「うえきの法則」「サイケまたしても」で唯一無二の異能力バトルを描いてきた福地翼先生が、ついに帰ってきた――!その最新作『パラショッパーズ』は、能力を“売り買い”できるアプリを舞台に、独特すぎる視点を持つ少年が常識外れのバトルを繰り広げる異能力×知略ゲーム。
「藁を1本だけ動かせる能力」なんて、どう使えばいいの?そんな“ハズレ能力”を引いた主人公・天良木光定(てんらぎ こうてい)が見せる、奇想天外な逆転劇の数々に、ページをめくる手が止まりませんでした!
この記事では、物語の設定や魅力、天良木という主人公の面白さ、今後の展開への期待をたっぷり込めて、ネタバレありで感想を語っていきます。
【パラショッパーズ】あらすじ
気づけば明日発売だ!まだ発売日にポストする用の絵とか何も用意できてないけど!うちの新顔たちをどうぞよろしくお願いします!#パラショッパーズ#うえきの法則エキシビション pic.twitter.com/cfmeZtLvFT
— 福地翼@パラショッパーズ (@fukuchi_tsubasa) May 15, 2025
【パラショッパーズ】作品情報
パラショッパーズ
著者
福地翼
カテゴリ
少年マンガ
出版社
小学館
レーベル
少年サンデー
掲載誌
週刊少年サンデー
【パラショッパーズ】ネタバレ感想
福地翼、渾身の異能力バトルが再び!
『うえきの法則』『サイケまたしても』で独自の発想による能力バトルを描いてきた福地翼先生が、ついに新たな異能力バトル漫画を世に送り出しました。その名も――「パラショップ」。能力を”売買”するという新たなルールの中、主人公・天良木光定が繰り広げる戦いは、読者の想像力を軽々と超えてきます。
主人公の“見方”が世界を変える
天良木光定の手に入れた能力は「藁を1本だけ動かせる能力」。一見、戦いに役立つとは思えない無価値な力。しかし彼は、その能力を別の視点で捉えることで、誰も思いつかないような使い道を見出していきます。まさに「モノの見方を変えることで、無価値が価値になる」というテーマが根底にあり、読者に深い驚きと納得をもたらしてくれます。
“能力を売り買いする”というシステムが熱い
これまでの能力バトルでは「ひとりひとつ、固有の力」が王道でした。しかしこの作品では、能力を売り買いできるアプリ「パラショップ」が存在し、誰でも好きな能力を手に入れたり手放したりできます。この設定が戦いの駆け引きを一層スリリングにし、「どんな能力が登場するのか」「どのタイミングで入れ替えるのか」といったワクワク感が尽きません。
ネガティブをポジティブに変える主人公の魅力
天良木は、基本的に物事をポジティブに捉える才能に長けた少年です。どんな些細なことにも意味を見出し、誰かの可能性や努力を自然に褒める。そんな姿は、読者を自然と笑顔にし、応援したくなる存在感に満ちています。彼の視点そのものが、まさに「能力」といえるのではないでしょうか。
デスゲーム×知略バトル=新感覚の快感!
「藁を一本だけ動かせる」というどう考えても使い道のない能力。それを駆使して、他プレイヤーとの命がけのバトルを勝ち抜いていく様子は、まさに知略と発想力の勝負。その展開の痛快さは、読者に「こう来たか!」という快感を何度も味わわせてくれます。能力の弱さが、逆に読者の想像力を刺激する構造が秀逸です。
福地先生の進化した作画が物語をさらに引き立てる
『うえきの法則』から年月を経た福地先生の画力は、格段にアップしています。キャラの表情やアクションの見せ方、ページ構成の緩急が絶妙で、読みやすく、テンポも抜群。まさに“今の福地翼”だからこそ描ける作品に仕上がっています。
これからの展開に期待が止まらない!
物語の構造や設定の可能性が無限に広がっており、今後どんな能力が登場するのか、主人公がどう戦い抜くのか、考えるだけで期待が膨らみます。読者としては、週ごとの更新が待ち遠しくてたまらない、そんなワクワク感に満ちた作品です。
総評:福地翼の才能が再び炸裂!令和の新・能力バトルの金字塔
本作はただの能力バトル漫画ではありません。アイデア、発想、人物描写、構成、テンポ、どれをとっても高いレベルでまとまり、なおかつ新しい。福地翼先生の異能バトルに惹かれてきた読者にとって、まさに“待ってました”の一作であり、これからの少年漫画の中でも確実に話題の中心になっていくであろう作品です。
今読んでおいて損はない、そんな強烈な魅力を放つ新連載――これは絶対にチェックすべきです。
【パラショッパーズ】おすすめ読者
おすすめ読者については、この作品が持つ独特の世界観や設定、キャラクター性を踏まえると、以下のような読者層に特に強く響くと思われます。
発想力のある能力バトルが好きな人
『うえきの法則』『サイケまたしても』を楽しんだ読者は間違いなく刺さります。強さ=派手さではない、むしろ「一見弱い能力をどう使いこなすか?」という頭脳と工夫のバトルが見たい人にはドンピシャの内容です。『HUNTER×HUNTER』や『ワールドトリガー』のような戦略性に惹かれる読者にもおすすめできます。
ネガティブをポジティブに変える物語が好きな人
主人公・天良木の最大の魅力は、ネガティブに見える状況や能力を、見方次第でポジティブに変えていく視点の持ち主であるという点です。現実でも“視点の転換”が大事だと感じている人、自分のコンプレックスを乗り越えたいと思っている人にとって、彼の言動や在り方は非常に励みになるでしょう。
新しい設定や世界観にワクワクしたい人
能力を売買できるアプリ「パラショップ」という設定は、現代的なデジタル社会や経済観を絶妙に落とし込んでいて斬新です。異能力×アプリ×ゲームという要素の組み合わせは、「次は何が起こるんだろう?」という期待感を持ち続けたい読者にピッタリです。
“いい人”な主人公が好きな人
昨今の少年漫画ではダークな主人公やクセの強いキャラが増えている中で、天良木は誰にでも優しく、素直で、まっすぐ人の良さがにじみ出るタイプ。そんな“気持ちよく応援できる”主人公が好きな人にとって、彼の存在は清涼剤のように感じられるはずです。
『うえきの法則』世代の大人たち
2000年代に『うえきの法則』を読んで育った読者にとっては、あの福地先生が再び本気の能力バトルを描いたというだけで感慨深いはず。当時のワクワクを思い出しつつ、大人になった今だからこそ理解できるテーマ性や視点の深さを噛みしめられる、そんな“懐かしさと新しさ”が同居した作品です。
以上のように、この作品は「能力バトル好き」や「前向きになれる物語を探している人」だけでなく、発想力に魅力を感じる読者や、“いい子”主人公が好きな層にも広く刺さる可能性を持った作品です。読者の幅が非常に広いのも、この作品の大きな魅力のひとつだと思います。
【パラショッパーズ】ネットの声

作者の発想力に脱帽やはり福地先生は天才だと思いました

今後も「どんな能力があるのか」「どのタイミングで入れ替えるのか」と色々とワクワクします

能力系バトルの発想力の土台になれますね。なんでも褒めてくれるのは見てて気持ちいい主人公です笑
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【パラショッパーズ】最終話や結末話は
漫画「パラショッパーズ」はまだ完結しておりません。
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