「ケントゥリア、気になってるんだけど検索したら『つまらない』って言葉が出てきて一気に読む気が失せた」。そんな経験、ない?正直に言うと僕も同じだった。ジャンプ+で連載中のこの作品、絵柄も設定もどこか独特で、読む前にネットの評価を確認したくなる気持ちはめちゃくちゃ分かる。せっかく時間を使って読むんだから、ハズレは引きたくないもんね。
実際、僕らが新しい漫画を読み始めるとき、無意識に検索窓に「タイトル つまらない」とか「タイトル 評価」って打ち込んでること、結構あるよね。特にスマホでサクッと隙間時間に読む漫画を探しているときほど、そのひと手間を惜しみたくないものだ。時間もお金も限られてるからこそ、失敗したくないという気持ちは当然だと思う。ただ、ネットの評価ってポジティブな声とネガティブな声が入り混じって表示されるから、結局「で、どっちなの?」ってモヤモヤしたまま終わってしまうことも多い。
だからこの記事では、ネット上に散らばってる「つまらない」って声と「面白い」って声、その両方を包み隠さずフラットにまとめてみることにした。良いところも気になるところも正直に並べるから、読み終わる頃には自分がこの作品を読むべきタイプかどうか、はっきり判断できるようになってるはず。ネタバレは最小限に抑えつつ、あくまで評価の傾向にフォーカスして解説していくので、これから読もうか迷っている人はぜひ最後まで付き合ってほしい。それじゃ前置きはこのくらいにして、さっそく事実ベースで見ていこう。
「つまらない」と言われる理由(序盤の展開の重さやグロテスクな表現の事実)
━━━━━━━━━━━━━
『#ケントゥリア』
全話無料キャンペーン⚔️
━━━━━━━━━━━━━第100話更新を記念して、
本日から2週間限定で💥全話無料開放💥いま最高に熱いダークファンタジーを、ぜひこの機会にご一読ください‼️https://t.co/U4PhuHkemT pic.twitter.com/e9FYtmLKMh
— ケントゥリア【公式】 (@Centuria_JP) August 23, 2026
まず結論から言うと、ケントゥリアが「つまらない」と評価される理由は、作品の質そのものというより「合う人と合わない人がはっきり分かれる作風」であることに起因している部分が大きい。ここでは実際にどんな声が上がっているのか、具体的に見ていこう。
そもそもケントゥリアってどんな作品?
評価の話に入る前に、簡単に作品の基本情報をおさらいしておこう。ケントゥリアは暗森透による漫画で、少年ジャンプ+にて2024年4月から毎週月曜更新で連載されているダークファンタジー作品だ。自由を求めて奴隷船に密航者として潜り込んだ少年ユリアンが、身重の女性ミラをはじめとする奴隷たちと関わっていく中で、呪われた海域で異形の存在「海」に遭遇し、他の奴隷100人分の力と命を託されるところから物語が本格的に動き出す。
以降、ユリアンはミラの娘ディアナを守り、幸せにすることを誓いながら、過酷な世界を生き抜いていくことになる。単行本もすでに9巻以上刊行されており、連載開始から着実にファンを増やし続けている作品だ。
ちなみに「ケントゥリア」というタイトルは、古代ローマで使われていた「百人隊」を意味する言葉に由来していて、ユリアンが100人分の奴隷たちの命と力を託されたという物語の核心部分としっかりリンクしている。こういう細部まで練り込まれたタイトルの付け方一つとっても、作り込みの丁寧さが伝わってくる。ちなみにこの作品は暗森透にとってのデビュー作でもあり、「次にくるマンガ大賞」でも2024年に7位、2025年には2位にランクインするなど、着実に評価を積み上げてきている。この基本情報を踏まえたうえで、ここから評価の中身を見ていこう。
奴隷制度を描く序盤の空気の重さ
物語は、自由を求めて奴隷船に密航者として潜り込んだ少年ユリアンが、身重の女性ミラをはじめとする奴隷たちと関わっていくところから始まる。この序盤、奴隷という設定そのものがかなり生々しく描かれていて、船員による保険金目的の殺人が始まるなど、序盤からいきなり重い展開が続く。
少年漫画にありがちな「まず爽快なバトルで惹きつける」タイプの構成ではないから、軽い気持ちでページをめくった読者が「思ってたのと違う」と面食らってしまうケースは少なくない。ネット上でも、序盤の設定に対して「奴隷は資産のはずなのに扱いに矛盾がある」といった、リアリティの整合性に引っかかりを覚えたという意見が見られる。こういう細かい部分が気になってしまうタイプの読者にとっては、物語に入り込む前につまずくポイントになりやすい。
ただし、これは裏を返せば「丁寧に世界観を作り込もうとしている証拠」でもある。読み進めていくと、この重さが後々の伏線や人間ドラマに繋がっていることが分かってくるので、序盤だけで判断するのはちょっともったいない、というのが正直なところだ。
グロテスクな表現に対する好み・拒否感がはっきり分かれる
ケントゥリアには、呪われた海域に現れる異形の存在「海」や、死体から生み出される泥人形など、ホラーテイストの強い要素が数多く登場する。この手のビジュアル表現は、ダークファンタジー好きにはたまらない魅力になる一方で、グロテスクな描写が苦手な人にとってはそれだけで読むのがしんどくなる要因になる。
実際、読者の感想を見ていると「絵柄やサムネイルの雰囲気で敬遠していた」という声が想像以上に多い。表紙や扉絵からダークファンタジーというよりももっと過激な作品を連想してしまい、手に取る前に離脱してしまう人がいるようだ。中には「読んでみたら面白かった」と後から評価を覆すケースも多く報告されているのが興味深いところで、つまり「食わず嫌い」が評価を下げている側面も少なからずあるということになる。
絵柄の第一印象で損をしているという指摘
これは先ほどの点ともつながるけれど、ケントゥリアは絵柄の第一印象で敬遠されやすい作品だと言われている。少年ジャンプ+という激戦区の中で、パッと見のインパクトだけで判断されてしまうと、中身のクオリティの高さが正しく伝わらないまま素通りされてしまうことがある。
これは作品自体の「つまらなさ」というより、マーケティング的な取りこぼしに近い現象だ。実際にSNS上でも「潜在的なファン予備軍はまだまだ多いはず」という分析をしている読者もいるくらいで、絵柄の壁さえ越えれば評価が変わる可能性を秘めている作品だと言えそうだ。
中盤以降のバトル展開に対する単調さの指摘
もう一つ、つまらないという評価につながりやすいポイントとして挙げられているのが、中盤以降のバトル展開に関する意見だ。強すぎるキャラクターを早い段階で退場させてしまったり、一度倒したキャラクターを復活させる展開があったりと、バトルのテンポや緊張感の作り方に賛否が分かれている。
具体的には「ネクロマンサー的な異能を持つキャラクターがいると、敵が無限に湧いてくるように感じて緊張感が薄れる」といった声や、「せっかくの強敵をもっと引っ張ってから倒してほしかった」という声が見られる。こうした部分にテンポの悪さを感じてしまうと、どうしても「単調」という印象につながりやすい。長期連載作品にはよくある悩みではあるものの、ここは今後の展開次第で評価が変わってくる部分でもあるので、注視しておきたいポイントだ。
ネット上でよく見かける低評価コメントの傾向
実際にレビューサイトや掲示板を見比べてみると、低評価コメントには一定の傾向があることに気づく。多いのは「序盤で挫折した」というタイプの声で、これは前述した重い世界観やグロテスク表現が理由になっているケースがほとんどだ。次に多いのが「キャラクターの掘り下げが物足りない」という指摘で、登場人物が多くなってきた中盤以降、一人ひとりの心情描写にじっくり時間をかけられていないと感じる読者がいるようだ。
もう一つ興味深いのは、「絵柄からダークファンタジーというより違うジャンルを期待してしまい、実際の内容とのギャップに戸惑った」という声だ。これは作品の質そのものへの不満というより、期待値とのズレから来る評価の低さだと言える。つまり、こうした低評価の多くは「作品が合わなかった」というより「事前の想像と違った」ことが原因になっている部分が大きく、実際に中身をきちんと知ったうえで判断すれば印象が変わる可能性は十分にあるということだ。
第一話に潜む象徴表現に引っかかる人もいる
もう少し踏み込んだ視点の指摘として、第一話の展開を象徴的に読み解いたときに、母性や自己犠牲の描き方に引っかかりを覚えたという感想も存在する。ミラがユリアンを庇って犠牲になる流れを、都合よく美化された女性像として受け取ってしまい、少し複雑な気持ちになったという読者もいるようだ。
ただ、こうした感想を書いている人自身も、そのまま読み進めた結果「それでも面白いから困る」という結論に落ち着いているケースが多い。つまり、テーマの受け取り方に個人差はあるものの、それが読み続ける気持ちを削ぐほどの決定打にはなっていない、というのが実際のところのようだ。細かい部分まで深読みしてしまうタイプの読者ほど、序盤で立ち止まりやすい傾向がある、と覚えておくといいかもしれない。
独特な作風ゆえに好みが分かれる演出面
もう一点、正直に触れておきたいのが演出面での好みの分かれ方だ。読者の中には、他の名作ダークファンタジーと比較したうえで「期待していた路線と少し違った」という感想を持つ人もいる。個性的な体格差のあるキャラクターデザインや、恋愛描写の方向性など、王道の少年漫画とは一味違う要素が盛り込まれているため、想像していたテイストと違って戸惑ったという声も一部で見られる。
とはいえ、これも結局は好みの範囲内の話であって、こうした個性的な演出こそが唯一無二の魅力になっていると評価する読者も同じくらい多い。むしろ「他の作品にはない癖の強さ」がクセになって離れられなくなる、というのがケントゥリアらしいファンの付き方なのかもしれない。
ここまで見てきたように、「つまらない」という評価にはそれぞれちゃんとした理由がある。ただ、その多くは作品の欠陥というより、事前の期待値とのズレや、読者自身の好みの問題に近い部分が大きい。ここから先は、逆になぜこれだけ多くの人が「面白い」と評価しているのか、その理由を見ていこう。
「面白い」と評価される理由(先の読めないストーリーや魅力的なキャラクター)
ここまで「つまらない」と言われる理由を見てきたけれど、実はネット上での評価を見渡すと、圧倒的に「面白い」という声のほうが多いというのが正直な印象だ。ここからは、その理由を具体的に掘り下げていこう。
「面白く感じるはずがないのに、なぜか面白い」独特の構成力
ケントゥリアの魅力を語るうえで欠かせないのが、ストーリーの進み方や起伏、シーンの緩急のつけ方の独特さだ。実際に長期間追いかけている読者からも「面白く感じるはずがないのに、なぜか面白い」という不思議な感想が寄せられているくらいで、王道の少年漫画の型にはまらない構成が、逆に新鮮な読み心地を生み出している。
先の展開が読めそうで読めない、この予測不能感こそがケントゥリア最大の武器と言ってもいい。次にどんな伏線が回収されるのか、誰が本当は何を考えているのか、気になって続きを読まずにはいられなくなる中毒性がある。一度この構成のリズムにハマってしまうと、途中でやめられなくなる読者が多いのも納得できる。
感情移入せずにいられないキャラクターたちの物語
キャラクターの魅力も、ケントゥリアが高く評価されている大きな理由の一つだ。主人公ユリアンは、物語開始当初は無気力だった少年が、生きる目的と居場所を自分の力で手に入れていく過程が丁寧に描かれている。ミラの娘ディアナを幸せにすると誓い、家族を守るために奮闘する姿は、少年漫画の主人公としての王道の魅力を持ちながらも、どこか等身大の弱さも併せ持っていて感情移入しやすい。
実際に「あるエピソードで悲しさのあまり涙を流してしまった」という感想を寄せている読者もいるくらいで、それだけキャラクターの心情描写に説得力があるということだろう。バトルシーンの派手さだけでなく、こうした人間ドラマの積み重ねがしっかり評価されているのが、この作品の底力だと思う。
個性的で目が離せない敵キャラクターたち
ケントゥリアの面白さを支えているのは主人公サイドだけじゃない。死体から泥人形を生み出す異能を操る敵キャラクターや、謎めいた雰囲気をまとった「天弓の階層」に所属するキャラクターたちなど、敵側の造形も非常に凝っている。ジャンプ+の公式アカウントでも定期的にキャラクター人気投票が開催されるほどで、味方だけでなく敵キャラクターにもしっかりファンがついているのが分かる。
単純な悪役として描かれるのではなく、それぞれに譲れない信念や過去の因縁が用意されていて、読み進めるほどに「実はこのキャラクターにも同情できる部分がある」と感じさせられる場面が多い。善悪がはっきり分かれていない人間味のある敵キャラクター造形も、飽きずに読み続けられる理由の一つになっている。
異能バトルの応用力の高さ
バトル漫画としての完成度の高さも見逃せないポイントだ。特に水を操る異能は応用の幅が広く、単純な攻撃手段としてだけでなく、さまざまな場面で工夫を凝らした使い方が描かれている。あの人気作品の主人公が電気を神経伝達のスピードアップに応用したような、発想の転換を感じさせる異能バトルの見応えがあると評価する読者も多い。
こうした緻密な能力設定は、読み進めるほどに「あの伏線はこういうことだったのか」という発見につながりやすく、繰り返し読み返したくなる中毒性を生んでいる。単調という指摘がある一方で、こうした応用力の高さを評価する声も同じくらい多いというのが実情で、この温度差自体がケントゥリアという作品の懐の深さを表しているとも言える。
世界観の作り込みが生む没入感
ケントゥリアの世界では、人間が安全に暮らせる場所がごくわずかしかなく、大部分の土地は未知で畏怖の対象として描かれている。この「人類が世界の全てを理解しきれていない」という設定が、物語全体に独特の緊張感と神秘性を与えている。ユリアンたちが少しずつ拠点を広げ、家族を作り、生活の基盤を築いていく過程は、地味に見えて実はかなり丁寧に描かれているパートで、こういう積み重ねをきちんと描く姿勢に好感を持つ読者は多い。
派手なバトルシーンだけでなく、こうした生活基盤の描写や、村の一員として認められるための儀式といった細かいエピソードまで丁寧に拾っているからこそ、読者は自然とキャラクターに愛着を持てるようになる。この積み重ねがあるからこそ、後半のシリアスな展開やバトルシーンでの感情の振れ幅が大きくなり、結果として「なぜか涙が出た」という感想にもつながっているんだと思う。
公式にも評価されている実績のある作品
主観的な感想だけでなく、客観的な実績という面でもケントゥリアはしっかり結果を残している。「次にくるマンガ大賞2025」ではWeb漫画部門で堂々の2位を獲得しており、業界内でも次に来る作品として注目されている一本だ。ジャンプ+内でもキャラクター人気投票や全話無料キャンペーンが定期的に実施されるなど、編集部側からの後押しも厚い。
単行本も刊行が続いており、コミック配信サイトでのレビュー評価も高水準をキープしている。話題性だけが先行しているわけではなく、きちんと数字と評価がついてきている作品だということは、読むかどうか迷っている人にとって一つの安心材料になるはずだ。
ヒット作を手がけてきた編集者が担当している安心感
もう一つ、意外と見落とされがちなのが担当編集の実績だ。ケントゥリアは、これまでにも数々のヒット作を世に送り出してきた編集者が担当していると言われている。もちろん面白さを決めるのは最終的に作者と作品そのものだけれど、ヒットの再現性が高い座組で作られている作品だという情報は、初めて読む人にとって一つの安心材料になるはずだ。
こういう裏側の情報まで含めて評価すると、ケントゥリアは「たまたま話題になった」作品ではなく、狙って評価を積み上げてきた作品だということが見えてくる。表面的な人気投票やキャンペーンの多さも、こうした戦略的な土台があってこそだと考えると納得がいく。
実際の読者レビューから分かる、本作が刺さる人の特徴
ここまで「つまらない」派と「面白い」派、両方の意見を見てきたけれど、結局のところ大事なのは「自分がどちらのタイプに近いか」を知ることだ。ここでは実際の読者レビューの傾向から、本作が刺さりやすい人の特徴を整理してみる。
ダークファンタジーや重めの世界観が好きな人には間違いなく刺さる
奴隷制度や異形の存在、死と再生といった重厚なテーマが好きな人にとって、ケントゥリアはまさにど真ん中の作品だ。ハッピーエンドが約束されていない緊張感のある物語や、人間の残酷さと優しさが同居する世界観にワクワクできるタイプなら、間違いなく評価は「面白い」側に傾くはずだ。実際、ダークファンタジー好きの読者からは「面白くて堪らない」という熱量の高い感想が多く見られる。
絵柄で判断せず中身で判断できる人ほど満足度が高い傾向
先ほども触れた通り、ケントゥリアは絵柄やサムネイルの第一印象で損をしやすい作品だ。逆に言えば、パッと見の印象だけで判断せず、実際に数話読んでみようというフラットな姿勢を持っている人ほど、想像以上のクオリティに驚かされる傾向が強い。食わず嫌いをせずに一話目から読み進められる人にこそ、この作品の面白さはしっかり届く。
バトルの派手さより人間ドラマや世界観を楽しみたい人向け
ケントゥリアの本質的な魅力は、実は派手なバトル演出そのものよりも、キャラクター同士の関係性や、少しずつ明かされていく世界の謎にある。誰が誰を裏切るのか、失われた過去に何があったのか、そういう人間ドラマ的な部分にワクワクできるタイプの読者ほど満足度が高くなりやすい。逆にバトルの爽快感だけを求めていると、中盤のテンポに物足りなさを感じることもあるので、そこは事前に知っておいて損はないポイントだ。
王道少年漫画の軽快なテンポを求める人にはやや不向きな面も
一方で、王道の少年漫画らしいテンポの良さや、分かりやすい勧善懲悪のカタルシスを求めている人にとっては、ケントゥリアはやや読み応えが重く感じられるかもしれない。序盤の設定の重さや、中盤のバトル展開の起伏の付け方に好みが分かれる部分があるのは事実なので、そういう作風が苦手な人は、まず無料公開されている話数を試し読みしてから判断するのがおすすめだ。
序盤のモヤモヤを乗り越えた先にあるカタルシス
面白いことに、読者の感想を追っていくと「最初は違和感があったけど、読み進めるうちに評価が逆転した」というパターンが本当に多い。序盤で感じた設定への引っかかりや、絵柄への先入観が、話数を重ねるごとに伏線や人間関係の深さへの理解に変わっていき、気づけば続きが気になって仕方なくなっている、という声はSNS上でもよく見かける。
これはつまり、ケントゥリアが「一話目のインパクトで魅せるタイプ」の漫画ではなく、「じわじわ沼らせるタイプ」の漫画だということでもある。ジャンプ+内でのキャラクター人気投票や全話無料キャンペーンが定期的に盛り上がっているのも、こうした後から評価が上がっていくタイプのファン層が着実に増えている証拠と言えそうだ。序盤だけで判断を下すのはまだ早い、というのが多くの長期読者に共通する実感のようだ。
知名度のわりに評価が高いという逆転現象
もう一つ面白いのが、「話題になっている割に知名度が追いついていない」という指摘が繰り返し見られることだ。ダークファンタジー好きの読者からは「なぜもっと話題にならないのか不思議」という声すら上がっているくらいで、これは裏を返せば、実際に読んだ人からの評価の質が非常に高いということでもある。口コミやレビューサイトの評価スコアも高水準を維持しており、知る人ぞ知る名作として静かに支持を広げているタイプの作品だと言えるだろう。
迷っているならまずは無料範囲から試すのが一番確実
ここまで色々な評価を紹介してきたけれど、結局のところ一番確実な判断方法は、実際に自分で数話読んでみることだ。少年ジャンプ+では最新話を含む複数話が無料で公開されており、過去には全話無料キャンペーンが実施されたこともある。他のコミック配信サイトでも試し読みができる環境が整っているので、レビューだけを見て判断するよりも、まず一話目、できれば数話まとめて読んでみることを強くおすすめする。
序盤の空気の重さが自分に合うかどうかは、読者レビューを何百件読むよりも、実際に自分の目で確かめたほうが圧倒的に早い。ここまで紹介してきた「つまらない」ポイントと「面白い」ポイントを踏まえたうえで読み進めれば、どこで評価が分かれやすいのかを意識しながら楽しめるはずだ。
スマホで隙間時間にサクッと読める話数が多いのも嬉しいポイントで、通学中や休憩時間でも気軽に読み進められる。まとまった時間が取れなくても少しずつ読み進められる手軽さがあるからこそ、気づけば最新話まで一気に追いついてしまう読者が多いのも納得できる。
数字で見る評価の高さ
最後に、感想ベースだけでなく数字の面でも評価を確認しておこう。コミック配信サイトのレビュー欄では5段階評価で4点台前半という高水準を維持しており、決して一部の熱狂的なファンだけが持ち上げている作品ではないことが分かる。加えて「次にくるマンガ大賞2025」のWeb漫画部門2位という結果は、業界内のプロや編集者からの評価も高いことを裏付けている。
感想の熱量、レビューサイトの評価スコア、業界内の賞レース、この三つがバランスよく揃っている作品というのは実はそう多くない。話題になっているのに「なぜかまだ読んだことがない」という人がいるなら、それはかなりもったいない状態だと言えるだろう。
まとめ
ここまでケントゥリアの「つまらない」評価と「面白い」評価、その両方をフラットに見てきた。序盤の重さやグロテスクな表現、絵柄の第一印象といったハードルがある一方で、それを乗り越えた先には予測不能なストーリー展開と、思わず感情移入してしまうキャラクターたちの物語が待っている。評価が分かれるということは、それだけ作品としての個性が強いということの裏返しでもある。最後に、この記事の重要なポイントを3つに整理しておこう。
一つ目は、「つまらない」という評価の多くは、序盤の重い設定やグロテスクな表現、絵柄の第一印象など、いわば入り口部分でのミスマッチから生まれているという点だ。作品そのものの完成度が低いわけではなく、合う合わないがはっきり分かれる作風であることが原因になっている。実際、序盤で引っかかった読者の多くが、読み進めるうちに評価を上方修正しているという傾向も見逃せない。
二つ目は、「面白い」という評価は、予測不能なストーリー展開、感情移入できるキャラクター描写、応用力の高い異能バトル、個性豊かな敵キャラクター、そして次にくるマンガ大賞での実績など、複数の角度からしっかりと裏付けられているという点だ。話題性だけで持ち上げられている作品ではなく、中身が伴っているからこそ長期的に支持され続けている。
三つ目は、ダークファンタジーや人間ドラマが好きで、絵柄だけで判断せずに中身を見られる人にとっては、ケントゥリアは間違いなく刺さる作品だという点だ。逆に王道テンポを求める人は、まず無料範囲で試し読みしてから判断するのが賢い選び方になる。どちらのタイプであっても、実際に自分の目で確かめてみる価値は十分にある作品だと言えるだろう。
正直に言うと、こういう「評価が分かれる作品」ほど、実際に自分の目で確かめてみる価値がある。ネットの評判はあくまで参考であって、最終的に面白いかどうかを決めるのは自分自身の感性だ。序盤の重さやグロテスクな表現が苦手でなければ、そこから先に待っているのは、キャラクターの成長と緻密な伏線回収がぎっしり詰まった濃密な物語だ。
これだけ話題性と評価の高さが揃っている作品なら、この先メディアミックスの動きが出てきても全く不思議じゃない。今のうちに原作を追いかけておけば、周りが盛り上がり始めたときに「実は前から読んでた」と胸を張れる立場になれるかもしれない。無料で読める話数もたくさんあるので、この記事を読んで少しでも気になったなら、今夜あたり軽い気持ちで一話目を開いてみてほしい。気づいたら、続きが気になって寝る時間を忘れてるかもしれないよ。
▼合わせて読みたい記事▼





