「再生のウズメ」は、引きこもり生活によって鬱屈として、多少偏屈になってしまった主人公・ウズメが、様々な人々と出会いながら再起していく姿を描いた漫画です。元子役という才能を持ちながら、何かに挫折してしまった彼女が、現代社会の闇に晒された人々との関わりを通して成長していく姿は、読んでいて清々しさがあります。本記事ではネタバレ感想やあらすじを紹介したいと思います。まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。
再生のウズメネタバレあらすじ!
元”子役”の40歳が12年間引きこもり生活から抜けだせない話
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(1/9) pic.twitter.com/7Jm1zOWe18— 天堂きりん💫再生のウズメ1 (@tendon0308) March 7, 2023
「なんで私は、こんな生き方しかできないの?」田村ウズメ、元子役の40歳。結婚もせず、働きもせず、部屋にこもり続けて12年。同級生が自立して家庭を持つ中、もはやどう変わればいいのかも分からず自堕落な日々を送っている。そんなウズメを見かねた母は「便利屋」を呼ぶことに。ウズメの汚部屋を片付けにきた興梠は、演技経験のあるウズメを「代行スタッフ」として便利屋にスカウトして…!?引きこもりアラフォー女の人生再生譚!
再生のウズメネタバレ感想!面白い3つのポイント
引きこもり女子のリアル
「再生のウズメ」という漫画は、幼い頃から子役として活躍していたおかめ顔のウズメが主人公です。彼女は28歳になり、何かに挫折してから12年間引きこもり生活を送っていました。
ある日、彼女の実家の目の前に結婚して子供を持つ同級生が引っ越してきます。彼女は荒れた日々を過ごしながらも、いつも通りに夜中にコンビニへと出かけます。しかしその間に、彼女の親は業者を実家に呼び、何か大きなことが起こることになります。
ウズメは子供の頃から自己肯定感が高かったようですが、元”子役”の40歳が12年間引きこもり生活から抜けだせない話という掴みが非常に良い。
主人公の成長過程が良い
主人公のウズメは、現在40歳になり、引きこもり生活を続けていました。彼女は自分の人生に疑問を抱き、これからの未来が不安でしかたありませんでした。しかし、ある日、何でも屋の仕事を手伝うようになり、様々な人々と出会うことになります。彼女は、それまで知り合ったことのなかった人々と接することで、自分の人生に向き合うきっかけを見つけることができました。
物語はまだ初期段階で、状況はよくわかりませんが、ウズメが出会う人々は、夫の浮気や職場でのパワハラなど、不幸な境遇に陥っている人々ばかりです。
しかし、彼らは前向きに頑張り、自分自身や周りの人々を励ましています。その様子が描かれ、読者は元気づけられる漫画としても注目を集めています。ウズメ自身も、彼らの勇気や強さに触れることで、自分の人生に向き合い始めていくところが魅力。
引きこもり問題や生活困窮者問題
「再生のウズメ」では、主人公の引きこもり生活が描かれていますが、この問題は当人にとどまらず、家族や周囲の人々にも大きな影響を与えます。そこで、本作では母親視点からの想いやエピソードが濃密に描かれることで、引きこもり問題を立体的に把握することができます。
内閣府の2022年のデータによると、広義の引きこもりは日本全国で約75万人ほどいるとされています。このような引きこもり問題は、社会的に看過できない課題。本作は社会に対するメッセージ性もあります。
【感想】再生のウズメネタバレあらすじ!引きこもりアラフォー女の人生再生譚漫画!まとめ
「再生のウズメ」という漫画は、引きこもり生活に陥ってしまった主人公・ウズメが、自分自身や周囲の人々と向き合いながら成長していく様子が描かれています。
彼女が出会う人々は、夫の浮気や職場でのパワハラなど、不幸な境遇に陥っている人々ばかりですが、彼らは前向きに頑張り、周りの人々を励ましています。その様子が描かれ、読者は元気づけられる漫画として注目を集めています。
物語の始まりや根底のテーマは重いものですが、作品全体を見ると、暗くなりすぎず前向きに進んでいく雰囲気があります。ウズメが出会う人々は、不幸な境遇に陥っていることが多いですが、彼らは前向きに頑張り、周りの人々を励ましています。そして、彼らとの関わり合いを通して、ウズメ自身も成長していきます。
この作品は、人生に悩んでいる人々にとって、励ましや元気を与える良い作品と言えます。また、元役者という設定を通して、才能を持ちながらも何かに挫折してしまった人々の再起や成長を描く点でも、参考になる作品と言えます。
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