話題沸騰中のダークファンタジー漫画カグラバチ。その物語の核を成す存在が、「妖刀(ようとう)」です。
本記事では、カグラバチに登場する妖刀の種類・能力・契約者から、「真打(しんうち)」の正体、さらに妖刀が持つ世界観や設定の深掘りまで、カグラバチの妖刀に関する情報を完全網羅してお届けします。
【カグラバチ】に登場する妖刀とは?その役割と意味
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— カグラバチ公式 (@kagurabachi_x) July 3, 2025
「カグラバチ」には、“妖刀”というキーワードが欠かせません。物語の核を成すのは、主人公・チヒロが手にする一本の妖刀。その刀は、ただの武器ではなく、意思を持ち、呪いを宿し、異形の力を呼び起こす危険な存在です。この“妖刀”をめぐる戦いこそが、物語全体を貫くテーマであり、バトル漫画としての「カグラバチ」の独自性を際立たせています。
一般的なバトル作品では、“刀”は戦うための手段にすぎません。しかし「カグラバチ」では、妖刀そのものが人間と同等の意思を持ち、周囲に災いをもたらす存在として描かれます。つまり、ただ強いだけの武器ではなく、制御不能な“災厄”としての側面を持つのです。これは、他作品の名刀や聖剣とはまったく異なる設定であり、「カグラバチ」ならではの世界観を象徴する要素と言えるでしょう。
また、妖刀を巡る因縁や血の宿命も、本作の魅力の一つです。チヒロの父が残した刀鍛冶としての遺産や、国家権力・裏社会の思惑が交錯する中で、一本の妖刀がもたらす影響は計り知れません。妖刀が人の心を惑わせ、奪い合いを呼び、やがて世界の均衡をも揺るがしていく。その圧倒的な存在感こそが、「カグラバチ」が“妖刀漫画”として特異なポジションを築いている理由なのです。
「カグラバチ」と検索すると、その多くはバトル描写やキャラクターの魅力に言及するものが目立ちますが、実際には“妖刀”という概念こそが、作品を読み解く鍵となっています。“妖刀×復讐×国家”という三つの軸が絶妙に絡み合うことで、本作はただの王道バトル漫画にとどまらない、ダークファンタジーとしての深みを持つことに成功しているのです。
【カグラバチ】の妖刀は何本ある?判明している7本を紹介
現在『カグラバチ』に登場している妖刀は全部で7本です。
そのうち5本は名前・能力・契約者が明かされており、残りの2本は未判明。今後の物語での鍵を握るとされています。
妖刀の一覧(名前・能力・契約者)
淵天(えんてん)
契約者:六平千鉱
金魚型の玄力を操る。攻守に優れた多彩な技を持つ。
刳雲(くれぐも)
契約者:双城厳一→六平千鉱(現在は消滅)
龍の玄力で天候を操る大技型の妖刀。
勾罪(まがつみ)/真打(しんうち)
契約者:剣聖
虫をモチーフとした異形の力を宿す。規格外の能力を持つ伝説級の妖刀。
酌揺(くめゆり)
契約者:漆羽洋児→昼彦(毘灼)
花魁型の幻影を生み出し、精神操作や幻惑に特化。
飛宗(とびむね)
契約者:座村清市
鳥の玄力を使い、高速移動や索敵を行う支援型妖刀。
残りの2本の妖刀は未登場で、妖術師集団「毘灼」が所有。命滅契約によって封印されており、使うには特別な条件が必要とされています。
【カグラバチ】の妖刀「真打」とは? 勾罪の謎とその力
『カグラバチ』の妖刀の中でも、ひときわ異彩を放つのが「真打(しんうち)」です。
正式名称は明言されていませんが、「勾罪(まがつみ)」という名前で登場人物たちに語られています。
この妖刀「真打」は、かつての斉廷戦争で勝敗を決定づけた最強の妖刀であり、その力は他の妖刀を圧倒します。
妖刀「真打」の技一覧
蛛(くも):対象の動きを封じる拘束技
蜻(とんぼ):直線状に放つ侵食型の斬撃
蜈(むかで):複数の敵を一掃する範囲殲滅技
この「真打」は、ただの兵器ではなく、“魂を喰う”とも言われる危険性を孕んでおり、制御には契約者の精神力と覚悟が問われます。
【カグラバチ】妖刀の仕組みを支える「雫天石」と「命滅契約」とは?
『カグラバチ』の妖刀は、ただ鍛えただけの刀では生まれません。
その核となるのが、「雫天石(だてんせき)」と「命滅契約(めいめつけいやく)」という設定です。
雫天石とは
妖刀の素材となる超希少な鉱石
強力な玄力と感応し、使用者の精神とリンクする
加工できるのは伝説の刀匠・六平国重ただ一人
命滅契約とは
妖刀と契約者が魂で結ばれる制限構造
契約者が死なない限り、他者は使用できない
契約が切れると妖刀は封印状態に入る
この仕組みにより、妖刀はまるで人の心を持ったかのように振る舞うのです。
【カグラバチ】妖刀の個別能力を詳しく解説
ここでは、各妖刀の特徴と使い手について詳しく見ていきます。
妖刀「淵天」
契約者:六平千鉱
金魚型の玄力で、近距離・遠距離の攻撃に対応。
涅(くろ)/猩(あか)/錦(にしき)/涅千(くろちぎり)
妖刀「刳雲」
契約者:巳坂→双城厳一→千鉱(折損)
自然現象(雷・水・氷)を操る大規模攻撃型。
妖刀「真打(勾罪)」
契約者:剣聖
封印されていた禁断の妖刀。圧倒的な破壊力と異形の力が特徴。
妖刀「酌揺」
契約者:漆羽洋児→昼彦(毘灼)
精神干渉・幻術系の能力を持ち、敵を混乱に陥れる。
妖刀「飛宗」
契約者:座村清市
索敵・高速移動に特化し、戦術面で優秀。視覚障害を補う機能も。
【カグラバチ】登場キャラと妖刀の関係性を解説
『カグラバチ』のキャラクターたちは、それぞれの妖刀と深い関係を持っています。
六平千鉱
父の遺志を継ぎ「淵天」を使用。妖刀を巡る復讐の旅に出る。
剣聖
妖刀「真打」を扱う伝説の剣士。現在は消息不明。
双城厳一
裏社会の武器商人。「刳雲」を使っていたが千鉱に奪われる。
昼彦(毘灼)
「酌揺」の新たな契約者。敵組織でありながら魅力的なライバルキャラ。
座村清市
盲目の剣士。妖刀「飛宗」で支援と戦闘の両立を実現。
漆羽洋児
「酌揺」の元契約者。英雄的存在であり千鉱に協力的。
【カグラバチ】妖刀が物語の鍵!圧倒的な力と呪いの正体とは?
漫画『カグラバチ』に登場する“妖刀”は、物語の核心に迫る重要な存在です。主人公・チヒロが父親の死をきっかけに手にしたこの刀は、ただの武器ではありません。異常なまでの殺傷能力、破壊力、そして刀そのものに宿る「呪い」や「意志」。これらの要素がストーリーに重層的な深みを加えています。
『カグラバチ』という作品は、一見するとジャンプらしい王道バトル漫画に見えますが、実はこの「妖刀」を軸に、ダークで重厚な世界観が展開されています。妖刀がもたらす力は、チヒロの復讐心とシンクロし、彼の成長や葛藤を描く装置としても機能しています。
妖刀が生み出す異常なバトル展開!他のバトル漫画と一線を画す理由
『カグラバチ』に登場する妖刀の力は、従来のバトル漫画の“技”や“奥義”とは異なり、まるで生き物のように暴走する危険性を孕んでいます。この危うさが読者に緊張感を与え、毎話の戦闘に予測不能な展開をもたらします。
また、妖刀には一振り一振りに物語があり、それぞれ異なる力や背景を持っているため、今後登場する“新たな妖刀”にも注目が集まっています。まさに『カグラバチ』の世界観を広げる装置として、妖刀の存在は絶対的です。
妖刀の正体と呪いの謎…伏線の数々が読者を引き込む!
妖刀がなぜ強大な力を持ち、なぜ“呪われている”のか。その答えはまだ完全には明かされていません。しかし作中では、妖刀の製造にまつわる禁術、国家や裏社会が妖刀を狙う理由など、数々の伏線が張られています。
この“謎の多さ”こそが『カグラバチ』の魅力の一つであり、妖刀を追う各勢力の思惑が交錯することで、単なるバトル漫画ではない複雑な政治劇や人間ドラマが描かれているのです。
妖刀×カグラバチは今後の鍵!アニメ化やグッズ展開にも注目?
『カグラバチ』の人気上昇に伴い、妖刀をモチーフにしたグッズやアニメ化への期待も高まっています。特に妖刀のビジュアルは独特で、中二心をくすぐるデザインがファンを魅了しています。
今後、作品が進むにつれて妖刀の設定がさらに明かされ、他の“刀使い”との激突や、妖刀同士の戦いも描かれることでしょう。その展開がファンの間で語られ、SNSで拡散されるたびに『カグラバチ』×妖刀のキーワードがより検索されることは間違いありません。
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