【ガチアクタ】打ち切り?つまらない!ネタバレ感想!チェンソーマンがパクリだと炎上?

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“画力がヤバすぎる”と話題のバトル漫画『ガチアクタ』。壮大な世界観とダークなビジュアル、そして社会の底辺を生きる少年・ルドの成長を描いた本作は、連載当初から高い注目を集めていました。

しかし、近年では打ち切りの噂やつまらないといった声が目立ち始め、さらには作者による『チェンソーマン』へのパクリ発言騒動でSNSが炎上。

果たしてこの作品は本当に失速してしまったのか? それとも誤解されているだけなのか?ネタバレ感想とともに、『ガチアクタ』をめぐる評価を掘り下げていきます。

【ガチアクタ】あらすじ

犯罪者の子孫たちが集められたスラム街で、差別を受けながらもゴミを拾って暮らすルド。だがある日、身に覚えのない罪を着せられ、誰もが恐れる「奈落」へと落とされてしまう。奈落で「掃除屋」のエンジンと出会ったルドは世界の真実を垣間見、物に命を与え力を引き出す能力を発現させる。すべては「クソみたいな世界」を変えるために――!! 世界がどれだけ強くても自分の価値を他人にだけは決めさせない。敵は「常識」「権力」「差別偏見」超絶怒濤のバトルアクション開幕!

【ガチアクタ】作品情報

タイトル
ガチアクタ

著者
晏童秀吉

著者
裏那圭

カテゴリ
少年マンガ

出版社
講談社

レーベル
週刊少年マガジン

掲載誌
週刊少年マガジン

【ガチアクタ】つまらない?ネタバレ感想

『ガチアクタ』は確かに高い画力と独特な世界観を持つ注目作ですが、読んでいくうちに「なぜか熱が冷めていく」という印象を抱く読者も少なくないようです。以下に、この作品のつまらなさ・引っかかる部分を見出しを付けて解説します。

ビジュアルに頼りすぎて物語の芯が弱い

最初の数話では、スラム街の退廃的な美しさや、アングラ感満載の世界観に惹かれます。主人公ルドの生き様や「ゴミ場荒らし」としての誇り、番人シリーズの謎も一見面白そうです。しかし物語が進むにつれて、こうした設定が深掘りされず、ビジュアルや設定が先行しすぎて、ストーリーの軸がぼやけてきます。世界観の魅力だけでは、読者を長期的に引き込むには限界があるのです。

デザインのこだわりとストーリーの温度差

キャラクターやアイテム、背景など、ビジュアルの細部に至るまでこだわり抜かれているのは明白ですが、それに対してストーリーの展開が非常に淡々としていて、読み進めても大きなカタルシスが感じられません。設定の割には、登場人物たちの感情や動機も浅く、読者の共感を引き出しにくい構成になっています。

期待を裏切らない、つまり予想通りすぎる展開

良い物語というのは、読者の予想を適度に裏切りながら、先が気になる構成にするものです。しかし『ガチアクタ』は、設定が斬新な割には、ストーリーが非常に教科書的というか、王道の枠をはみ出さない安心感があります。裏を返せば、意外性がないとも言えるため、次の展開に対するワクワク感が希薄になります。

キャラクターの感情表現が単調で親しみづらい

ルドをはじめとする登場人物たちが、常に怒っていたり、感情の起伏がわかりにくかったりと、感情表現のバリエーションに乏しく感じられます。だからこそ、読者が彼らに感情移入するのが難しい。誰が好き・誰を応援したいという気持ちも自然と湧きにくくなってしまいます。

展開のスピードが遅く、冗長さを感じる

特に中盤以降は、テンポの悪さが目立ちます。必要だと感じた枝葉の話が挿入される一方で、ストーリーの本筋がなかなか進まず、もどかしさが募ります。これらのパートを3倍速で進めてくれたらもっと集中して読めるのに…と思わされる読者も多いはずです。

登場人物が多すぎて把握できない

敵味方含めてキャラクターが次々と登場し、しかも全員がしっかり描き分けられているにも関わらず、話の進行が遅いために、それぞれのキャラを覚える前に次のキャラが出てくるという悪循環があります。結果的に、誰がどの立場で、どんな背景を持っているのか曖昧なまま物語が進行し、没入感を得にくくなってしまっています。

総じて、『ガチアクタ』は「すごくよくできた設計図」ではあるけれど、「読者を乗せてくれる物語の推進力」が弱い漫画という印象です。画力やデザインの良さで最初は楽しめるものの、読み進めるほどに物語の構造的な弱さやテンポの悪さが浮き彫りになり、読後感に物足りなさを感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

【ガチアクタ】打ち切りの可能性は?

『ガチアクタ』は、アート的な完成度が高く、作家性も強く感じられる作品です。しかし、「週刊連載漫画」としてのスピード感、読者の感情を乗せるドラマ展開、キャラクターの魅力の引き出し方といった点で不安要素が目立ち始めています。読者が「続きが読みたい」と思わなければ、どれだけ技術的に優れていても、商業的には“打ち切り候補”と見なされる可能性はあるのです。

現時点で決定的な情報が出ているわけではありませんが、後半の展開次第では、巻数を制限された形で「円満風にまとめさせられる」可能性は十分に考えられます。

しかしアニメ化により認知度が上がり新しい読者獲得につながり盛り上がりをみせるかもしれません。

圧倒的な画力・世界観がアニメ映えすることで注目される

『ガチアクタ』の強みは何と言っても、繊細かつ迫力ある作画と、アングラ感あふれる独特の世界観です。漫画では読み手の想像に委ねられる部分も、アニメでは動きと音によって一層臨場感をもって伝えることができるため、ビジュアル面でのインパクトがより鮮明になり、多くの視聴者の記憶に残るでしょう。特にバトルシーンの演出次第では、SNSなどで「作画すごすぎ!」と話題になる可能性も高く、それが作品の認知拡大へ直結します。

キャラの感情や関係性がアニメで補完されることで

漫画ではやや単調に感じられたキャラの感情表現や会話も、アニメになることで声優の演技や演出によって厚みを持たせることが可能です。とくにルドの内面や葛藤、仲間との関係性などが丁寧に描かれることで、「このキャラ、こんなに魅力あったんだ」と感じ直す視聴者も出てくるでしょう。結果として、作品全体に対する評価が再構築され、再注目のきっかけになる可能性があります。

漫画未読層に作品が届くことで新たなファン層を獲得できる

アニメというメディアは、漫画を普段読まない層にもリーチします。特に配信サービスやSNSを通じて話題が広がれば、ライト層や海外ファンの目にも留まり、新しい読者層の獲得につながることが期待されます。これは単行本の売上やグッズ展開にも波及するため、商業的にも大きな追い風となります。

アニメ放送中に「再評価」される可能性がある

過去には、『呪術廻戦』や『鬼滅の刃』のように、原作連載時には中堅どまりだった作品が、アニメ化によって一気にトップクラスの人気作品に押し上げられた例があります。『ガチアクタ』も、原作ではややストーリー面で評価が割れているものの、アニメの演出やテンポ次第では、「意外と面白い!」という声が広がり、原作を読み直す動き=再評価の波が起こることは十分あり得ます。

【ガチアクタ】チェンソーマンがパクリ発言

2022年10月頃、『ガチアクタ』の作者である晏童秀吉(あんどう・ひでよし)先生が、自身のX(旧Twitter)アカウント上で投稿した内容が大きな波紋を呼びました。その中で晏童先生は、大人気作品『チェンソーマン』について、その設定が自身の作品『ガチアクタ』に似ており、アイデアを盗まれたのではないかと受け取れる発言を行ったのです。明言は避けながらも、「チェンソーマン」と思わせるようなタイトルに言及し、さらにそれを揶揄するような構図のイラストを公開したことで、多くの読者やファンの間で物議を醸しました。

この一連の投稿は、瞬く間にX上で拡散され、ファンの間で炎上騒動に発展しました。というのも、晏童先生が指摘した「パクられた」とされる設定というのは、漫画や創作業界では比較的よく見られるもので、特別オリジナルとは言い難いものでした。たとえば、「異能バトル」「主人公が過酷な環境から這い上がる」「ダークな世界観」といった要素は、ジャンルを問わず多くの作品に登場する一般的な設定です。そのため、ファンの間では「こじつけに見える」「さすがに被害妄想ではないか」「自分の作品の価値を落とすだけ」といった批判的な意見が多数寄せられ、結果的に晏童先生に対する逆風が強まることとなりました。

その騒動の影響は大きく、晏童先生は最終的にXのアカウントを削除する事態にまで至りました。こうした行動は、火に油を注ぐ形となり、読者の間ではさらに憶測が飛び交いました。とりわけ、漫画家自身が他作品に対して公然と疑念を投げかけるという異例の対応に対して、「プロとしての振る舞いとしては適切だったのか?」と疑問視する声も上がり、『ガチアクタ』という作品自体にもネガティブな印象が広がってしまったのです。

このような一連の騒動により、ネット上では『ガチアクタ』に関して「炎上したから打ち切りになったのではないか?」という誤解や噂も流れ始めました。実際には公式に打ち切りが発表されたわけではなく、連載はその後も続いていましたが、炎上の印象が強く残ってしまったことで、読者の一部が作品から距離を置くきっかけとなったのは確かです。特に漫画作品においては、作者と作品の印象が密接に結びつく傾向があるため、作者自身のSNSでの発言が読者の受け取り方に大きな影響を与えることは避けられません。

結果的に、この騒動は『ガチアクタ』という作品の評価や読者の姿勢にも少なからず影を落とすこととなりました。漫画としての完成度やビジュアルの魅力を評価する声がある一方で、こうしたトラブルが作品への先入観を生んでしまい、正当に作品が評価されにくくなってしまったという側面も否めません。読者の間で誤った情報が独り歩きし、「あれ、打ち切られたんじゃなかったっけ?」という誤解が生まれてしまったのも、この炎上騒動がもたらした後遺症のひとつと言えるでしょう。

【ガチアクタ】面白いと評価できた部分

それでもなお『ガチアクタ』が面白いと感じられる理由は、いくつもあります。むしろ、それらの魅力があるからこそ、たとえ炎上や読者離れといった逆風があっても、一定の支持を集め続けているのです。以下に、その魅力を深掘りしていきます。

圧倒的な画力とビジュアル面のセンスの良さ

まず第一に挙げられるのは、圧倒的な画力とビジュアル面のセンスの良さです。晏童秀吉先生の描く世界は、荒廃しつつもどこか美しく、混沌の中に秩序があるような独特の雰囲気を湛えています。

背景の描き込み、キャラクターの造形、構図のダイナミズム、ページ全体のリズム感など、どこを切り取っても「見ていて楽しい」「このコマを眺めていたい」と感じさせる力がある。とくにバトルシーンでは、その力強い線と大胆なアングルが合わさり、紙面越しにも“動き”を感じさせるような迫力があります。アニメや他メディアでの展開が期待されるのも、こうした視覚的なポテンシャルの高さゆえでしょう。

漫画という枠を超えて、哲学的な読後感

次に特筆すべきは、「モノ」に対する哲学的な視点です。『ガチアクタ』の世界では、道具に宿る力=「思念」のような概念が物語の軸になっており、これは単なる能力バトルとは一線を画しています。

捨てられたモノ、壊れたモノ、そしてそれを使う者たち。一見すると使い捨てられる存在にも魂や物語があるという価値観が根底にあり、そこにはサステナビリティやエコロジー的なテーマすら感じさせるのです。ただのアクションや勧善懲悪で終わらず、読む者に「モノの扱い方」や「価値の本質」を問いかけてくる構造は、漫画という枠を超えて、哲学的な読後感を与える要因となっています。

善悪の二元論に頼らない複雑なキャラ造形

キャラクターたちの立場や背景にも独特の深みがあります。主人公ルドは、スラム街出身の孤児という社会的に最も弱い立場から物語をスタートさせます。彼のような存在が、自分の存在意義を問いながら成長し、社会の構造そのものに挑むという筋立ては、王道ながらも熱量があり、読者に強く感情移入させる力を持っています。

彼だけでなく、周囲のキャラたちも「正義」や「価値」を一義的に語れない立場であり、それぞれの信念が衝突する中で、読者の倫理観や判断力を刺激してくれる。善悪の二元論に頼らない複雑なキャラ造形が、物語の厚みを増しているのです。

設定や用語の構築

さらに、設定や用語の構築にも独自性があります。「番人シリーズ」や「境界線」「ゴミ場荒らし」など、作品内だけで通じる独自の語彙があり、それらが世界観の“深度”を感じさせる。世界の構造や用語が段階的に明かされていく展開には、謎解き的な面白さもあり、熱心な読者であればあるほど「次は何が明かされるのか」と期待を持ちやすい構造になっています。

『ガチアクタ』の世界観において、ひときわ異彩を放っているのがグラフィティーデザインを基軸とした背景美術や都市のビジュアル構築です。これは、他の漫画作品ではなかなか見られない特異な魅力であり、晏童秀吉先生の感性とビジュアルセンスが凝縮された部分でもあります。

作品の舞台はスラム街――社会から隔絶され、汚物や廃棄物が溜まる「下の世界」とも言える場所ですが、その描き方が決して単なる“汚れた場所”で終わっていない点が非常に印象的です。そこには混沌の中に美学があり、壊れたものや散らばったガラクタの中からアートが生まれているような独特の美しさが存在しているのです。

まとめ

たしかに、テンポが遅い、話がわかりづらい、キャラが多くて把握しづらいなどの弱点はあります。しかしそれは、作者が緻密に構築した世界を丁寧に描こうとしている裏返しでもあり、じっくり読めば読むほど、細部に込められた意味や伏線の妙に気づかされる作品です。ライトな一気読みでは見過ごしてしまうようなテーマや技巧が随所にちりばめられており、それこそが『ガチアクタ』の「味」でもあります。

つまり、『ガチアクタ』が面白いのは、見た目の派手さと哲学的な静けさが共存しているからです。熱量と冷静さ、派手なアクションと地に足のついたメッセージ。そのコントラストが、他のバトル漫画とは一線を画する魅力となって、読み手を惹きつけ続けているのです。多少の欠点があったとしても、それ以上に「ここでしか読めないもの」が詰まっている。そう思わせてくれる、数少ないオリジナリティあふれる作品であることは間違いありません。

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