ある日突然、自分の平穏な日常が崩れ去ったら、あなたはどうしますか?「クジラの葬列」は、そんな非情な運命に巻き込まれた一人の青年が、復讐と狂気に突き動かされながら裏社会の深淵へと沈んでいく物語です。今回はそんな「クジラの葬列」の魅力を、ネタバレを交えながらたっぷり語っていきます。血と狂気にまみれた世界で、黒生が選ぶ“答え”とは――。
【クジラの葬列】あらすじ
5月26日発売の「クジラの葬列」第1巻の書影が出ました!
鯨骨生物群集モチーフの殺し屋アクション漫画、是非ご購入下さい!
Amazon→https://t.co/UtDQBLAEti#クジラの葬列 pic.twitter.com/j0WdkTAaZi— 矢木直樹🐋「クジラの葬列」連載中 (@yaginaoky) May 10, 2025
日本の殺し屋は「クジラ」が仕切る…その裏社会の常識など知らず平凡な日常を送っていた北噛黒生。しかし謎の刺客により友を殺される。殺し屋の紗倉に救われ、クジラの後釜を狙う抗争を知った青年は、復讐を誓い修羅の海へ…。新鋭の贈る極彩色のキラーアクション!!
【クジラの葬列】作品情報
クジラの葬列
著者
矢木直樹
カテゴリ
青年マンガ
出版社
少年画報社
レーベル
ヤングキング
ジャンル
アクション・バトル
【クジラの葬列】ネタバレ感想
極彩色のキラーアクションが炸裂する新鋭作!
この漫画は、一見平凡な日常を送っていた青年・北嚙黒生(きたがみ・くろお)が、裏社会の抗争に巻き込まれていくという王道ながらも、読者の予想を裏切るスリリングな展開が魅力です。冒頭からスピード感あふれる展開で、特に8ページ目の衝撃的なシーンは、物語の緊迫感を一気に高めます。「突然命を狙われる」というありがちな出発点を巧みに利用しつつ、読者の関心を一瞬で掴み、そこから先はページをめくる手が止まらなくなるほど引き込まれます。一気に読了してしまうほど、物語の構成が巧妙で中毒性のある作品です。
お人好しで軟弱な主人公が修羅の道へ
主人公・黒生は、いわゆる「殺し屋の世界」とはまるで縁のない優柔不断でお人好しな青年。だが、その背後には日本の殺し屋の頂点「クジラ」と呼ばれた父の存在がありました。父の死を契機に、黒生は否応なく裏社会の抗争に巻き込まれていきます。そんな黒生の成長物語でもあり、軟弱だった青年が次第に決意を強めていく姿に、読者は感情移入せずにはいられません。敵の凶悪さに対し、彼がどのように立ち向かっていくのか…その過程が非常に見応えがあります。
悪役たちの圧倒的な存在感と表情美
この漫画の最大の魅力は、何といっても登場人物たちの“顔”。とにかくどいつもこいつも邪悪なオーラを放ち、ページをめくるたびに新たな“凶悪面”が現れる感覚は圧巻です。とびきりグロテスクというわけではないのに、どのキャラも内面の狂気がにじみ出ているような絶妙な描写で、まるで見た瞬間に「こいつはヤバい」と直感できる。特に悪党たちの顔芸とも言える凄まじい表情描写には、妙な中毒性があります。ただの悪役ではなく、各自にしっかりとしたキャラクター性があり、誰もが印象に残ります。
ぶっ飛んだヒロインに心を奪われる
そして忘れてはならないのが、この物語に登場するヒロインらしき存在の女性キャラ。彼女はただの清楚系美少女ではなく、むしろ悪党たちにも負けないほどの狂気を持った危険な魅力を放っています。まるで『スーサイド・スクワット』のハーレイ・クインや『サンダーボルツ』のエレーナのように、魅力と狂気を絶妙に併せ持つ存在。正気と狂気の間を行き来するような彼女の立ち回りに目を奪われ、「もっと活躍してほしい!」と願わずにはいられません。彼女が登場するたびに物語に一層のスパイスが加わるのも、見逃せないポイントです。
まとめ:裏社会×成長ドラマ×ビジュアルの破壊力
この作品は、殺し屋の世界という非日常を舞台にしながら、極限状況で成長していく一人の青年を描いたドラマでもあります。魅力的なキャラたちの造形、次々と巻き起こる裏社会の抗争、そして何より読者の目を釘付けにする顔と表情。すべてが一体となって、この漫画にしかない独特のテンションを生み出しています。今後の展開によっては、さらにとんでもない化け方をする予感すらあり、目が離せません。暴力、狂気、愛嬌、すべてが混在する極彩色のキラーアクションを、ぜひ体感してみてください。
【クジラの葬列】おすすめ読者
バイオレンスと美学を同時に楽しみたい人へ
この作品はただの暴力描写に留まらず、キャラクターたちの「顔」に宿る狂気や美しさが最大の魅力です。圧倒的な画力で描かれる極悪人たちの表情は、まさに“芸術”。そうしたビジュアルの迫力を楽しみながら、物語の緊張感にも酔いしれたいという読者にはぴったりです。グロテスク一歩手前のバランス感覚が絶妙で、「怖いのに見たい」と思わせる中毒性があります。
成長する主人公に感情移入したい人におすすめ
最初は頼りなく、事件に翻弄されるばかりだった黒生が、父の死と復讐の連鎖の中でどう変わっていくのか。その成長の過程こそが、この漫画の骨太なドラマ性を支えています。お人好しで臆病だった青年が、過酷な裏社会で覚悟を決めていく姿には、自然と応援したくなる力があります。成長譚に胸を打たれる人にとって、この作品はまさに理想的な読書体験になるでしょう。
ハーレイ・クイン系ヒロインが好きなら必読!
この漫画に登場するヒロイン的な存在は、ただの相棒や癒しではありません。彼女自身が狂気を宿したアクション要員であり、ときに主役を食うほどの存在感を放っています。ハーレイ・クインやエレーナのような、危うくも魅力的な“やばい女”が好きな人には強く刺さるキャラクターです。彼女がどう動くかによって、物語の方向が変わる…そんな予測不能な展開を楽しみたい人にこそ、読んでほしい作品です。
【クジラの葬列】ネットの声

冒頭8ページ目であっと驚く大ピンチを迎え、そこから読み進める手が止まらなくなった

どいつもこいつも邪悪なオーラが噴き出しており彼らの表情を眺めたくてページをめくってしまう中毒性がある漫画です

ヒロインっぽい女の子も、他の悪役連中に負けず劣らずぶっ飛んでいて惚れそうにな
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【クジラの葬列】最終話や結末話は
漫画「クジラの葬列」はまだ完結しておりません。
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