【ザシス】完結まで!結末や最終話は?ネタバレ感想!森田まさのりが挑む初のサスペンスホラー漫画!

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漫画「ザシス」はグランドジャンプで連載中で森田まさのり先生の初めてのサスペンスホラー作品です。物語は、中学校の教師である山内海が教育現場で奮闘する中で展開されます。彼は恋人であり文芸誌の新人編集者でもある八木沢珠緒と外食中に、中学時代の同級生が殺害されたというニュースを目にします。そして数日後、珠緒から公募小説の一つの落選作が事件と酷似していることを知らされることになります。本記事ではネタバレ感想やあらすじを紹介したいと思います。まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。

【ザシス】あらすじ

中学教師・山内海はある日、殺人事件のニュースを目にする。殺されたのは鈴木侑己、中学時代の同級生だった。数日後、山内の恋人で文芸書の新人編集・八木沢珠緒は、公募小説の落選作に事件と酷似した内容が描かれた作品を見つける。『ザシス』――作者名は佐伯遥人。やがて小説と同じように、旧友に同窓会の案内状が届いて…。森田まさのりが挑む初のサスペンスホラー

【ザシス】作品情報

タイトル: ザシス

著者: 森田まさのり 

カテゴリ: 青年マンガ

出版社: 集英社

レーベル: グランドジャンプ

【ザシス】ネタバレ感想

劇画タッチの画力

漫画「ザシス」は、その独自の画風や描写力だけでなく、キャラクターの振る舞いや言動においても、漫画特有の要素を抑えつつも、リアルでサスペンスに満ちたドラマを見ているかのような感覚を私たちにもたらします。

絵の力が感情や想像力を刺激し、読者に恐怖を与えるからだと言えます。作品の画力や表現が、私たちの心に深く訴えかけ、恐怖を引き起こす要因となっています。

その作者の持つ独特な才能や技術は、他の作家が容易には模倣できないものではないでしょうか。ただし、ヤンキー観が含まれている部分もあり、これは作品の玉に瑕と言えるかもしれません。

罪や復讐

物語の中で過去の罪や復讐がメインテーマとして描かれていますが、その展開は主人公の過去の行いに大きく左右されます。主人公がどれだけ事態に関わっていたか、またはどれだけの落ち度があるかによって物語が変わるのです。

読み進めるにつれて、主人公の白か黒かという線引きが難しくなってきました。一見すると主人公は事件に加担していないように見えますが、一巻の終わりまで読み進めると、不可抗力や複雑な要素が絡み合ってきて、主人公の立場がグレーゾーンになっているように感じます。彼は直接的な加担はしていないものの、ただし、完全に無関係というわけでもない、といったところでしょうか。

この曖昧な状況が物語に深みを与えていると感じます。主人公の立場がシンプルには決まらず、読者も彼の行動や選択を見つめ直す必要がありそうです。物語が進むにつれ、ますます複雑になっていく展開に驚愕。

森田まさのり先生ファンなら必見

森田まさのり先生はこれまで多くの青春漫画を手がけてきました。ファンの中には、青春ストーリーが大好きな人も多くいます。そのため、今回の新連載「ザシス」がホラーやサスペンス要素を含んでいることで、興味を持たないファンもいるでしょう。しかし、これまでの作品とは異なるジャンルに挑戦することで、新鮮な一面も見ることができます。先生の新たな技量や才能が垣間見られる作品で、これまでにない魅力を放っています。

特に驚くべきは、よく練り込まれたストーリーや恐怖表現を表す画力です。まさに、これまで見せたことのない引き出しを開けたようで、その巧みなストーリーテリングや恐怖表現には感心せざるを得ません。

【ザシス】ネットの感想

【ザシス】完結まで

ザシス1巻ネタバレ


山内海という中学の教師が、職員室でホラー小説に没頭している最中に、男子生徒とその母親がいじめを受けていると主張して校長のもとへやって来ます。しかしその出来事は、実際には男子生徒のでっち上げだったのです。

この一件で、学校が評価主義であるという現実に驚く山内。一方、彼の彼女である新人編集者の八木沢珠緒は、公募小説の落選作『ザシス』を目にします。その作品こそが、恐ろしい出来事の幕開けだったのです。

ある日、二人が食事中に殺人事件のニュースを目にします。被害者は山内の中学時代の同級生である鈴木侑己でした。数日後、珠緒は『ザシス』をもう一度読み返し、事件と驚くほど似ている内容に気付きます。

そして、さらなる⚪︎人事件が発生!小説の中で描かれた恐ろしい⚪︎人方法が現実に起こり始めます。その小説の中には、届いた同窓会の案内状の差出人も登場し、その名は中学時代にいじめを受けていた『ザシス』の作者、佐伯遥人と同じでした。

しかし、その後には思いもよらない衝撃の事実が明らかになります。佐伯遥人はすでに死亡していたのです。それから先も、連続する恐ろしい事実や衝撃の展開。

ザシス2巻ネタバレ


中学の教師である山内海は、彼の元同級生である鈴木が殺害されたという悲劇に見舞われた。この悲劇は続き、新人賞を逃した小説『ザシス』と奇妙に絡み合っていく。「ザシス」の作者は、海のかつての同級生であり、中学時代に虐められていた佐伯遥人だ。復讐の糸が絡みつくかと思われたが、海はこれを否定する。

なぜなら、1年前に彼が遥人をひき逃げした後、彼を埋葬しようとした同級生たちによって目撃されたからだ。しかし、その場所を調査すると、掘り返された形跡しか見当たらなかった。予想外にも、遥人が主催する同窓会が近づいていた。誰もが状況を理解できないまま、犯罪は続発し、また一つの命が奪われていった。同窓会に招かれた同級生たちは、主催者の遥人が姿を見せないことに不安を感じていた。

その時、予約がなかったことを知らされ、遥人名義の手紙が届いた。手紙には別の会場に来るよう指示があり、その場所には広い部屋と大きなモニターが用意されていた。モニターに映し出されたのは、遥人がいじめられた際の音声と、その後に命を奪われる被害者たちの映像だった。

ザシス3巻ネタバレ


同窓会に集められた元クラスメートたちは、ある日、かつて佐伯遥人が座視していた和真がモニター越しに見える中、クロスボウで命を奪おうとする異様な光景に直面しました。和真の命を狙う犯人は、驚くべきことに、遥人が書いた小説の筋書きに忠実に従っていました。その背後には、息子の命を奪われたことに対する復讐の念に燃える彼の母親がいたのです。

彼女は冷酷な計画を実行に移し、遥人の死体にクロスボウを持たせて引き金を引かせようとしました。そうすることで、息子の復讐を遂げようと考えていたのです。しかし、その瞬間、山内海が彼女の行動を止めようと果敢に立ち向かいました。緊迫した状況の中で、クロスボウの矢は予想外の方向に飛び、母親の頭を貫きました。

この一連の悲劇的な事件に終止符が打たれたかに見えました。しかし、さらなる衝撃が待ち受けていました。実は、遥人のいじめの主犯は晋太郎だったのです。そして、物語の最後には、死んだと思われていた遥人らしき人物が登場し、犬を使って晋太郎の命を奪ったという驚愕の展開が待っていました。

【ザシス】最終話や結末話は?

小説の通りに次々と人々の命が奪われていくという奇妙で恐ろしい事件。この連続殺人事件は、息子をいじめによって失った母親が遂行した復讐劇だったのです。彼女は、息子を失った痛みと怒りから、佐伯遥人が書いた小説の筋書きに従い、精巧に計画された殺人を実行していきました。

事件の調査が進む中で、さらに驚くべき事実が明らかになりました。かつて亡くなったと思われていた遥人が、実は生きている可能性が高いことが判明したのです。最初の復讐を遂げたのは確かに母親でしたが、いじめの主犯格であった晋太郎は亡くなったはずの遥人自身の手によって実行されたのではないかと推測されました。この真相については、確かな証拠がなく謎のまま残されました。

事件のタイトルである「ザシス」には、「座視する」という意味が込められています。これは、いじめを目撃しながらも何も行動を起こさなかった人々に向けられた強いメッセージだということも明らかに。

遥人やその母親が抱いた深い悲しみと怒りを象徴するこの言葉は、いじめを見て見ぬふりをすることの重大さを訴えています。彼らの行動とその動機を通じて、私たちはいじめの悲劇と、その結果生まれる復讐の恐ろしさを改めて考えさせられるのです。

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