『鬼滅の刃』は、TVアニメや劇場版が大ヒットし、社会現象となった作品です。しかし、ネット上では批判的な意見もあり、「面白くない」「つまらない」「パクリ」といった声も聞かれます。そこで、一体どこが面白くないのか、どのシーンがつまらないのか、パクリと言われる理由は何なのかをまとめてみました。本記事はネタバレも含まれますので気をつけてご覧ください。
鬼滅の刃あらすじ
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— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) May 11, 2020
血風剣戟冒険譚、開幕。 舞台は、大正日本。 炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変した。 唯一生き残ったが凶暴な鬼に変異した妹・禰豆子を元に戻す為、また家族を殺した鬼を討つ為、２人は旅立つ。
鬼滅の刃をつまらないと評価するひどい理由
序盤の評価は低い
ネット上でよく見かける『鬼滅の刃』に対する批判の一つに、「物語の序盤は面白くない」というものがあります。特に、単行本1巻～5巻までの物語初期について、煉獄さんや“柱”が登場する前まではつまらないと感じる人が多いようです。
原作1巻～5巻までは、炭治郎が家族を鬼に襲われた悲劇から妹を人間に戻すため、鬼を倒す修行をし、鬼殺隊になって任務に向かうというストーリー展開が続きます。物語のプロローグで、善逸や伊之助と出会う重要なシーンもありますが、これらにもかかわらず、多くの人がこの部分が面白くないと感じるようです。
原因としては、原作の絵があまり上手でないため、バトルシーンで何が起こっているかが分かりにくく、感情移入が難しいという意見が挙げられます。しかし、アニメ「立志編」では、音や動きが加わることで、戦闘シーンも迫力があり、見やすくなっています。
そのため、序盤で脱落しそうになったファンも、後半の『柱合会議』や『無限列車編』など、煉獄さんがメインとなるエピソードからは「面白い！」と感じる人が多いようです。
アニメから原作勢になった人
アニメは好きだけど「原作漫画が面白くない」という意見も存在します。
原作は、確かにややクセのある絵柄を持ち、少年ジャンプというよりは青年誌向けの連載が合っているような気がします。
初期の原作には、キャラクターの等身がかなり低く、義勇の顔も童顔に描かれているため、子どもと大人のキャラクターの区別がつきにくいという声もあります。
また、戦闘シーンで何が起こっているかが分かりにくいという点のほか、「絵が下手」「心の声の説明が多すぎる」といった批判もあります。これらの要素があるため、原作漫画がアニメほど魅力的ではないと感じる人もいるようです。
ギャグシーンがつまらない
鬼滅の刃において、物語の序盤から中盤にかけてのギャグシーンについて、賛否両論の意見が存在しているようです。特に、ワニ先生が繰り出す独特のギャグに対して、「つまらない」「善逸がうるさすぎる」「伊之助が嫌い」といったストレートな批判や、「女性作者のギャグはつまらない」という女性蔑視発言ギリギリの意見、そして「ギャグの時の作画がテキトーすぎる」といったよりもっともな批判もあるようです。
特に、善逸のうるささに関しては、ギャグを通り越して「不快」と感じる人もいるようです。このため、少年ジャンプ連載作品のために、ウザキャラに描かれているという擁護もあるものの、やりすぎではないかという声も挙がっています。
また、アニメにおいても、善逸のウザさが強調され、他のキャラが止めようとしないことで、視聴者のイライラがますます溜まるという悪循環になっているという指摘もあります。
物語が浅い設定
鬼滅の刃には、「物語の設定が浅い」という批判も存在します。物語の主人公である炭治郎が、自分の妹である禰豆子を鬼から人間に戻すというシンプルなストーリー展開にとどまっており、ほとんどひねりや伏線、複雑な展開が存在しないため、あまり読み応えがないと感じる人も多いようです。
手の込んだ伏線やややこしい展開なども一切出てこないため、物足りなさを感じる人も多いのではないでしょうか。特に最後の方において、展開を急いでいるように感じられることがあり、強敵との戦いがあっけなく終わったり、戦闘シーンが短く感じられるなどの不満が存在します。
最終的な結末に関しても、「ダラダラ引き伸ばさないで潔い」といった意見がある中、戦闘シーンをもっと描いて欲しいといった要望もあります。
最終回の終わり方
最終回は現代に移り、主要キャラクターたちの「子孫」や「転生者」が登場します。平和な描写が喜ばしいことではあるのですが、読者としては「学園モノの違う作品」を読んでいるような妙な気分に陥ることもあります。「あれ？これって鬼滅の刃の新しい作品？」と戸惑ってしまった人も。
鬼滅の刃の魅力として、鬼との命のやり取りや鬼の切ない過去、鬼への同情、グロさなどが挙げられます。しかしながら、最終回はこれらの要素がほとんど登場しません。
作品の中心となっていた鬼との戦いが終結した平和な世界を描くことは当然のことなのですが、読者がついていけていない感覚を覚える人もいます
鬼滅の刃をパクリと評価するひどい理由
パクリ元ジョジョの奇妙な冒険
鬼滅の刃に登場する呼吸法や倒す方法などについて、ジョジョの奇妙な冒険の影響を受けたのではないかという意見があります。例えば、ジョジョの波紋呼吸法と似たような全集中呼吸法や、ラスボスが不死身の吸血鬼である点、倒す方法が頭をつぶすか太陽の光を当てるという点などが挙げられます。
また、それぞれの柱の技とジョジョの登場人物の技にも共通点があると指摘されています。ただし、完全なパクリというわけではなく、あくまでもオマージュの範疇であるとも考えられます。ファンの中には、ジョジョのテーマである『人間賛歌』が『鬼滅』の根底にも流れているという見方をする人もいるようです。また、作者の吾峠呼世晴氏が『ジョジョ』のファンであることは、過去のインタビューなどで明かされており、ファンの間ではよく知られています。
パクリ元AKIRA
AKIRAは、1988年に公開された大友克洋監督のアニメ映画であり、日本を代表する作品の一つです。30年以上が経過しても、内容が古びたと感じさせない優れた作品として、今でも高い評価を得ています。物語のラストシーンでは、強力な薬物実験によって巨大な赤ん坊の姿になった鉄雄が、金田にせまる迫力あるシーンが描かれています。
このラストシーンが、鬼滅の刃の最終戦と重なるという意見があるようです。
巨大な赤ん坊というインパクトのあるキャラクターは、先の有名な作品を連想させるため、パクリとして批判されることもあるかもしれません。ただし、AKIRAの影響が鬼滅の刃』あるかどうかは、ファンの間でも議論が分かれているところです。
パクリ元ブリーチ
鬼滅の刃とブリーチというアニメ作品には、特別な武器を使って「鬼」と「ホロウ」という存在を倒すという共通点があります。鬼滅の刃では日輪刀、ブリーチでは斬魄刀という特別な武器が使われます。
さらに、主人公・炭治郎の黒い日輪刀は、ブリーチの主人公・黒崎一護の「天鎖斬月」とそっくりであると指摘されます。また、鬼とホロウは共に元々人間だった存在であるため、鬼滅の刃がブリーチのホロウの設定を参考にして、人間に近い存在である「鬼」を描くことで人気を得たのではないかとも言われます。
また「生々流転」と「氷輪丸」という技や「柱」と「護廷十三隊」という設定も似ていると指摘している読者も。
鬼滅の刃をつまらないパクリと断定するのはひどい
鬼滅の刃は、日本を代表するアニメ作品の一つとして、数々の賞を受賞しています。また、劇場版も大ヒットし、多くの人々の心を鷲掴みにしました。
鬼滅の刃は、現代のアニメ制作の中でも最高峰の技術と芸術性を持って制作されており、美しい映像、音楽、そしてストーリー展開が見事に融合されています。
また、鬼滅の刃は、古くから伝わる日本の文化や価値観を取り入れており、日本人の誇りを感じさせる作品でもあります。
そして、パクリだと言われる点についてですが、作品が似ているということは、それだけ多くの人々に受け入れられる要素があるということでもあります。さらに、鬼滅の刃は、それまでになかったオリジナルの世界観やキャラクターを描き出しており、魅力的なストーリー展開を見せています。
鬼滅の刃がつまらないやパクリだと感じるのは、あなたの個人的な見解かもしれませんが、この作品が多くの人々を魅了し、支持されていることは否めません。鬼滅の刃がハマる読者はどのような人なのでしょうか？
鬼滅の刃をおすすめできる読者
日本一優しい主人公
主人公の竈門炭治郎の妹である禰豆子は、常に竹で作られた口枷をつけ、おとなしい性格をしていますが、必要な時には鬼として戦い、強い力を発揮します。
炭治郎の友人である我妻善逸は、臆病でありながらも、金色の髪が特徴的な青年です。普段は頼りなく見えますが、気絶すると覚醒状態に入り、強力な剣技で敵を圧倒する姿は圧巻です。
そして主人公の炭治郎は、心優しく、時には敵に対しても優しさを発揮するほどのお人好しです。一方で、努力家であり、非常に頑固な一面も持っています。いざという時には、強力な能力を持つ鬼にも果敢に挑む勇気を持っています。
これらのキャラクターたちは、それぞれが二面性を持ち、深みのあるキャラクター性を持っています。そのため、視聴者は彼らのドラマに夢中になり、物語に引き込まれていきます。キャラクターたちの存在感や個性的な性格が、この作品を一層魅力的にしています。
諦めない根性
主人公竈門炭治郎は、どんな状況においても諦めない信念を持ち、その強い意志に多くの人々が励まされています。
彼の持つ力は、考え抜く力の延長とも言えるもので、自分で自分を励ますことができるタイプです。この力は、彼自身が持っている資質である可能性が高く、ストレングスファインダーを受けたら、確実にポジティブな要素が上位にあることでしょう。
「鬼滅の刃」では、主人公が師匠や友人の言葉で励まされて力を発揮するシーンがよく見られますが、炭治郎は自己励起することが多いため、その信念や強い意志は特に印象的です。このような力を身につければ、現代でも役立つことは間違いありません。
また、炭治郎には一見短所と思われる部分がありますが、彼の個性的な面が彼らしさであり、最終的には絶妙なバランスで本人や周りの人に良い形で働きかけていることが分かります。そのため、彼の人格や強い信念には多くの人々が共感し、励まされることがあるのです。
空気を読まないことの大切さ
他人を優先し、相手が鬼であっても人の気持ちを思いやることができる、まっすぐな性格の持ち主です。彼は変にいじけたりすることもなく、意志も強く、誰からも好かれるいい子です。
しかし、時折見せるぶっ飛んだ行動や、かみ合わない会話に度肝を抜かれることもあります。年下の子どもたちには「ズレてる」と言われるほどで、彼の天然かつ空気を読まない性格こそが、彼を炭治郎たらしめるものだと感じられます。
彼の空気を読まなさは、単なる欠点ではなく、彼らしさを表す特徴でもあります。その個性的な一面が、彼を周りの人々から信頼される存在にしている可能性もあります。炭治郎の純真な性格と強い意志、そして空気を読まない面が、彼を魅力的なキャラクターにしているのかもしれません。
家族愛や兄弟愛
鬼滅の刃の最大の特徴は、家族愛や兄弟愛が明確に描かれていることです。物語は、主人公・竈門炭治郎の家族が鬼に惨殺されるところから始まります。彼の妹である禰豆子は、かろうじて鬼として生き残り、本能的な鬼の習性から炭治郎に襲い掛かりますが、炭治郎は妹を見捨てることはありません。彼は禰豆子に、「頑張れ」と何度も何度も呼びかけ、自分の大切な家族を命をかけて守る覚悟を示します。
しかし、敵であるはずの鬼も例外ではありません。彼らも元々は人間であり、家族愛や兄弟愛を持っていました。鬼となった後も、人間の頃の記憶は曖昧になりますが、死ぬ直前には走馬灯のように昔の思い出がよみがえることもあります。幸せだったころの記憶に涙しながら、彼らは朽ち果てていきます。こうした哀しいエピソードが、物語に深みを持たせる一因となっています。
鬼滅の刃は、家族や兄弟愛の大切さを描きながら、それらがどのような形で現れるのかを物語ることで、多くの人々から愛される作品となりました。また、鬼という敵対者を通じて、人間としての大切なものを見つめることができる点も、本作の大きな魅力の一つです。
本作は新しいことに挑戦している人には諦めない気持ちを与え、悪には悪なりの正義があるという哲学、そして家族愛を学べる作品です。それらを求める読者にはおすすめです。
鬼滅の刃をつまらないパクリと評価するひどい理由まとめ
鬼滅の刃は、「面白くない」「つまらない」「パクリ」といった声もありましたが、それ以上に面白いと思う読者がいること。
本作品は個性的なキャラクターが多く登場し、それぞれが二面性を持っているため、深みのあるキャラクター性が描かれています。主人公の炭治郎は、心優しく時には敵にさえも優しさを発揮するお人好しであり、努力家で非常に頑固な面もあります。彼の身についたものというよりも、もともと持っている資質かもしれない、考え抜く力の延長でもある、どんな状況でも諦めないところにも励まされます。彼の空気の読めなさこそが、炭治郎を炭治郎たらしめるものだと感じられ、その個性的な一面が、彼を周りの人々から信頼される存在にしている可能性もあります。
そして鬼滅の刃の最大の特徴は、家族愛や兄弟愛が明確に描かれていることです。物語は、主人公・竈門炭治郎の家族が鬼に惨殺されるところから始まります。彼の妹である禰豆子は、かろうじて鬼として生き残り、本能的な鬼の習性から炭治郎に襲い掛かりますが、炭治郎は妹を見捨てることはありません。彼は禰豆子に、「頑張れ」と何度も何度も呼びかけ、自分の大切な家族を命をかけて守る覚悟を示します。
また、敵であるはずの鬼も例外ではありません。彼らも元々は人間であり、家族愛や兄弟愛を持っていました。鬼となった後も、人間の頃の記憶は曖昧になりますが、死ぬ直前には走馬灯のように昔の思い出がよみがえることもあります。幸せだったころの記憶に涙しながら、彼らは朽ち果てていきます。こうした哀しいエピソードが、物語に深みを持たせ、視聴者を惹きつける要因になっています。
炭治郎や鬼たちが家族愛や兄弟愛を持っていることで、彼らの人間性が際立ちます。このように人間性を描写することで、視聴者に共感を呼び起こすことができます。また、炭治郎が家族を守るために戦う姿勢は、多くの人々に勇気や希望を与え、彼を支持する理由の一つになっています。
以上のような多くの要素が絶妙にバランスされていることが人気の理由となっています。鬼滅の刃がつまらないやパクリだと感じるのは、あなたの個人的な見解かもしれませんが、この作品が多くの人々を魅了し、支持されていることは否めないことは変わらないです。
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