漫画「目の前の神様」がつまらない、または打ち切り寸前か？という声もある中で、この作品は凡人と自らを見なす一人の棋士と神様との関わりを描いた将棋漫画です。物語はその中心に、将棋の世界で日々成長しようと奮闘する一人の棋士の姿を置いて展開されています。ただし、一部の読者からは物足りないという声も上がっており、作品の継続について不安視する声もあるようです。本記事はネタバレ感想やあらすじを紹介したいと思います。まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。
【目の前の神様】あらすじ
将棋しかない僕らと
将棋の"神様"のお話。新連載「目の前の神様」配信🔥https://t.co/WbS3kVOdPv
— 少年ジャンプ＋ (@shonenjump_plus) December 25, 2023
大刀は最近、自分の指す手に自信が持てない。自らのデビュー戦で“神様”と出会ってから、何かが変わってしまった。同世代の“神様”に勝てる日は来るのか――自らを“凡人”と思う一人の棋士と“神様”、そして彼らと同じ時代を生きた人々の物語。
【目の前の神様】作品情報
著者: 久野田ショウ
カテゴリ: 少年マンガ
出版社: 集英社
レーベル: ジャンプ＋
【目の前の神様】つまらない？打ち切り？
初動のインパクトが少ない
「目の前の神様」という作品は、ジャンプ＋にて連載されている物語であり、その舞台となるのは将棋の世界です。物語の中心に位置する主人公、大刀はかつて自身が馬鹿にしていた同世代の上方に、将棋で大きな差をつけられ、今やその上方は将棋の神として賞賛されています。
この出来事によって、大刀は一度は将棋を諦めかけますが、そこから折れずに前進する強い心を持ち続けます。
大刀自身が自らを凡人と見なし、そして同じ時代を生きた他の棋士や神様との関係を描いています。成り上がり物語という点では、王道であり、予測可能な展開を辿ることが多いです。
しかしながら、同じくジャンプ＋で連載されている「バンオウ-盤王-」という作品は、将棋をテーマにしつつも、衝撃的な設定を持っています。現代の最強棋士たちに立ち向かうのは、悠久の時を生きるしがないヴァンパイアという斬新なアイディアです。
将棋ブームを感じる中で、「目の前の神様」は将棋の世界におけるストーリーとしては魅力があるものの、他の作品と比べるとインパクトが弱く、際立っているとは言い難いかもしれません。
将棋の知識
「目の前の神様」の読者の中には、将棋の筋に関して指摘する声もありました。例えば、阪田流向かい飛車からの急戦は定跡からかなり外れているという指摘や、７１金は陣形を引き締める良手であり、不快な手ではないという意見、そして投了の局面で先後が逆になっていることなどです。読者の一部からは、もう少し監修の方と盤面について議論してほしいという声も寄せられています。
これらの意見は、将棋に詳しいマニアックなファンからのものであり、作品がそのような詳細な点で通用しない可能性があることを指摘しています。ただし、これらの意見は作品の深化や改善に繋がる可能性もありますので、監修や議論を通じて作品の質を高める手助けとなるかもしれません。
伸び代がなく地味な展開
物語の短編としての面白さは確かにあるものの、展開や深化において疑問符がつく部分もあるようですね。『盤王』や『ヒカルの碁』のような作品が持つファンタジー要素がないため、物語に華やかさが欠けている印象があります。
さらに、主人公がすでに棋士としてデビューしているため、初心者の視点からの成長やステップアップする過程が描かれていない点も指摘されています。
このような要素の欠如は、物語がある種の地味さを漂わせる可能性があります。物語の展開や魅力を広げるためには、新たな要素や複雑な展開、キャラクターの内面や葛藤をより深く掘り下げることが求められるかもしれません。
物語における新たな局面や挑戦、成長の機会を探ることで、読者が物語により一層感情移入しやすくなるでしょう。
【目の前の神様】それでも人気
将棋の知識に疎い読者でも楽しめる点や、物語の主人公である大方が幅広い層に共感を呼ぶ挫折を初期段階で経験し、その結果キャラクターに対する感情移入が容易であるという点が高く評価されています。
この作品において、将棋の神として崇められている棋士たちには、藤井聡太さんのような実在の棋士を彷彿とさせるキャラクターも存在し、読者にリアリティを感じさせます。このようなリアリティは、物語の魅力を高める一方で、将棋を知らない読者にも物語に没頭しやすくしています。
今後の展開によっては、この作品が『盤王』のような成功を収めた看板作品となる可能性も示唆されています。物語の深化やキャラクターの成長、そして将棋の知識を持たない読者にもアピールする要素を上手く取り入れることで、幅広い層に愛される作品となる可能性を秘めていると期待されています。
【目の前の神様】ネットの感想
この目の前の神様の広告うざすぎてこの漫画ぜっっっったい読まないことに決めたわ pic.twitter.com/IR9QQJ69X2
— GIGANTGAIA1 (@GIGANTGAIA1) December 25, 2023
ジャンプ+の「目の前の神様」よかった
盤王とは違うタイプの将棋漫画で面白い
今後に期待— ばっさん (@Blitzen17hy) December 25, 2023
目の前の神様、漫画ファンとしては楽しみしかないけど、面倒くさい将棋ファンとしてみたときにタイトルの独占具合の書き方がちょっと気になった（いいアイデアはないけど）
— すこや (@SuperHutoshikun) December 25, 2023
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