よふかしのうたパクリで面白くない?ヒロアカのトガヒミコに激似のナズナ?

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よふかしのうたがアニメや漫画で人気を得ていますがパクリと言われたり、面白くないという意見も。

とくに吸血鬼のナズナのキャラデザがヒロアカのトガヒミコに激似だということ。

実際のところはどうなのか調べてみました。

ネタバレを含みますのでまだ作品を知らない方は見ないことをおすすめします。

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よふかしのうたあらすじ

“恋と青春は、真夜中に生まれる。”

中学二年生の少年・夜守コウは、同級生の告白を振ったことが原因の人間関係トラブルから不登校になり、体内時計が完全に狂ってしまっていた。とある眠れない夜、こっそり家を抜け出し、生れて初めての夜の街へ繰り出す。しかしそこで偶然出会った吸血鬼・七草ナズナに血を吸われてしまう。

吸血鬼の事を知ったコウはナズナに教えてもらった夜という”自由の時間”を気に入り、コウ自身も吸血鬼になりたいという目標を持つようになるが、吸血鬼になるには一つの条件があった。それは、人が吸血鬼に恋をする事。

コウは人間関係が得意ではない。もちろん恋も知らない。彼にとって恋愛は、意識すらしたことのない道の領域なのである。

コウの血の味を気に入ったナズナと、吸血鬼になる為にナズナに恋をすることを決意したコウ。利害と馬が合った二人は毎晩行動を共にするようになり、その中で直面する数々の問題に持ち前の純粋さで真正面からぶつかっていく。

熱情、嫉妬、哀愁、愛、喜び、醜くも美しい多種多様な人間の感情に触れていくコウは、果たしてナズナに恋をすることが出来るのか!?

恋の物語ではなく恋をする為の一風変わった物語。
ふたり たのし よふかしラブストーリー!

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よふかしのうたのキャラデザはヒロアカのパクリ?

ヒロアカのパクリと言われていたキャラデザはどんなものだったのでしょうか?

炎上するほどのものなのでしょうか?

作者がTwiiterトガヒミコが好きを公言


実は作者であるコトヤマさんはヒロアカのトガヒミコを描いたイラストを自らTwiiterに投稿されていた過去があります。

「可愛いですよね……可愛いですよね!!!!! 」とトガヒミコ愛を語っていた。

漫画家さんのようなクリエイターは、自分がインスパイアされたものを作品に投影することはよくある話です。

よふかしの作者であるコトヤマさんも無意識的にやっていた可能性も十分あります。

問題になっていたナズナとトガヒミコの比較画像がこちら。

共通点としては瞳の感じや口元、髪型まで確かに激似の要素が多いです。キャラクター性については、血液を自分の体内に取り入れることでその人間に慣れる能力をもつトガヒミコに対し、人間とのハーフである吸血鬼のナズナ。

「血」というのはキーワードになっていますが、性格やキャラクターの設定は違うようですね。

たしかにこの画像だけをみるとヒロアカのパクリと言われても仕方がないです。

別カットはそこまで激似ではない

いくつか別カットでみたり、色がついたり、全身を通しでみると決して激似というほどではないかもしれせん。

カットによっては激似のシーンが数カ所あったというくらいでしょう。

なのでそこまで気にすることなく作品に没入できると思います。

ではストーリーの方はどうだったのでしょうか?

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よふかしの作品が面白いと思った3つの理由

アニメ化されるだけあって、パンチの効いている作品でした。

一つづつ解説したいと思います。

ミステリアスな世界観とラブコメの融合

本作品のストーリーを語る上で欠かせない三大要素は吸血鬼・夜・恋愛です。吸血鬼と夜が醸し出す。クールでミステリアスな陰の空気感と、ラブコメのニヤニヤしてしまうくらいの陽の空気感の混ぜ方が非常に上手いです。

絵もその辺りを意識しているのか、シリアスシーンと恋愛シーンで画風が少し変わり、読者を飽きさせることがありません。

現在放送中のアニメ版でも、絵と音楽の表現・演出にこだわりを感じます。
キャラクター一人一人のファッションや話し方にもコンセプトがしっかり分けられている事もあり、全体的にオシャレにまとまっています。

物語のポジティブさが良い

多くのラブストーリーがそうであるように、本作中に出てくる問題提起やその解決のほとんどはポジティブな物です。

吸血鬼要素の入った作品の中には、闘争や差別などの暗くて深い内容の物も多いのですが、そういう事は軽く流して進んでくれるのも本作品の良いところです。

作中で起きる問題も、ディープな物もあるにはありますが、その問題、事象そのものにフォーカスをあてるというよりは、その問題を引き起こす原因となった当事者たちの心や考え方にフォーカスがあたっている為、事象そのものにはいい意味で深堀しません。

そういった工夫が本作品の物語のポジティブさを守ってくれています。

思春期の心を上手く描いている

主人公の夜守コウは中学二年生の思春期ど真ん中という設定なのですが、本作品では彼が生れて初めて様々な感情を概念化して感じていく描写が多く描かれています。

思春期の不完全性やそこから生まれる純粋性が上手く分かりやすく表現されており、普段当たり前の様に感じている感情を再認識する機会を与えてくれます。
大人、特に大人である事への疲れや疑問を抱いている方に特におすすめの作品です。

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残念だったと思った3つの要素

個人的に残念だったと思う要素もあります。

いくつか紹介したいと思います。

フォーカスの当て方が微妙

初めは吸血鬼と夜が織りなすミステリアスな空気の中で恋愛をベースに様々な感情を描いていく事にフォーカスが当たっていて、そこに深みを感じる事が出来たのですが、少しずつ吸血鬼と言う存在そのものを深堀したり、主人公が強くなってバトル要素が入ったりと、焦点のブレを感じる事が増えてきています。

また、キャラクターの内面的な問題が描かれることも少しずつ減ってきているように感じる為、元の“恋をする為の物語”に立ち返って欲しいものです。漫画141話現在は、それが読むのを止める原因となるほどで膨らんではいませんので、これ以上事象そのものの話が強くならない事を祈ります。

いい人ばかり

これは良い所でもあり残念な所でもあるのですが、登場するキャラクターは総じて良い人です。

別に悪い人が出ればいいという訳ではありませんが、みんな仲間になるみたいな話の進み方は、物語を浅く感じさせる要因になってしまいます。善人でも悪人でも無いキャラクターが感慨深い結末を迎えるような話も少しはあると物語の深みが一気に増すものです。基本的には10代向けという事なのでしょうか。

普通に考えると結構なトラウマを持ったキャラクターも出てくるのですが、戦いが終わったら皆仲良しというのは結構残念なものです。
とはいえ、そのお陰で読みやすさは抜群なので、毎週楽しみにしている読者も多いです。

ナズナのキャラがぶれてる

初めは全てを知っている様な上から目線のしゃべり方のおじさんみたいな美少女が実は純粋な乙女の要素を持っているという風な、ツンデレ的なキャラクターだったのですが、最近はコウ君に優しすぎる気がします。

これを物語が進む上での成長と捉えるかキャラのブレと捉えるかは自由ですが、これをブレと感じる読者も多いようです。

物語がもう終わりかけていると思うと納得できますが、そうでないなら、ここからどうやって恋愛の部分を進めていくか次第で作品の評価を大きく左右する事になります。

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まとめ

夜守コウが七草ナズナに恋する為の物語・よふかしのうた。

まさに恋に恋した思春期のあの頃の感情を思い出す事ができる為、エモーショナルな作品が好きな方はもちろんの事、エモい画風の作品が好きな方やあることに疲れや疑問を抱いている方にもお勧めの作品です。

ネットでの本作品に対する肯定的な評価の中にも、“世界観”や“雰囲気”といった単語が目立っているところを見ると、画風や設定、空気感が評価されている作品という事が良く分かります。内容に対して否定的な評価も目立つ作品ではありますが、上述の通り、読む角度次第で大きく評価が変わる傾向にあります。

絵に関してはアニメの方の評価も非常に高く、黒と紫などのグラデーションの多い映像は、どこを切り取ってもオシャレな雰囲気があふれており、キャラクターの可愛さも漫画より倍増して楽しむことが出来ます。また、アニメではBGM等の音楽にもこだわっている為、目だけではなく耳でも楽しむ事が出来るように工夫されています。

本作品は基本的にハッピーな結末を迎えるようにできている為、恋愛を通して様々な感情と向き合っていく主人公・夜守コウの視点から感情的に物語にのめりこんでも疲れる事がないため、安心して読み込むことのできる作品です。

思春期の感覚を思い出してみてはいかがでしょうか?

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