漫画「」は先生がで連載している作品です。本記事は、完結までのネタバレが含まれております。結末や最終話はどうなっているのでしょうか?まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。
結末や最終話は?ネタバレ感想!完結まで!
【動物人間】あらすじ
信じられねぇ!!インモラル肉食サスペンス岡田卓也「動物人間」まさかの続巻!!世界のネタはバレてるので、その分方向性をエグみに全振りした結果、今最も人間が蔑ろにされる漫画になってると思う。実写化したら間違いなくR18指定だ。 pic.twitter.com/hp7F3Mj7lk
— 緑の五寸釘 (@TORAUMAHELLO) October 30, 2024
【禁断・悪夢の“逆転”ファーム・スリラー!!】父と娘が迷い込んだのは…“動物”の姿を纏う不気味な集団の食事会。そこでは「人間が家畜」「人肉が主菜」。《ニンゲン農場》を営む彼らは、人ならざる動物…いや、動物ならざる…ナニカ。親子は最悪の“おもてなし”を受けることになる――。一方、農場の労働者である《山猫》のネロは、この村のリーダーを務める《鹿》の男・アーネストとの邂逅により、とある記憶を取り戻すが…?戦慄の世界観、衝撃の展開の連続、あなたに問う「命を食べる」ことの意味……。現代の寝ぼけた倫理観に牙をむく、トラウマ必至・刺激的すぎる【逆転寓話】。
物語の始まりは、車が事故で横転し、意識を失ったままの父と娘が、見知らぬ屋敷に保護される場面から始まります。この屋敷において、父娘は、しゃべる豚や鹿といった異種の動物たちと出会います。初対面の動物たちが、自身をからかうために着ぐるみを身に着けていると誤解する父娘でしたが、後に「自慢の農場」と称される施設を見せられ、2人は自分たちが予想外の場所に迷い込んでしまったことを理解します。
「動物人間」は、その中心に異世界的な要素を抱えた不思議な物語が展開される作品です。ここで描かれるのは、動物たちが人間のような社会構造を持ち、人間との交流がどのように進行するのかというテーマであり、読者はこの状況にどのように共感し、感じ入るかを探求するでしょう。
【動物人間】作品情報
原作: 岡田卓也
カテゴリ: 青年マンガ
出版社: 白泉社
レーベル: ヤングアニマル
【動物人間】はグロい
漫画「動物人間」の持つグロテスクな要素を以下にまとめてみます。
人間が家畜化される異常な設定
作中で描かれる最大の衝撃は「人間が家畜として飼育され、食材とされる」という逆転した世界観です。人間が牧場で育てられ、品種改良や肥育が施される描写は、現実の畜産を逆さまにした不気味さを強調しています。家畜用の人間が檻に閉じ込められたり、体格や肉質を評価される様子がリアルかつ不気味に描写されています。
動物の姿をした存在の不気味さ
この漫画の「動物」は単なる擬人化された可愛らしいキャラクターではなく、どこか人間的な思考や冷徹さを持つ異形の存在です。その姿は、動物の特徴を持ちながらもどこか歪んでおり、まるで動物でも人間でもない“別の何か”に感じさせます。表情や仕草に宿る異様な雰囲気が不安感を煽ります。
人肉食の描写
この作品の最もショッキングな部分は、人肉が食事として提供される場面です。調理された「肉」が人間由来であることを示唆する描写や、丁寧に皿に盛り付けられた料理のビジュアルが、現実の食文化への不安定な揺さぶりを与えます。また、調理される過程での生々しい音や光景の描写が、読者に強い嫌悪感をもたらします。
絶望的な親子の運命
父と娘が巻き込まれる「おもてなし」は、食材として利用されることを暗示し、逃げ場のない恐怖を煽ります。逃げようとする父親が無力感に苛まれる描写や、幼い娘の純粋さが「捕食される対象」として見られることで、物語の悲惨さと絶望感が際立ちます。
畜産の暗喩と命の倫理
人間が食材にされることで、読者は現実世界で行われている畜産業の仕組みを逆転的に体験させられます。血塗れの屠殺場面や、生きたまま扱われる家畜の「叫び」を模した人間の声が、畜産業への皮肉と命を奪う行為の恐怖を強調します。
残酷なディテールと緻密な描写
この漫画のグロテスクな要素を支えているのは、細部まで緻密に描かれたグロシーンです。血や肉片、裂けた肉体の描写がリアルで、読者の想像を超える生々しさがあります。特に、父親が娘を守ろうとするも無力な場面での痛々しさは強烈です。
【動物人間】はパクリ?
人間が食糧として扱われる異常な設定
両作品とも「人間が食材として飼育される」という恐怖の逆転世界が舞台です。
《約束のネバーランド》
子供たちが「鬼」によって管理され、「出荷」という形で食材として運命づけられています。
《動物人間》
人間が「動物人間」たちによって家畜化され、命を奪われて料理として提供される異常な世界が描かれています。動物の姿を持ちながらも人間的な思考を持つ「動物人間」の存在が、読者に強烈な違和感を与えます。
外見は穏やかでも隠された恐怖
両作品には、「一見無害そうな存在が恐怖を隠している」という共通点があります。
《約束のネバーランド》では、子供たちを優しく見守る「ママ」が、実は鬼のために食材を育てる役割を担っているという事実が恐怖を増幅させます。
《動物人間》では、彼らの穏やかな振る舞いやもてなしの裏に隠された「人肉食文化」が徐々に明らかになり、見る者に強い衝撃を与えます。
捕食者と被捕食者の緊張感
捕食する側とされる側の緊張感は、両作品の物語の核です。
《約束のネバーランド》では、知性を持つ鬼が子供たちを狩る捕食者として描かれています。子供たちは、その運命に抗おうと知恵を絞ります。
《動物人間》では、動物の姿を持つ異形の存在が完全に捕食者として君臨しており、人間は無力な家畜の立場に追いやられます。この固定化された関係の中で、父と娘が逃げ延びようとする姿が物語の緊張感を高めます。
命を食べる行為への倫理的問いかけ
どちらの作品も、命を奪い食べることに対する倫理的な問題を提示しています。
《約束のネバーランド》
鬼が人間を食べることが彼らの生存に必要であることが描かれる一方で、それに抗う子供たちの視点を通じて「命の尊さ」や「犠牲の意味」を考えさせられます。
《動物人間》
人間を「食材」として扱う動物人間の存在を通じて、現実の食文化や家畜化の問題を逆転した形で問いかけています。彼らが作り出す料理の描写が、読者に生々しい嫌悪感と不安を呼び起こします。
5閉鎖的な舞台設定
両作品は、閉ざされた空間の中で脱出を試みる構造が共通しています。
《約束のネバーランド》
孤児院(グレイス=フィールド農園)という閉鎖空間が舞台となり、そこから外の世界への脱出計画が中心となります。
《動物人間》
人間が捕らえられた「農場」という空間が絶望の舞台です。そこから抜け出そうとする父と娘のサバイバル劇が展開されます。
親子や仲間の絆
両作品とも、過酷な状況の中で絆が描かれる点が共通しています。
《約束のネバーランド》
子供たちが家族のような絆を築き、共に逃げるために力を合わせます。
《動物人間》
父と娘の親子愛が物語の中心となり、彼らが支え合いながら極限状態を乗り越えようとする姿が描かれます。この絆が恐怖の中での希望として機能しています。
総評
《動物人間》と《約束のネバーランド》は、捕食者と被捕食者の関係をテーマにし、命の尊さや倫理的問題を読者に投げかける点で共通しています。ただし、《動物人間》はよりダークで救いのない世界観を描いており、読者に圧倒的な恐怖と絶望を与えるのが特徴です。
【動物人間】パクリではない?
.舞台設定の違い
《約束のネバーランド》
舞台は一見平和な孤児院「グレイス=フィールドハウス」。外部から隔離された空間で、子供たちは食用児として育てられている。孤児院での生活の裏に隠された秘密が物語の核となり、外の世界への脱出が目的となります。外界には鬼の世界が広がり、壮大なスケールで物語が展開します。
《動物人間》
舞台は不気味な「農場」や「食事会」といった閉鎖的で限定的な空間。作品全体が異様で息苦しい雰囲気に満ちており、サバイバル要素が強調されます。脱出を試みるも、空間の閉塞感が常に付きまとい、よりダークな恐怖が演出されています。
捕食者の設定
《約束のネバーランド》
捕食者である鬼は、独自の文化や知性を持ち、社会的な仕組みの中で「人間農園」を運営しています。彼らの行動は合理的であり、鬼の視点から見れば人間を食糧とすることは自然な営みであると描かれています。また、鬼の中には「人間を食べない選択」をする者もおり、多面的な描写が特徴です。
《動物人間》
動物人間は動物の姿を模しているものの、その本質は完全に異形の存在であり、人間的な倫理や情をほとんど持たない狂気的な捕食者です。彼らの行動には「理性」よりも「異常性」が強調されており、捕食行為そのものが悪夢のように描かれています。
サスペンスとホラーの強調点
《約束のネバーランド》
サスペンス要素が強く、子供たちが知恵やチームワークで危機を乗り越えていく知的なストーリーが展開されます。脱出計画や裏切りといった心理戦が主軸となり、ホラー要素よりもスリルと感動が重視されています。
《動物人間》
ホラー要素が前面に出ており、読者に強烈な不安感や嫌悪感を与えることを目的とした描写が多く見られます。極限状態でのサバイバルや、暴力的かつグロテスクなシーンが中心で、心理的な恐怖が読者を圧倒します。
キャラクターの焦点
《約束のネバーランド》
主人公のエマを中心に、子供たちが希望を失わずに仲間を救おうと奮闘します。彼らの行動は読者に共感を呼び、希望と勇気を与える要素が強調されています。登場人物の成長や絆が物語を支える大きなテーマとなっています。
《動物人間》
主人公は父と娘という家族であり、彼らのサバイバルが中心に描かれます。ただし、物語全体が圧倒的な絶望感に包まれており、彼らの行動は「逃げるため」「生き延びるため」という切迫した目的に限られています。成長や希望よりも、恐怖と死の影が濃く漂っています。
テーマの深さと方向性
《約束のネバーランド》
命の尊さや仲間を守るための犠牲、種族間の共存といった深いテーマが描かれています。単なる捕食の話にとどまらず、哲学的な問いや感動的な場面が物語を彩ります。
《動物人間》
「食べる」という行為そのものへの倫理的な問いかけが前面に押し出されています。食文化や命の扱いに対する根源的な恐怖を逆転した視点で描き出し、社会のタブーに触れる物語となっています。
物語のスケール
《約束のネバーランド》
鬼の社会や世界全体を舞台とする壮大なスケールで、孤児院の外に広がる冒険要素が大きな魅力となっています。子供たちの計画的な行動と鬼の陰謀が織り成す、複雑で多層的なストーリーが展開されます。
《動物人間》
舞台やキャラクターが非常に限定されており、物語は閉じた空間で進行します。その分、描写が濃密で、視覚的・心理的に強いインパクトを与えることに重きを置いています。
以上のことからパクリではないといえます
【動物人間】ネットの声
かねちの紹介してる動物人間、人間が食われる側のやつ約ネバみある
動物人間って約ネバのパクリみたいだけど主人公が動物側になるところは予想外だった
動物人間、進撃みたいな作画で約ネバのパクリっぽさを感じたが…
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