2024年6月に連載が始まった『悪祓士のキヨシくん』が、完結もしくは現在打ち切り臭を漂わせているとジャンプ読者の間で話題になっています。
作者は、過去に『週刊少年ジャンプ』で読み切りを掲載していた臼井彰一先生。連載開始当初は、絵柄やギャグ寄りのテイストが
「子供向け」とも言われ、アンケート順位も低迷。打ち切り候補筆頭とまでささやかれていました。
しかし、回を重ねるごとにその分かりやすいストーリー展開と勢いのあるバトル描写が評価され、気づけば中堅下位ながらもなんとなく残っている作品”というポジションに落ち着いていきました。
単行本の売上もジャンプの下位作品としては決して悪くない。果たして今後どのような展開を迎えるのか?
【悪祓士のキヨシくん】打ち切り?明らかに“終わり”を示唆する展開へ
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『悪祓士のキヨシくん』ですが、最近のストーリー展開に異変が見られます。ジャンプ35号掲載の第54話では、大魔王との最終決戦が突如スタート。これまで伏線として配置されていた他の魔王たちが一気に登場し、さらにその上位存在である大魔王が姿を現すという、明らかに“終盤”を意識させる構成となっていました。
『悪祓士のキヨシくん』が打ち切り候補に?ジャンプ読者の間で話題に
2024年6月に連載がスタートした『悪祓士のキヨシくん』が、現在**「打ち切り臭」**を漂わせていると、ジャンプ読者の間でじわじわと話題になっています。
本作の作者は、以前『週刊少年ジャンプ』で読み切り作品を掲載していた臼井彰一先生。連載当初は目立ったプロモーションも少なく、注目度も高くはありませんでしたが、独特のギャグセンスとアクション要素が融合した作風に、少しずつファンがついてきました。
『悪祓士のキヨシくん』はマッシュルの後継枠?序盤は低評価からのスタート
連載初期の『悪祓士のキヨシくん』は、キャラデザインや世界観の雰囲気から「子供向け」「マッシュルの系譜では?」という声が多く、読者の期待とのギャップもあってか、アンケート順位は振るわず。ジャンプ内では早くも「打ち切り候補」のひとつとして名前が挙がることが多かった作品です。
テンプレート的なギャグ展開や単純なバトル構成に対して賛否は分かれましたが、一方で「分かりやすくて読みやすい」という声もあり、コアな支持層を形成していったことも事実です。
打ち切り回避?『悪祓士のキヨシくん』が地味にポジションを確保中
そんな危ういスタートだった『キヨシくん』ですが、回を重ねるごとに**「意外としぶとい」「なんだかんだで読んでしまう」といった反応が増加。ストーリー展開のテンポの良さとバトルの派手さが少しずつ評価され、気がつけばジャンプ中堅の下位層に定着**するようになってきました。
また、単行本の売上も決して悪くはなく、打ち切りライン上にある他の作品と比べても一定の成果は出ている印象。明確な“ヒット作”ではないものの、「案外生き残るタイプ」として注目されています。
このように、打ち切り臭が漂いながらも地味に定着しつつある『悪祓士のキヨシくん』。この先の展開によっては、予想を裏切る“ジャンプのダークホース”になる可能性も残されています。次の展開がどうなるか、引き続き注視していきたい作品です。
【悪祓士のキヨシくん】ジャンプの打ち切りラインと照らし合わせて
ジャンプ連載の宿命?『悪祓士のキヨシくん』とアンケート至上主義の現実
週刊少年ジャンプにおける連載作品は、アンケート結果が命運を握るシステムの中で評価され続けています。
『悪祓士のキヨシくん』も例外ではなく、連載初期は掲載順位が低迷し、明らかに“打ち切り候補”の一角として危ぶまれていた時期がありました。
『悪祓士のキヨシくん』は本当に打ち切り?他の低迷作品との比較から見える現状
現在ジャンプ内には、「キルアオ」「しのびごと」「ひまてん!」といったアンケート低迷中の作品が複数存在しています。そのため、比較的安定していた『キヨシくん』がそれらより先に終了するとは考えにくいという声も多く聞かれました。
ですが今回のストーリー展開によって、読者の予想が裏切られる可能性が浮上しています。
『悪祓士のキヨシくん』は打ち切りではなく完結?短期連載だった可能性も
現在の物語の進み方を冷静に見てみると、『悪祓士のキヨシくん』は最初から短期完結型として設計されていた可能性も考えられます。
あえて大きな引き伸ばしもなく、クライマックスへ向けて一気に駆け抜けているような印象は、むしろ“予定調和の完結”を感じさせる構成です。
この点から、「これは打ち切りではなく、想定通りの終幕ではないか」という見方も増えてきました。
【悪祓士のキヨシくん】終わりを迎えるとしたら…
もし仮に『悪祓士のキヨシくん』が現在の展開で完結を迎えるとしたら、それは作品単体の問題にとどまらず、『週刊少年ジャンプ』全体の連載バランスにまで影響を及ぼしかねません。実際、現在のジャンプには、安定した“中堅作品”と呼べる連載が少なく、人気作と短命作品の二極化が目立ってきているのが現状です。
「呪術廻戦」や「ヒロアカ」は完結。「アオのハコ」も長期連載としての折り返し地点を越えつつあり、こうした人気連載が次々と終わりに近づいている中で、それに代わる新たな屋台骨を担う存在が育ち切っていないという問題が浮き彫りになっています。
そうした中で『悪祓士のキヨシくん』は、決して圧倒的な人気作ではなかったものの、子供層にも一定の支持があり、単行本も最低限売れるという“中堅の地盤”を固めつつあった貴重な存在でした。掲載順も極端に低迷することなく、他の打ち切り候補と言われている「キルアオ」「しのびごと」「ひまてん!」と比較しても、読者人気は明らかに上回っていたはずです。
しかし、ジャンプ35号の第54話で大魔王との決戦に突入し、ヒロインが殺されかけたことで主人公が覚醒するという「最終回フラグ」がいくつも立ち並んだ構成を見る限り、このまま最終話に向かって加速していく可能性も十分考えられます。ジャンプ編集部があえて「短期完結型」のコンパクトな連載スタイルを選んだのか、それとも予想外に早く物語のピークを迎えてしまったのか、読者の間でも憶測が飛び交っています。
ここで重要なのは、『悪祓士のキヨシくん』の終了が、ジャンプ全体の構造にも波及するという点です。中堅層がどんどん抜け落ちていく中で、柱になれる若手作品が育たなければ、雑誌としての魅力が徐々に薄れていくことは避けられません。仮に『キヨシくん』が終わってしまった場合、その穴を埋めるためには、即戦力となる新連載の登場が急務になるでしょう。
結論として、現時点では確かに『悪祓士のキヨシくん』には“打ち切り臭”が強く漂っているのは否定できません。ただし、その打ち切りが「人気の低迷によるもの」なのか、「最初から短期完結を想定した企画」なのかは明言されておらず、単行本の売上やファンの支持を考慮すると、“アンケート至上主義の犠牲”になったわけではないとも受け取れます。
今後の展開次第では、読者からの強い反響やSNSでの盛り上がり次第で、延命措置やスピンオフ的な展開が用意される可能性もゼロではありません。いずれにせよ、今のジャンプにとって『悪祓士のキヨシくん』の動向は、一つの作品の終わり以上に、編集部の方針やジャンプの未来像を映す試金石となるかもしれません。
読者としては、最後の瞬間までキヨシの戦いを見届けるとともに、少年ジャンプの“次の柱”がどこから現れるのかも注視していきたいところです。
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