雪と墨はTwiiterで「13万いいね」の話題作!家を追われた名家の令嬢と、彼女に買われた大罪人の物語をうの花みゆき先生が描く。コミックDAYS、ヤンマガWebで連載中で、コミックス1巻が1月19日に発売された。今回は雪と墨の面白い要素とつまらないと評価する読者の感想を紹介したいと思います。
ネタバレを含んだ感想になりますので、まだ読んでいない方は注意してください。
雪と墨のあらすじ
雪と墨(再掲)1/9 pic.twitter.com/vBBegQPmxz
— うの花みゆき❄1/19単行本&1/17最新話 (@18____th) January 19, 2023
SNSで発表されるや否や大反響を巻き起こした『大罪人と名家の令嬢の物語』、第1巻!! 家を追われた名家の令嬢、そんな彼女に買われた大罪人。居場所のない2人は、お互いの腕の中を行き先に選んだーー…。
ネネオは村人50人を殺害した大罪で、市中を引き回されていた。「その罪人、私が買い取ります」。斬首される彼の運命をその一言で一変させたのは、名家の令嬢であるフレイヤだった。家督争いに敗れ極寒の僻地へと向かうフレイヤから従者を命じられたネネオは、自分と同様に世間から蔑みと憐れみを受けている彼女に気づく。生い立ちも考え方もまるで違う2人だが、それぞれの事情を打ち明けていく中で、お互いの理解者になっていき…。
雪と墨が面白いと思う3つの理由
雪と墨はTwiiterで大反響だった話題の作品。一体どんなところが面白いのでしょうか?
考え方の違う二人の存在感が見どころ
この物語のヒロインであるフレイヤと、彼女と関わることとなった罪人から従者へとなったネネオとの関係が見どころとなる今作は、考え方と生まれ方など、それぞれに異なる二人の価値観が互いに知り、そして感情を共有していく、恋かそれとも友情かと二人の間に揺れ動く感情の物語が見どころとなり、長い旅を経て互いに抱いていく想いを、どう繋がらせていくのかと、そんな二人の旅路が、どんな結末を迎えていくのかと、長い旅をテーマにした作品となっています。
旅の中で得ていく想いや感情に、二人の関係はどうなっていくのかと、そんな進展も見どころです。
フレイヤの存在感
本作のヒロインであるフレイヤは、言うなれば世間知らずなお嬢様とも見られますが、彼女は誰よりも人間らしく、そして貴族である存在として描かれています。自分の最後の旅路となる中で共に歩むべき従者を、よりにもよって犯罪者であるネネオを選んだのかと、彼女がその理由を語るときに見せる、裏表のない心の言葉には、誰よりも人間らしい、そして気高い誇りのある人物としての輝きのある存在感が、彼女をヒロインとして輝かせると、今は見なくなりつつある、純粋なまでのヒロインとも言えます。
ネネオの存在感
ネネオは本編においては悪役であり、またフレイヤの事で様々な感情に振り回されてしまうキャラとして描かれていく事になります。彼は今まで悪人としていき、善人とは無縁の人生を歩み、また善人を小馬鹿にしながら、それを利用して生きてきた悪党として登場します。
しかしフレイヤと関わることで、彼は善意というものを知るようになり、今まで生きてきた中で、感じたことのない感情を知る事になると、フレイヤに対して特別な感情を抱く様になります。彼の心境の変化や感情のあり方なども見どころです。
雪と墨つまらないと思う3つの理由
面白い要素をたくさん含んでいる本作ですがつまらないと評価する読者も。一体どのようなところなのでしょうか?
主人公に対する扱いのひどさ
本編の物語の性質上においては仕方がないことだと言えますが、フレイヤ達に対する扱い方が過酷であると、見る人によってはストレスを感じてしまうかもしれません。自宅を追い出された貴族の娘と見下され、馬鹿にされ卑下されるフレイヤと、犯罪者だと罵られるネネオ。
二人の環境の悪さは、物語を盛り上げるための演出上では仕方がないことですが、二人に対する仕打ちなどのシーンは辛いものがあります。
全体的に暗めな雰囲気などが問題
この作品においては全体的に明るい作品ではなく、どちらかと言えばダークな物語としての側面があります。フレイヤとネネオを虐げる人間達の悪意や、また二人を蔑視する視線など、悪意が多くあり、それがこの物語の特質な部分であるも、読者によってはその部分が好きになれないとする読者も多いと思います。
悪意のある人間達の存在感が目立ち、主人公達を虐げていく環境は、やはり読者によっては好き嫌いが分かれる部分とも言えます。
人によっては好き嫌いの分かれる作品
本作は読者の好き嫌いが分かれる作品とも言えます。明るい日常系や、また学園ものなどを好む人には、忌避感が沸いてしまう内容でもあり、恋愛系として読むには、少しハードルの高い人も多いのではと、読者を選ぶ作品である事が、この作品の面白さを分けてしまう原因とも言えます。
読む人によっては、ストレスにトラウマな部分などを刺激されてしまう可能性もあるので、閲覧時は気をつける事を進めます!
雪と墨がネタバレ感想レビューまとめ
雪と墨はつまらないと評価される読者もいますが、本作に描かれている愛の形は、生まれと育ちと思想の違う二人が、どのようにして心を通わせていくのかと、その二人の想いがテーマになっている作品とも言えます。
フレイヤは、言うなれば聖女の様な存在であり、人間の持つ悪意や憎悪などの中に晒され傷つく事になるヒロインとして描かれていくこととなり、そんな彼女を守る立場になるネネオは、彼女によって心を揺り動かされていき、今までにない感情を抱く様になる成長を得ていく事になります。
この二人の関係は言うなれば恋人ではなく、主人や従僕の関係ではなく、家族の関係とも言える純粋な愛を育んでいく関係ともなっていきます。互いに足りないモノを補い、そして互いに何かを得ていく感情を知っていく二人と、この相反する二人の関係がどうなっていくのかと、そこに注目してほしい作品です。
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