漫画「鳥葬のバベル」は二宮志郎先生がモーニングで連載していた作品です。本記事は、完結までのネタバレが含まれております。結末や最終話はどうなっているのでしょうか?まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。
【鳥葬のバベル】あらすじ
壮絶な過去を抱えながら、懸命に今を生きるリサイクルショップ店員・加瀬宗助(かせ・そうすけ)。彼がようやく手に入れた、小さな幸せは、突如出現した、巨鳥・サンダーバードによって奪われた。恩師・駿河(するが)を鳥に殺されながら、どうにか生き残った加瀬は、駿河の愛娘・マリを守りながら巨鳥と戦うことを決意する。
【鳥葬のバベル】作品情報
鳥葬のバベル
著者
二宮志郎
巻数
全4巻
カテゴリ
青年マンガ
出版社
講談社
レーベル
モーニング
掲載誌
モーニング
【鳥葬のバベル】完結まで
鳥葬のバベルあらすじ1巻
壮絶な過去を抱えながら、日々を精一杯生きるリサイクルショップの店員、加瀬宗助。彼が遂に手に入れた些細な幸せも、唐突に現れた巨大な鳥、サンダーバードによって奪われ去ってしまう。
加瀬は恩師であり、命を奪われた駿河の最期を目の当たりにし、辛くも生き延びる。その時、彼は駿河の愛娘であるマリを守るという新たな使命を胸に刻む。サンダーバードとの壮絶な戦いに挑むことを決意する加瀬宗助の物語が始まった。
鳥葬のバベルあらすじ2巻
恩師を巨鳥に喰われた加瀬宗助は、その娘マリと共に新しい生活を始める。しかし、ある日、マリと完全にDNAが一致する死体が発見され、事態は一変する。同じ頃、引きこもりの少年、明は、幼なじみの少女、美波が巨鳥に襲われて命を落とす現場を目撃する。明は恐怖に震えながら家に逃げ帰り、そこにはついさっき死んだはずの美波が現れたのだった。
鳥葬のバベルあらすじ3巻
突如として現れた巨鳥・サンダーバードによって襲われ、命を落とした人々が、新たな肉体を得て生き返る。主人公の加瀬宗助は、巨鳥との戦いに挑みながら、行方不明の少女・マリに何が起こったのかを探っている。しかし、喰われた人間が甦るという現象に気づいた人々もまた存在する。
鳥葬のバベルあらすじ4巻
【鳥葬のバベル】ネタバレ感想
突如現れた巨大な鳥によって喰い殺された人々が、新たな肉体を得て蘇るという不気味な設定が特徴の作品です。物語は加瀬宗助という主人公が巨鳥との対決に挑みながら、行方不明の少女・マリに関わる謎を解き明かしていく様子を描いています。
この作品の最大の魅力は、その独創的なストーリー設定にあります。突如として出現する巨鳥によって命を落とした人々が、なぜか新たな肉体を得て生き返るという不可解な現象は、読者に強烈な印象を与えます。加瀬宗助が巨鳥と対峙しながらも、同時にマリの異変について探求する姿は、物語に緊張感と興味深さを与えています。
また、登場人物たちの心情描写や、巨鳥が引き起こす恐怖感の表現も巧みであり、読者を作品の世界に引き込む力があります。特に、喰われた人間が生き返るというテーマは、死と再生の謎めいた要素を探求する深みを与えています。
『巨鳥サンダーバード』は、怪奇とミステリー、そして人間の心の葛藤が絡み合った作品として、ファンタジーとリアリズムを巧みに融合させています。独自の世界観と深いテーマ性によって、読者を瞬間的に引きつけ、物語の謎解きへの興味を掻き立てる優れた漫画作品と言えるでしょう。
【鳥葬のバベル】おすすめ読者
ファンタジーとミステリーが好きな人
突如として現れた巨鳥や生死の謎を含む不可解な現象が、物語の核心をなしています。ファンタジーの要素とミステリアスな展開が好きな読者には特におすすめです。
主人公である加瀬宗助や、行方不明の少女・マリなど、登場人物たちの内面や葛藤が丁寧に描かれています。人間ドラマや心理描写に興味がある方にも楽しんでいただけるでしょう。
緊張感のあるストーリーが好きな人
巨鳥との対決や、不気味な生還現象など、物語全体には緊張感があります。スリリングな展開を楽しみたい方にもおすすめです。
オリジナルな設定やテーマ性に惹かれる人: 死と再生、未知の生物との対峙、謎めいた現象の解明など、独自の設定やテーマ性が作品の魅力です。新しいアイデアや深いテーマに興味がある方にぜひ読んでいただきたい作品です。
【鳥葬のバベル】最終話や結末話は
漫画「鳥葬のバベル」は全4巻で完結しています。
物語の結末に関して、読者にとってはいくつかの疑問が残る部分があります。例えば、巨鳥やマリ、つぐみ、そして黒羽の女性が一体何者であったのか、その背後にある真実や目的がどうであったのか、詳細に説明されなかった点があります。特に、主要キャラクターの一人であるAが具体的に何を企んでいたのか、その動機や行動の背景が不明確であることも、物語の終わり方に対して不完全な印象を与えます。
このような未解決の点が読者に残されることは、物語全体のクライマックスや解決に対して、不満足感を抱かせることがあります。物語の結末がスッキリしない要因として挙げられることであり、読者が物語の謎を解き明かすための手掛かりや情報が不足している場合に生じることです。
ラストはご自身でお確かめください。
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