【感想】88KOKURAボーイズネタバレ！面白い！江塚永志が放つ昭和ヤンキーギャグ漫画！

漫画「88KOKURAボーイズ」は昭和のヤンキーカルチャーをテーマにしたギャグ漫画で、その独特な世界観と笑いがたっぷり詰まっています。もちろん、今回はネタバレも含みますので、まだ読んでいない方はご注意ください！

【88KOKURAボーイズ】あらすじ
【88KOKURAボーイズ】ネタバレ感想！面白い要素！
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まとめ

【88KOKURAボーイズ】あらすじ

「夏の新連載祭」第三弾は江塚永志先生の『88KOKURAボーイズ』⚡️⚡️
1988年にタイムトリップした悪ガキたちが「ホンモノ」の不良に囲まれながら男を磨いていく青春&ギャグ漫画です❤️‍🔥懐かしいアイテムや風景が盛りだくさんなんで、どうぞ夜露死紅👄https://t.co/wXEgr0qkW9 #88KOKURAボーイズ #江塚永志 pic.twitter.com/2VfoBO0OWg

— 路草 (@michikusa_comic) August 9, 2023

令和5年、生きる化石を体現するような男たちが修羅の国・小倉にいた。金髪リーゼントでCBXを乗り回す横浜洋平と、ド派手な赤髪を振り回して街で暴れる六角彪我。令和一ロックな不良と令和一パンクな不良はある日、バイク事故で昭和63年の小倉にタイムスリップしてしまう。令和でひとりぼっちだった彼らは昭和の街で何を見つけることができるのだろうか！？

【88KOKURAボーイズ】ネタバレ感想！面白い要素！

令和に現れた昭和を生きる若者

令和5年。金髪にリーゼントの髪型をまとった洋平は、横浜の街をCBXというバイクに乗って闊歩していた。彼は周囲から昭和の古き良き時代の名残と見なされ、その趣味や服装は現代の令和とは馴染まないものとされていた。しかし、洋平が昭和のスタイルに固執する理由には、彼の過去に深い経緯があった。

洋平は、アメリカ人の母と日本人の父との間に生まれたが、幼少期から病弱な体質だった。父親は洋平が幼い頃に亡くなり、その父の部屋が彼の唯一の遊び場となっていた。父はバイク乗りであり、その腕前はすばらしく、伝説的な存在とまでされていた。そして、彼の父の遺産の中で特に大切にされていたのがCBXというバイクだった。

洋平にとって、そのCBXは父との絆を象徴するものであり、彼の心の中で深い感情を抱えていた。そのため、洋平は昭和の時代の価値観やスタイルを受け継ぐことで、父への思いを大切にしていたのだ。周囲が令和の流行にのって変化していく中で、彼の選択は一種の抵抗として昭和の魂を守ろうとする意志の表れでもあったのだろう。

時代が進化し、価値観が変わる中でも、洋平の胸には過去への深い愛情が息づいていた。彼の金髪のリーゼントとCBXという風景は、まるで時空を超えて父との絆を結ぶ糸のように感じられた。

父の遺言に胸を打たれた過去

洋平は幼少期から昭和のヤンキー文化に強い憧れを抱いており、小学生の頃でさえ髪をリーゼントにし、そのスタイルで自身を表現していた。しかしながら、彼の価値観や独自のスタイルは周囲の同級生からは理解されず、むしろいじめの対象になってしまった。洋平は他人の目線によって絶望の淵に追いやられていた。

その中で、洋平の人生に変化をもたらす出来事が起こる。彼の父親の親しい友人であるテルおじさんが現れ、洋平には知らされていなかった父の遺言の音声を聞かせてくれた。その音声には父の声が込められており、「他人の評価など気にするな。俺があの世から力を送ってやる。自分らしく生きろ」というメッセージが込められていた。この励ましの言葉は洋平の心に響き、彼の背中に力強い後押しを与えた。

この出来事は、洋平にとって父の遺志を受け継ぐ重要な瞬間であり、彼のルーツと結びついたものだった。父親の願いや思いを胸に秘め、他人の意見に流されることなく自分の生き方を貫くと決意した洋平は、内なる自信と強さを手に入れることになった。

この新たな決意は、彼の人生における転機となり、周囲の人々にも影響を与えていった。洋平は父の遺産だった昭和の精神やヤンキー文化を大切にしつつ、自分の道を歩むことを決意し、その姿勢は彼の中で確固たるものとなった。