜これは単なる変身ではない</span></h3>
<p>「翼と角が生えただけ」と思った読者は、一歩立ち止まって考えてほしい。</p>
<p>ワンピースの世界で「翼と角」という容姿変化は、これまで何を意味してきたか？</p>
<p>最も近い描写は**ルナーリア族（キングの種族）**だが、ルーヴェンもシュリも明確にルナーリア族だという描写はない。また、悪魔の実による単純な「変身」とも文脈が異なる。</p>
<p>今回の「翼と角」は**「外部からの強制的な意志の乗っ取り」の視覚的表現**として描かれている。ブロギーがドミリバーシにかかった第1150話の描写と完全に対応しているからだ。</p>
<p>あの時のブロギーは自我を失い、仲間に向かって攻撃を始めた。そして今回のシュリ姫も、最も愛する父に向かって刃を向けた。</p>
<p>**「翼と角＝自我の喪失と意志の乗っ取り」**——これがドミリバーシの視覚的サインだ。</p>
<p>### 2-3. ブルックが目撃したシーンが「ラスト一コマ前」だった意味</p>
<p>今話の演出で特に注目したいのが、「ブルックが王宮に駆けつけた際に目撃した」という形での描写だ。</p>
<p>これは単なる視点の設定ではない。**ブルックの絶望を最大化させるための、計算された演出だ。**</p>
<p>ブルックにとって、シュリ姫は「手を引いて一緒に歩いた少女」だ。自分が剣を教え、音楽を聴かせ、彼女の笑顔に何度も救われた存在だ。</p>
<p>その少女が、もう一人の恩人の胸に剣を突き立てている光景を目にする——これ以上の精神的打撃があるだろうか。</p>
<p>しかも、この場面でブルックは「なぜそうなったか」を理解できない状態だったはずだ。「ドミリバーシによる洗脳」という事実を、駆けつけた瞬間のブルックが把握していたとは思えない。</p>
<p>彼の目に映ったのは、ただ「大切な少女が、大切な王を刺している」という現実だけだ。</p>
<p>その瞬間のブルックの心の痛みは、90年後の現在も完全に癒えていないに違いない。</p>
<h2><span id="toc5">「愛情を殺意に反転させる」能力の極悪非道な仕組み</span></h2>
<h3><span id="toc6">ドミリバーシとは何か｜「Dominate」と「Reverse」の融合</span></h3>
<p>「ドミリバーシ（Domi Reversi）」という名称を分解すると、その能力の本質が見えてくる。</p>
<p>Dominate（支配する）：対象者の精神・意志を支配下に置く</p>
<p>Reverse（反転させる）：対象者の内面状態を正反対に書き換える</p>
<p>この二つの要素を組み合わせると、「支配した上で、内面を反転させる」という能力の姿が浮かぶ。</p>
<p>つまり単純に「操る」だけではない。「最も強い感情を、その対極へと反転させる」**という、恐ろしく精密な心理操作が行われているのだ。</p>
<p>最も強い愛情→最も強い殺意へ。<br />
最も深い信頼→最も深い恐怖へ。<br />
最も純粋な喜び→最も暗い絶望へ。</p>
<p>シュリ姫が父を「最も深く愛していたから」こそ、ドミリバーシは彼女を「父を殺す凶器」として機能させることができた。愛情が深ければ深いほど、反転した殺意も深くなるという、悪魔的な逆説だ。</p>
<h3><span id="toc7">なぜ「最も愛する人を殺させる」のか？ただ殺すより残酷な理由</span></h3>
<p>世界政府（あるいはイム様）は、なぜ「エスペリア王国をただ武力で制圧して終わり」にしなかったのか。</p>
<p>なぜわざわざドミリバーシを使い、「シュリ姫に父を殺させる」という最も残酷な方法を選んだのか。</p>
<p>答えは、**「支配」に対する世界政府の哲学的な態度**にある。</p>
<p>単に物理的に国を滅ぼすだけでは、「抵抗した王の物語」は語り継がれ、反乱の種になりかねない。しかし、「王が自分の愛する娘に殺された」という事実を作れば、ルーヴェン国王の「正義」を穢し、エスペリア王国の物語を「内側から崩壊した悲劇」として歴史に書き換えられる。</p>
<p>さらに、ドミリバーシを使ってシュリ姫を「神の騎士団の一員」として回収することで、「刃向かった王族の血を、自分たちの最強の盾として再利用する」という究極の支配の完成形が出来上がる。</p>
<p>これは権力者による最悪の冒涜だ。しかし同時に、これほど論理的に「悪」を描くことができるワンピースの物語の深さに、複雑な感動を覚えるのも事実だ。</p>
<h3><span id="toc8">「シュリ姫の肉体」に封じ込められた魂の叫び</span></h3>
<p>ここで考えたいのが、ドミリバーシを受けた後、シュリ姫の「本来の意識」はどこに行ったのかという問いだ。**</p>
<p>完全に消滅したのだろうか？それとも、どこかに閉じ込められているのだろうか？</p>
<p>ワンピースにおける「意識の消滅」と「意識の封印」は、明確に区別して描かれてきた。</p>
<p>バーソロミュー・くまはパシフィスタとして自我を奪われたが、その「人格」は意識を持ったまま内側に閉じ込められていた。シュガーのホビホビの実による変化も、「存在の抹消」ではなく「形の変容」だった。</p>
<p>これらの例を踏まえると、ドミリバーシもまた**「シュリ姫の本来の人格を消したのではなく、深い暗闇の底に押し込めた」**という解釈が自然だ。</p>
<p>「軍子」という名の冷酷な兵器の内側で、7歳の頃に父の膝の上で笑っていたあの少女の魂は、まだそこにいるのだ。出られない暗闇の中で、泣き続けながら。</p>
<h2><span id="toc9">ロックスもブロギーも飲み込んだ｜歴史を動かしてきた黒転支配の軌跡</span></h2>
<h3><span id="toc10">これは「エスペリアだけの悲劇」ではない</span></h3>
<p>1185話で明らかになったドミリバーシの恐ろしさは、エスペリア王国にとどまらない。</p>
<p>これまでの本誌の展開を振り返ると、**イム様がこの力をいかに歴史の裏側で繰り返し使ってきたか**が浮かび上がってくる。</p>
<p>第1150話（ブロギーの悲劇）</p>
<p>エルバフの伝説的戦士ブロギーに、魔法陣を通じてイム様がドミリバーシを発動。背中に悪魔の翼が生え、自我を失ったブロギーは不死身の肉体と化して仲間に向かって攻撃を始めた。エルバフ最強クラスの戦士すら、この能力の前には人形同然になることを証明した衝撃のシーンだった。</p>
<p>第1163話（ゴッドバレーの真実）</p>
<p>「最強の海賊」と呼ばれたロックス・D・ジーベックすらも黒転支配の犠牲に。覇王色の覇気を極め、四皇さえも従えた伝説の男が、自我を上書きされ操り人形と化した。ロジャーとガープが共闘してでも止めなければならないほどの脅威となった——というのが、ゴッドバレーの真相だとすれば、世界政府の「黒幕としての手腕」が改めて浮き彫りになる。</p>
<p>**そして今回（第1185話）**</p>
<p>10代のシュリ姫に発動。力もなく、覇気もほぼ持たない少女が「標的」とされたのは、「強者への対抗手段」としてではなく「最大の残酷さを演出するための道具」としてドミリバーシが使われたことを示している。</p>
<p>この能力は「強者を倒すため」だけに使われるのではない。**「最も傷つく形で、最も残酷に使う」**という、イム様の歪んだ支配の哲学が透けて見える。</p>
<p>### 4-2. ルフィがドミリバーシを無効化できた理由と、シュリ姫との違い</p>
<p>第1178話において、ルフィとロキにドミリバーシが仕掛けられた際、二人はこれを完全に無効化した。</p>
<p>「表裏のないルフィには反転が効かない」「覚醒したニカ（解放の戦士）には支配が及ばない」——これがドミリバーシへの最大の「答え」として描かれた。</p>
<p>ここで重要な疑問が生まれる。**「なぜシュリ姫はルフィのように無効化できなかったのか」という問いだ。**</p>
<p>答えはシンプルだ。ルフィには「ニカ」としての覚醒があり、ゴムゴムの実の力がドミリバーシの浸透を弾き返した。そしてルフィの人格には「表裏がない」——つまり、「反転させるべき内面の矛盾や葛藤」が存在しなかった。</p>
<p>一方のシュリ姫は当時、「父を深く愛していながら、王国が滅ぼされていく無力感と恐怖の中にいた」という、**「愛情と絶望が同時に存在する状態」**にあった可能性が高い。</p>
<p>ドミリバーシはその「矛盾する感情の隙間」に入り込み、愛情を殺意へと反転させたのではないか。</p>
<p>純粋で無垢であればあるほど、しかし弱く傷ついた状態であれば——この能力に対して最も無防備になる。それがシュリ姫の悲劇の本質かもしれない。</p>
<h3><span id="toc11">イム様にとっての「ドミリバーシ」の意味</span></h3>
<p>ここで少し大きな視点から考えたい。</p>
<p>イム様はなぜ、直接「火焔星」などの武力で国を滅ぼすだけでなく、ドミリバーシという「精神支配」の能力を持つのか。</p>
<p>私はこれが、「物理的な支配」と「精神的な支配」の両輪という、イム様の支配哲学を体現しているからだと思う。</p>
<p>国を焼けば「強大な敵に滅ぼされた」という物語が生まれる。しかし、「内側から崩壊した」「愛する者が愛する者を殺した」という物語を作れば、人々は「その国の悲劇は自業自得だった」という誤った歴史認識を持つ。</p>
<p>ドミリバーシは武器ではなく、**「歴史を書き換えるための道具」**だ。</p>
<p>エスペリア王国が「娘に父が殺された王国」として歴史に刻まれれば、誰もその国の「正しさ」を語ろうとしなくなる。世界政府の陰謀は永遠に隠蔽され、ルーヴェン国王の意志は人々の記憶から消える。</p>
<p>これがイム様の本当の恐ろしさだ。</p>
<h2><span id="toc12">記憶喪失と「軍子」への変貌｜シュリ姫に行われた人格の書き換え</span></h2>
<h3><span id="toc13">「シュリ」という名前を奪われた意味</span></h3>
<p>現在エルバフに現れた「軍子」。その名前が何を意味するかを、改めて考えてみよう。</p>
<p>「軍子」——軍の子供、あるいは軍の駒。</p>
<p>これは名前ではない。「役割（機能）を示す記号」だ。</p>
<p>本来の名「シュリ（Suri）」は、その意味が何であれ、「一人の個人」としてのアイデンティティを持つ名前だ。それを奪い、「軍子」という無機質な役割の名前を与えることで、世界政府は彼女の「個人としての存在」を完全に抹消しようとした。</p>
<p>バーソロミュー・くまが「PX-0」という番号で呼ばれるようになったこと、ロビンが「悪魔の子」と呼ばれ続けたことと同じ文脈だ。人から名前を奪うことは、その人の人格と歴史を奪うことだ。</p>
<p>ワンピースにおいて「名前」は魂の核心だ。ルフィが仲間の名前を呼ぶことへの圧倒的な拘りも、この文脈で理解できる。シュリ姫が「シュリ」として名前を呼ばれた時——それが彼女の魂を取り戻すための一歩になるのではないか。</p>
<h3><span id="toc14">70年以上にわたる「心の閉じ込め」の壮絶さ</span></h3>
<p>ここで計算してみよう。</p>
<p>エスペリア王国が滅んだのは、現在から約70〜80年前と推定される（ブルックが骨になってから50年以上＋その前の海賊生活の期間などを踏まえて）。</p>
<p>つまりシュリ姫の本来の人格は、**70年以上もの間、「軍子」という名の暗闇の中に閉じ込められている可能性がある。**</p>
<p>70年間。</p>
<p>ルフィたちが知り合ってから数年。ハイルディンがハラルドの真実を知るまでの時間。私たちが生きてきた人生のほぼすべてに相当する時間を、彼女は「自分の意思とは無関係に、冷酷な兵器として動かされ続ける」という地獄の中で過ごしてきた。</p>
<p>これはブルックの「50年間の白骨の孤独」と対をなす悲劇だ。ブルックは「誰もいない霧の中での孤独」を生き延びた。シュリ姫は「誰かの意志に動かされながら、自分の意志を叫べない暗闇」の中で生き続けた。</p>
<p>どちらが辛いかを比べることに意味はない。しかし、この二つの孤独が「エスペリア王国の悲劇」という一つの根から生まれていることは、重要な事実だ。</p>
<h3><span id="toc15">「記憶喪失」の二種類を区別する</span></h3>
<p>「軍子はかつての記憶を失っている」という描写には、慎重に向き合う必要がある。</p>
<p>ワンピースにおける「記憶の消失」には、大きく二種類がある。</p>
<p>①完全な消去（書き換え）：元の記憶が物理的に存在しなくなる状態。プリンのメモメモの実による記憶改ざんはこれに近い。</p>
<p>②アクセス不能（封印）：記憶は存在するが、本人がアクセスできない状態。ドミリバーシによる人格封印はこちらの可能性が高い。</p>
<p>「アクセス不能」であれば、適切な刺激——例えば特定の音楽、匂い、感情の揺れ——によって、封印された記憶が解放される可能性がある。</p>
<p>脳科学的にも、音楽は記憶の中で最も消えにくい形式の一つだ。アルツハイマー型認知症の患者が、幼い頃に親しんだ歌を聴いた瞬間に、失われたと思われた記憶を取り戻すことがある——という現象は実際に報告されている。</p>
<p>ブルックの音楽が「カギ」になりうる理論的根拠は、こうしたリアルな人間の記憶のメカニズムからも支持されている。</p>
<h2><span id="toc16">なぜシュリ姫だったのか？世界政府の真の狙いと悪魔の因果</span></h2>
<h3><span id="toc17">「ただころす」より「利用する」という世界政府の発想</span></h3>
<p>エスペリア王国を滅ぼした後、世界政府にとって最も「都合の悪い存在」は何だろうか。</p>
<p>それは、「この滅亡が政府の陰謀だったことを証言できる生存者」だ。</p>
<p>ルーヴェン国王は死んだ。キャンデルの消息は不明。ブルックは海へ出た。</p>
<p>残ったのはシュリ姫だ。彼女こそが、エスペリア王国の「最後の正統な証人」であり、世界政府にとっての「最も危険な生存者」だった。</p>
<p>だから「ころす」という選択は取らなかった。**殺せば「殺された王女」の物語が生まれる。それは反政府感情の種になる。</p>
<p>しかし、「神の騎士団の一員として世界政府のために戦う王女」を作れば、その物語はまったく別の意味を持つ。反政府のシンボルになりうる存在を、「最も強力な親政府の武器」へと変える——これが世界政府の真の狙いだった。</p>
<h3><span id="toc18">シュリ姫の「素質」について</span></h3>
<p>もう一つの可能性として、**シュリ姫がドミリバーシに「特別な適合性」を持っていた**という仮説がある。</p>
<p>ブロギーはエルバフの伝説的戦士（古代巨人族の可能性）。ロックスは最強の海賊。そしてシュリ姫は——若年にして剣術で5カ国の王子を退けた、キャンデルの血を引く天才剣士。</p>
<p>ドミリバーシが「強靭な肉体または意志を持つ者ほど、能力発動後の戦力が高くなる」という性質を持つなら、シュリ姫はその「最適な宿主」だった可能性がある。</p>
<p>また、「ルーヴェン国王とシュリ姫の双方に同時に翼と角が生えた」という描写は重要だ。一つの発動源から、複数の対象に同時にドミリバーシが及んだということを示唆している。あるいは、二人の間の「感情的な繋がりの深さ」が、能力の伝播を可能にしたのかもしれない。</p>
<p>親子の愛情の絆を、能力の「回路」として利用する——ドミリバーシの残酷さはここにも現れている。</p>
<h3><span id="toc19">「天竜人が牙を剥いた王族を盾として利用する」という歪んだ構図</span></h3>
<p>最後に、この構図の象徴的な意味を考えたい。</p>
<p>天竜人たちは、自分たちに正面から抵抗したエスペリア王国の王族の血筋を、皮肉にも「最強の護衛」として使っている。</p>
<p>反逆者の子孫が、反逆者を狩る道具になる——これは単なる「悪の組織の効率的な人材活用」ではない。**「支配に逆らうことの無意味さ」を世界に見せつける、イム様の哲学の体現**だ。</p>
<p>「どれほど抵抗しても、最終的には我々のものになる」というメッセージ。</p>
<p>この構図に一撃を喰らわせることが、ルフィたち麦わらの一味の存在意義に直結している。</p>
<h2><span id="toc20">良いところ・悪いところ3選深掘り｜1185話の「悲劇演出」を評価する</span></h2>
<h3><span id="toc21">良いところその1</span></h3>
<p>今話の最大の評価ポイントは、**「7歳→14歳→父殺し」というシュリ姫の成長の記録が、悲劇の深さを直接決定している**という構成の完璧さだ。</p>
<p>もし1183話・1184話でシュリ姫のキャラクターが描かれていなければ、1185話の「父殺し」はただの「衝撃のシーン」で終わっていた。しかし、親バカ父が巨大なフォークを振り回す笑えるシーン、14歳で5カ国の王子を撃退する勇ましいシーン——これらが積み重なっているからこそ、「父殺し」は読者の胸を深く抉る「痛み」になる。</p>
<p>「好きにさせてから奪う」というワンピースのお家芸が、今話でも完璧に機能している。</p>
<h3><span id="toc22">良いところその2</span></h3>
<p>「愛情を殺意に反転させる」という能力設定の巧みさについて、改めて評価したい。</p>
<p>単純な「洗脳」や「操り人形化」では、シュリ姫のドラマ的な深さが半減する。しかし「反転」という要素があることで、**「最も深く愛していたから、最も深く傷つける凶器になった」**という逆説的な悲劇が生まれる。</p>
<p>この「愛情の深さが悲劇の深さに直結する」という構造は、ワンピースが一貫して描いてきた「絆の強さと脆さ」というテーマと完璧に共鳴している。</p>
<h3><span id="toc23">良いところその3</span></h3>
<p>7歳の時に「パパ大好き」と父に飛びついていた少女が、70年後に「感情のない冷酷な暗殺者」として立っている——このギャップの演出が、読者の心に深い後味を残す。</p>
<p>しかもそのギャップは「本人の変化」ではなく「外部からの強制」によるものだという事実が、怒りとやるせなさを同時に呼び起こす。これがワンピースにおける「真の悪役描写」だ。悪いのはシュリ姫ではない。悪いのは彼女をそうしたシステムだ。</p>
<h3><span id="toc24">悪いところその1</span></h3>
<p>今話最大の不満点は、シュリ姫がドミリバーシにかかった「具体的な状況」が描かれていないという点だ。</p>
<p>「翼と角が生えている状態で父を刺している」というラスト一コマは衝撃的だが、「どの時点でドミリバーシが発動し、彼女の意識がどのように変化したのか」が描写されていない。</p>
<p>マリージョアで直接イム様に接触したのか？エスペリア王国滅亡の戦争中に戦場で発動したのか？それとも捕虜として捕まった後に施されたのか——この経緯が不明なまま「結果」だけを見せられると、能力の理解が「推測」の域を出ない。</p>
<p>もちろん、今後の回想や別の視点からの描写で補完される可能性はあるが、1185話単体で見ると「引っ張りすぎ」の印象がある。</p>
<h3><span id="toc25">悪いところその2</span></h3>
<p>エスペリア王国の悲劇を語る上で、**キャンデル王妃の消息が全く明かされていない**という問題がある。</p>
<p>ルーヴェン国王はシュリ姫に殺された。ブルックは海へ出た。では、最強の護衛戦団長であり王妃であるキャンデルは、一体どうなったのか？</p>
<p>生死すら不明なまま話が進んでいる点は、読者として大きな疑問が残る。彼女が「もう一人の軍子」になっているのか、それとも早くに亡くなったのか——この謎への言及が1185話に一切ないのは、物語の整合性としてやや不親切だ。</p>
<h3><span id="toc26">悪いところその3</span></h3>
<p>現在の「軍子」が「完全に意識を奪われた人形」なのか、「意識は残っているが行動を制御されている状態」なのか——この重要な区別が、今話の時点では明確でない。</p>
<p>エルバフ編でブルックと対峙した際の「軍子」の描写を見ても、彼女の内面状態は分からない。「ブルックの音楽が呪縛を解く」というシナリオが成立するには、「まだ内側に本来の意識がある」という前提が必要だ。</p>
<p>この前提が作中で明確に示されていないため、「音楽で救われる展開」が説得力を持つかどうかが、現時点では確定的に言えない状態になっている。今後の描写での明確化を強く期待したい。</p>
<h2><span id="toc27"> 今後の展開考察｜ブルックの音楽が呪縛を解く「救済のシナリオ」</span></h2>
<h3><span id="toc28">ブルックが剣を収める瞬間</span></h3>
<p>現在、エルバフでブルックは「軍子」と対峙している。彼の手には仕込み杖がある。</p>
<p>しかし私は確信している。この戦いの本当の決着は「剣」ではない。</p>
<p>ブルックが軍子の正体を「シュリ姫だ」と確信する瞬間が来る。その確信は、何によってもたらされるか？</p>
<p>可能性は二つある。</p>
<p>一つ目は、軍子の剣術スタイルだ。シュリ姫はキャンデルと、そしてブルック自身に剣を習った。その動きに「エスペリア流の剣術」の片鱗があれば、骸骨の音楽家には分かるはずだ。</p>
<p>二つ目は、軍子が無意識に「何かに反応する」瞬間だ。例えばブルックが戦闘中に口ずさんだメロディに、軍子の動きが一瞬止まる——というような。</p>
<p>そしてブルックが確信した時、彼は剣を収め、バイオリンを手に取る。</p>
<h3><span id="toc29">「ビンクスの酒」が持つ力の理論的背景</span></h3>
<p>なぜ「ビンクスの酒」がドミリバーシの呪縛を解けるのか、具体的なロジックを考えよう。</p>
<p>ドミリバーシが「愛情を反転させて殺意に変える」能力なら、その解除条件は**「元の愛情の記憶を、反転を上回る強度で呼び覚ます」**ことだと推測される。</p>
<p>「ビンクスの酒」はシュリ姫にとって、単なる歌ではない。それはブルックと共に笑い合った時間の記憶であり、父ルーヴェンが「ヨホホホ！」と豪快に笑っていたエスペリア王国の空気そのものだ。</p>
<p>人間の記憶において、音楽と結びついた感情記憶は、他の種類の記憶と比べて圧倒的に消えにくい。70年が経過しても、ある音楽を聴いた瞬間に「あの頃の感情」が鮮烈に蘇ることは、現実の人間でも起こる。</p>
<p>ドミリバーシが封印している「本来の愛情」が、ブルックの奏でる「ビンクスの酒」によって共鳴し、封印の隙間を割って表に出てくる——。</p>
<p>この「音の記憶による封印解除」というシナリオは、感情的にも論理的にも、最も美しい決着の形だ。</p>
<h3><span id="toc30">ブルックが「シュリ」と名前を呼ぶ瞬間の力</span></h3>
<p>もう一点、展開上の重要なポイントを指摘したい。</p>
<p>ブルックが「軍子」ではなく「シュリ」と名前を呼ぶ瞬間の力だ。</p>
<p>ルフィが人の名前を呼ぶことに異常なこだわりを持っているのは、名前が「その人の存在の核心」だからだ。「軍子」という機能名ではなく、「シュリ」という個人名を呼ばれた時——封印された人格にとって、それは最も強力な「自分はここにいる」という確認になる。</p>
<p>「シュリ！！お前は軍子なんかじゃない！！エスペリア王国の王女、シュリだ！！」</p>
<p>ブルックが骨だけの顔でそう叫ぶシーンを、私は今から想像して涙が出そうになっている。</p>
<h3><span id="toc31">ブルックとシュリ姫の「本当の再会」が意味するもの</span></h3>
<p>もしブルックの音楽がシュリ姫の魂を解放できたなら、その瞬間に起きることを想像してほしい。</p>
<p>70年以上ぶりに「シュリ姫」として目覚めた彼女が、最初に見るのは——白骨化したブルックの顔だ。</p>
<p>しかし彼女はすぐに分かるはずだ。その骸骨が、かつて自分に剣を教え、音楽を聴かせ、一緒に笑ってくれた「ブルック」だと。</p>
<p>70年間の暗闇。父を「強制的に」刺したという記憶。自分が何者なのかすら分からなかった時間。</p>
<p>それらすべてが、ブルックの「ヨホホホ！」という骸骨笑いとともに解け始める瞬間——これは間違いなく、ワンピース史上でも屈指の感情的シーンになるはずだ。</p>
<h3><span id="toc32">「エスペリア王国のスター」としてのブルックの完成</span></h3>
<p>今から81年前、ゴミ捨て場で瀕死の状態だったブルックを拾い上げた大人たちは言った。</p>
<p>「エスペリアにスターが生まれるぞ！」</p>
<p>あの言葉が、エルバフの地で現実になる日が来る。</p>
<p>90歳となり、50年の地獄の孤独を越えて麦わらの一味のソウルキングとなった今のブルックならば、王が最も愛した娘の「魂」を、絶望の深淵から救い出すことができる。</p>
<p>ルーヴェン国王が守り切れなかったものを、ブルックが70年越しに完成させる。</p>
<p>その瞬間こそが——エスペリア王国の本当の「夜明け」だ。</p>
<h2><span id="toc33">まとめ｜70年越しの魂の再会へ</span></h2>
<p>1185話が描いたシュリ姫の悲劇は、単なる「衝撃の展開」ではない。</p>
<p>それは「愛情が深ければ深いほど、残酷な武器になる」というドミリバーシの性質と、「抵抗する者の血を最強の盾として利用する」という世界政府の邪悪な哲学が交差した、構造的な悲劇だ。</p>
<p>シュリ姫は悪くない。ルーヴェン国王は悪くない。ブルックは悪くない。</p>
<p>悪いのは「天上金」というシステムを使って国を貶め、「ドミリバーシ」という能力を使って魂を奪い、すべてが「最初から詰みだった」という絶望を設計した、世界政府という巨大な悪意だ。</p>
<p>しかし、その絶望に対するカウンターはすでに用意されている。</p>
<p>70年前に奪われた音楽を取り戻すために、骸骨の音楽家が今日もバイオリンを弾いている。</p>
<p>エルバフの空に「ビンクスの酒」が響き渡る日——それはきっと、私たちが今まで読んできたワンピースの中で、最も美しく涙なしでは見られないシーンになるだろう。</p>
<p>次話以降の展開から、目が離せない。</p>
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		<title>尾田栄一郎ドS！イム様とバトルの前にブルックの過去回想編突入！エルバフ編過去回想何回やるの？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[宇津井]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 26 May 2026 13:17:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★漫画ネタバレ感想★]]></category>
		<category><![CDATA[週刊少年ジャンプ]]></category>
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		<category><![CDATA[ブルック]]></category>
		<category><![CDATA[ワンピース]]></category>
		<category><![CDATA[尾田栄一郎]]></category>
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		<category><![CDATA[過去回想]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>最終章に突入し、世界の謎の核心である「イム様」の動向や最高権力との激突など、物語はかつてない最高潮のボルテージを迎えています。毎週の連載をリアルタイムで追いかける読者にとって、一瞬たりとも目が離せない怒涛の展開が続く中、 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://xn--p8j0cs34kugsi0q.co/9744">尾田栄一郎ドS！イム様とバトルの前にブルックの過去回想編突入！エルバフ編過去回想何回やるの？</a> first appeared on <a href="https://xn--p8j0cs34kugsi0q.co">漫画ネタバレ感想通信</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>最終章に突入し、世界の謎の核心である「イム様」の動向や最高権力との激突など、物語はかつてない最高潮のボルテージを迎えています。毎週の連載をリアルタイムで追いかける読者にとって、一瞬たりとも目が離せない怒涛の展開が続く中、今週の最新話を中心とした描写がSNSやレビューサイトで大きな波紋を呼んでいます。</p>
<p>約7ヶ月という、作中歴代最長とも言われる壮絶な過去回想がようやく幕を閉じ、「いよいよ本編で最終決戦が本格化するか！」と誰もが拳を握りしめたその瞬間、突如として始まったのがブルックの新たな過去回想編でした。劇中では一刻を争う緊迫した局面にあり、ジンベエから「時間がないから軍子を生かすかこ&#x26aa;︎すか早く決めろ」と鋭く決断を急かされている真っ最中。</p>
<p>にもかかわらず、堂々と長話をスタートさせてしまう尾田栄一郎大先生。読者の間では「また回想に入るのか」「話が進まなくてつまらない」といった困惑の声も上がっています。本記事では、早く本編のバトルが見たいと焦る読者の本音に寄り添いつつ、なぜ尾田栄一郎先生がこのタイミングでこの描写を挟んだのか、その構造的な意図を冷静に徹底解剖していきます。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-none toc-center tnt-none border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ul class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">尾田栄一郎のドSっぷり！また過去編をスタートさせる</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">一刻を争う決断の現場の中での回想</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">読者の本音と焦燥感</a></li></ul>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">尾田栄一郎のドSっぷり！また過去編をスタートさせる</span></h2>
<blockquote class="twitter-tweet">
<p lang="ja" dir="ltr">【悲報】『ワンピース』最新話、約7ヶ月に及ぶ歴代最長の回想が終わった途端、再び◯◯◯の回想に突入して読者絶望ｗｗｗｗｗ <a href="https://t.co/yxR3PLYPG7">https://t.co/yxR3PLYPG7</a></p>
<p>&mdash; はちま起稿 (@htmk73) <a href="https://twitter.com/htmk73/status/2059049136800809278?ref_src=twsrc%5Etfw">May 25, 2026</a></p></blockquote>
<p> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script><br />
物語が大きく前進すると確信した直後のタイミングで、間髪入れずに「ブルックの過去回想」へと突入した連載の過酷なタイムラインは、多くのファンに文字通りの「精神的パニック」とも言える強烈なインパクトを与えました。</p>
<p>そもそも、直前まで描かれていた過去エピソードは、ロキの出生の秘密や、伝説の「ゴッドバレー事件」における神の騎士団やロックス海賊団の因縁までをも巻き込んだ、極めて濃密かつ膨大なものでした。週刊連載のペースで実に約7ヶ月間。現実世界の季節が二つも変わるほどの長い時間をかけてじっくりと紡がれたその回想は、単行本にして丸々1〜2巻分に相当する、作中歴代最長クラスのスケールを誇っていたのです。</p>
<p>読者は毎週、この試練を乗り越えた先には、現代のルフィたちが世界政府をぶっ飛ばすカタルシスが待っているはずだという唯一の希望を支えにページをめくってきました。カメラは待望の「現代の戦場」へと帰還したのです。読者全員が「さあ、お待たせ。ここからが最終章の本当のクライマックスだ！」とボルテージを最高潮に跳ね上げ、シートベルトを締め直したことは言うまでもありません。</p>
<p>しかし、そこに待っていたのは、尾田栄一郎先生が仕掛けたあまりにも非情でドSな「トラップ」でした。</p>
<p>現代の空気を吸ったのも束の間、今週の連載で私たちの目に飛び込んできたのは、まさかの「ブルックの過去回想スタート」という衝撃の展開。前回の壮大なドラマを脳内で咀嚼し、ようやく現代のタイムラインに意識をアジャストさせたばかりの読者にとって、この間髪を入れないスピードでの“2連続回想”は、完全に想定外のカウンターでした。ネット上やSNSでは、驚きと困惑が入り混じった叫びが響き渡り、「嘘だろ、やっと終わったと思ったのに！」「尾田先生、読者を焦らす天才すぎる」「これぞ地獄の回想コンボ」といった声が溢れかえる事態となっています。</p>
<p>毎週、15ページ前後の限られたボリュームを1週間待ち続けている読者にとって、物語の時間が再び「過去」へと巻き戻されることは、せっかく走り出したジェットコースターが急ブレーキをかけられ、バックヤードへと連れ戻されるような感覚に等しいものです。ブルックというキャラクターが持つ深い魅力や、彼が秘めているであろう新たな過去の重要性を十分に理解しつつも、この連載の過酷な時間軸の波に揉まれるファンにとっては、「感情の置き所がわからない」ほどの目眩を覚える、まさに歴史的な「事件」として記憶に刻まれることになりました。</p>
<h2><span id="toc2">一刻を争う決断の現場の中での回想</span></h2>
<p>作中において、現在の戦況は一刻の猶予も許されない、文字通りの「1分1秒を争う極限状態」として描写されています。その緊迫感を誰よりも肌で感じ、一味の舵取り役として冷静に現実を突きつけているのがジンベエです。彼は周囲に対して「時間がないから軍子を生かすか殺すか早く決めろ」と、極めて冷徹かつ合理的な判断を鋭く迫っています。</p>
<p>この時のジンベエの言葉は、単なる劇中のセリフに留まらず、今まさに物語の最終盤を目撃し、一分一秒でも早く先を読みたいと願う「読者の焦燥感」を100%代弁したものでした。敵の追撃、崩壊する足場、刻一刻と迫る世界の破滅――画面全体からヒリヒリとした緊張感が漂い、誰もが息を呑んで「次の瞬間に下される血の決断」を凝視していたはずです。</p>
<p>しかし、その緊迫しきった戦場のド真ん中で、文字通りすべてを置き去りにするほどの「圧倒的な不条理」が炸裂します。</p>
<p>ジンベエからナイフを突きつけられるような勢いで決断を急かされているにもかかわらず、ブルックは焦る素振りすら見せず、まるで自宅のサロンで紅茶でも淹れ直すかのような驚異的なマイペースさで、堂々と自身の過去話をスタートさせてしまったのです。このシーンが画面にもたらした温度差は、あまりにも強烈で、シュールとしか言いようがありません。</p>
<p>周囲の状況は火の海であり、メタ的にも直前まで約7ヶ月もの間、過去の重いドラマを見せられてきたばかり。普通であれば「ここは打てば響くようなスピード展開で、即座にアクションを起こすべき局面」です。そこに、骨だけにカラリとしたユーモアと、どこか浮世離れしたテンポ感を持つブルックの回想が強引に割り込んでくる。この描写は、ジンベエが必死に構築しようとしていた「緊迫したプロット」を根底から揺るがし、良い意味での違和感を読者に植え付けました。</p>
<p>一味の誰もが冷や汗を流し、読者もスマホやジャンプを握る手に力を込めている中で、一人だけ時間の流れが歪んでいるかのように過去を語り出すガイコツ。この徹底した「空気の読まなさ」と、それを許容してしまうワンピースという作品の懐の深さに、読者は困惑しながらも思わず吹き出さざるを得ません。現実的な正論を叫ぶジンベエと、その正論を優雅にいなして過去へと旅立つブルック。この二人が生み出した強烈なコントラストは、最終章というシリアスな局面だからこそ、より一層そのシュールな面白さを際立たせる結果となっています。</p>
<h2><span id="toc3">読者の本音と焦燥感</span></h2>
<p>現在、ワンピースの最前線で描かれているのは、世界の最高権力、五老星、そして虚の玉座に座る謎の存在「イム様」の動向という、20年以上の連載の中で積み上げられてきた「歴史の最深部」です。物語の根幹を揺るがす大バトルの火蓋が切って落とされようとしている今、全読者の注目と興奮は完全にこの「頂上決戦」へと向けられています。</p>
<p>それだけに、この最高潮のボルテージの最中に差し込まれたブルックの回想に対して、読者が抱く「どうか1話でスッキリ終わってくれ！」という願いは、切実という言葉すら生ぬるいほどリアルで切実なものです。</p>
<p>もちろん、読者はブルックというキャラクターを決して軽視しているわけではありません。ルンバー海賊団との約束、ラブーンとの絆、そして50年という想像を絶する孤独を生き抜いてきた彼の過去がどれほど美しいものであるかは、誰もが知っています。今回の新たな回想にも、「彼の過去にまだ語られていない重大な秘密があるのかもしれない」という知的な期待や愛着は確かに存在しているのです。</p>
<p>しかし、それを差し引いても、現在の「イム様との決戦が見たい」という熱量があまりにも巨大すぎるのが本音です。</p>
<p>毎週、最新話の1話を心待ちにし、文字通り1週間を生きる糧にしているリアルタイム読者にとって、ここでの「回想の長期化」は精神的なお預け状態が続くことを意味します。「ここでまた数ヶ月、現代の戦いがストップしてしまうのか……？」「イム様の謎が解き明かされるのは一体いつになるんだ……？」という焦燥感は、週刊連載を追うファンだからこそ生じるリアルな苦悩です。戦場の真っ只中でジンベエが叫んだセリフは、まさに私たちの「早く本編の戦いを見せてくれ！」という魂の叫びそのものでした。</p>
<p>読者が今切に願っているのは、ブルックの鼻唄三丁・矢筈斬りのような、圧倒的なスピード感です。今週始まったこの過去話が、どうか間延びすることなく、次の一手、あるいは目の前の命である「軍子」の運命を決めるための決定的なピースとして、サクッと最小限の話数で切り上げられること。そして、再び本編が世界の夜明けをかけた大激闘へと戻ってくることを、世界中のファンが祈るような気持ちでジャンプの誌面を見つめています。</p>
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