漫画「菌と鉄」の片山あやか先生が「別冊マガジン」で掲載されている作品です。進撃の巨人の作者が絶賛していると話題ですが、読者の中ではつまらない？打ち切り？といった意見がありました。本記事ではなぜそのようなことが言われているのか紹介したいと思います。まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。
【菌と鉄】あらすじ
3月9日発売の
別冊少年マガジン4月号から「菌と鉄」
連載再開します！
大変お待たせして申し訳ありませんでした🙇♀️
再び全力疾走で頑張りますので宜しくお願い致します！ pic.twitter.com/8bdyHc4tiY— 片山あやか (@kattyymma) March 6, 2022
『進撃の巨人』諫山創絶賛！
SF×ディストピア×サスペンス！
“最後の大型新人”が打ち立てる、新たなる金字塔!!ここはエリアD-18。
「アミガサ」という名の世界政府によって
人類は支配されていた。
完全なる管理社会。
それを乱すのはただ一人‥‥
この物語の主人公、ダンテのみだった。
【菌と鉄】作品情報
著者: 片山あやか
カテゴリ: 少年マンガ
出版社: 講談社
レーベル: 別冊少年マガジン
【菌と鉄】つまらない？打ち切り？
シリアス感が薄れエンタメよりに
物語の中心には外の世界を知らない少年ダンテが登場し、初めて外の世界に出た彼は、偶然にも女の子と出会い、彼女との出会いが彼にとって恋の始まりとなります。そしてこの世界が菌に支配された現実を知ることになります。その事実を彼だけが知ることになり、彼の心は葛藤に満ちます。
アミガサの中核には敵組織であるエーテル側の人間が収めていたことにも衝撃です。拷問されても菌の効果がきかない主人公ダンテの設定はとても魅力的で、物語の序盤は非常に緻密に構築された話で読者を魅了します。
しかし、物語が進むにつれて、チートアイテムであるカプセルの設定がエンターテイメント志向にシフトし、物語の深みが急速に失われていくように感じるところがありました。
アミガサと地球の長い午後
「アミガサ」の設定が「地球の長い午後」と類似していることも指摘されています。「地球の長い午後」は、遥か未来、寿命が尽きかけた太陽の下で、地球の自転が停止し、地上には永遠の昼と夜が訪れた世界を描いています。
熱帯化した昼の世界では、巨大に進化したベンガルボダイジュが大陸を覆い、移動可能な食肉植物が絶滅の危機にある動物に代わって地上を支配していました。
文明を失った人類は、弱肉強食の世界でグループを形成し、かろうじて生き延びていました。しかし、自己中心的な行動を繰り返した結果、少年グレンはグループから追放されてしまいます。そこで、彼に頭を良くするからと君に寄生させてくれると言って、「アミガサダケ」が現れるという話です。類似している物語をつまらないと感じる読者もいるかもしれません。
バトル描写のインパクトが少ない
アザを持つ者同士のバトルシーンが頻繁に登場しますが、その戦闘描写にはまだまだ改善の余地があります。
次のコマへの期待感が十分に盛り上がらず、戦いの躍動感が不足していると感じる読者もいるでしょう。また、戦闘スタイルも単調で、頭脳戦や戦略性が欠けているように思われることもあります。
淡白な結末に至ることが多く、一方的な殴り合いで終わってしまう場面も目立ちます。そのため、物語全体の流れにおいて、バトルシーンがより充実し、読者の興奮を高めるような展開が求められるでしょう。
【菌と鉄】それでも人気
つまらないと言った意見もありますが、進撃の巨人の作者が絶賛しているだけあって人気もあります。
作品は、人間を含む生物や地球について、深い考察を促すものです。物語が進むにつれて、エーテルに対する期待や願いが高まりますが、生命の意味や正しさについての疑問も深まっていきます。
人間が自らの種である「ヒト」という存在の愚かさを自覚し、現在の環境破壊活動を改めない限り、近い将来に苦しい結果を迎えることが避けられないと考えられます。しかし、人間が弱く、脆く、愚かで感情的であるからこそ、彼らを愛おしく思い、大切にする必要があると感じられます。このような難解なテーマを描いてくれた作者に感謝の意を表したいと思います。
SF好きにはおすすめの漫画です。
【菌と鉄】コミックス情報
菌と鉄ネタバレ1巻
「アミガサ」という作品は、厳格な統制下にある世界を描いています。人々は完全に管理された社会で、日々同じルーチンに従い、特定のエリア内での生活を送っています。この支配体制を破るために立ち上がるのは、主人公の「ダンテ」だけです。
彼は「アミガサ」に疑問を抱き、ある日、極秘任務でエリアの外へ向かいます。しかし、その任務で彼は仲間を失い、唯一生き残ります。その出会いがきっかけで、彼の信念に変化が生まれます。
『アミガサ』は巧妙なストーリー展開で、ダンテが管理社会の枠組みを覆すために葛藤し、新たな真実を見つけていく過程を描いています。彼が出会う「アオイ」という反乱軍のメンバーは、物語にさらなる深みを与えます。
菌と鉄ネタバレ2巻
人類は、キノコによって支配されていました。キノコは脳に寄生し、自由と思考を奪い、管理社会を作り上げました。
しかし、この社会にイレギュラーが現れました。最強の戦士であるダンテは、ある少女との出会いをきっかけに、この世界の秩序を覆す決意を固めました。
彼は弱さゆえに、命をかけて希望を守ってきました。待ち望んでいたその時、エーテルのグラント率いる反乱軍が総攻撃を開始します。
アミガサの最高幹部である「創まりの5人」が立ちはだかり、この星の頂点に立つ博士の計算を狂わせることができるのは、「エーテル最後の希望」ダンテです。
壮絶な戦いの中で、仲間との別れや出会いが、ダンテの心と拳を鍛えていきます。人類は多大な犠牲の上に夢を見た―「全能の菌類」の撲滅の夢を。
反乱組織「エーテル」と「創まりの5人」による戦いが最終局面に突入します。ダンテはエーテルの仲間になりましたが、緊急連絡でアオイがアミガサに捕らえられたことが分かります。更に、グラントからの指令ではアミガサに総攻撃が仕掛けられます。
敵は「創まりの5人」と「博士」。博士に寄生しているアミガサタケは地球最大の生物で、地球全土に菌糸を伸ばしています。地上での攻撃は困難で、エーテルは軍事衛星を用いて宇宙から攻撃することに決めました。
エーテルは旧時代の軍事衛星を利用し、その中には「コードネーム・See」がいます。彼は地球全土を見渡す能力を持っています。しかし、ダンテの前に現れたのは「コードネーム・GAN」。漆黒の鎧に身を包んだ男です。
ダンテのチームが作戦を実行するためにはGANとの闘いが不可欠です。反乱組織「エーテル」とアミガサ最強「創まりの5人」の激しい戦いが始まります。
エーテルの希望は、グラントの「いくつもの分岐する未来を見る力」にかかっています。彼の決断により、多くの仲間たちが犠牲になりますが、どの未来にも存在しなかったダンテに希望を託します。
菌と鉄ネタバレ3巻
人類は菌類によって支配され、自由と思考を奪われた“管理社会”の中で苦しんでいました。
しかし、最強の兵士であるダンテは、ひとりの少女との出会いを契機にこの世界の秩序を覆すことを決意しました。
作戦は失敗に終わり、エーテルは仲間も物資もすべてを失いました。それでも、指揮官たちは絶望することを許されませんでした。
逃げ落ちた場所で、ダンテ達は人類の生存への執念を試す恐るべき光景に直面しました。敗北と絶望の先に、人類の執念を持つ異形が待ち構えていました。
時は流れ、2023年、アミガサタケが世界各地で大量発生し、生態系が急速に変化していきます。そして、アミガサ本部が崩壊した現在、グラント率いるエーテルは全てを失い、彼は仲間を囮にして逃亡します。
2043年、20年が経ち、アミガサタケの大量発生により菌類が異常に繁殖し、多くの植物や動物が失われました。生物学会会議では、ターボと斎藤の学者ふたりが20年間「キノコは敵だ」と訴えていましたが、相手にされずにいました。
この危機的状況に、過激派武装組織『アミガサ』が先進国にも侵入し始めます。各国の精鋭部隊も、予期せぬ自然現象によって壊滅していました。そして、ターボと斎藤はマイク・コールマンに呼ばれ、話を聞くことになります。
ダンテたちは敗北と絶望の果てに、『エーテルの創始者』たちと出会いました。彼らは共に戦うことを提案しましたが、果たして彼らの運命はどうなるのでしょうか？そして、タカのアザの男は味方になるのか？
菌と鉄ネタバレ4巻
エーテルと旧人類が出会い、エーテルに希望の光をもたらしました。この出来事がアミガサへの再抵抗計画を再び動かしました。最も力を持つ「アザ持ち」たちを味方にするため、ダンテはアミガサ研究所への潜入に成功しました。しかしそこで彼を待ち受けていたのは、「創まりの５人」との遭遇で、彼らとの激しい争いが始まりました。これが、真の逆襲の幕開けです。
アミガサ研究所での緊迫した展開は、最強の兵士であるアザ持ちたちによる生存競争へと発展しています。「最終目標」はアザの者たちを仲間に加えることです。アミガサ研究所への潜入作戦が始まり、世界各地で数時間ごとに旧世界の痕跡が現れるようになりました。そして、研究所には「タカのアザを持つ男」が侵入していましたが、周囲は既に厳重な警備体制に入っていました。
ダンテは仲間にするべく、ワニやシャチのアザの男たちに加え、タカの男も仲間にしようとしますが、タカの男はエーテルの行動によって一族が皆殺しにされたことに怒り、ダンテと対立します。
進路を見失ったダンテはギンの教えを思い出し、読めない文字から周囲の情報を読み取ろうとしますが、その時、「ワニのアザの男」に捕まってしまいます。そこには同様に捕まったタカのアザの男の仲間たちもいました。研究所の所長が現れ、ダンテに問いかけます。「君たちがエーテルによって最後の人間性を奪われるのだ。なぜ争わずに生きていく世界で、なぜ戦わなければならないのか？」しかし、ダンテはその問いに答えられず、兵士たちが現れます。ダンテは仕込んでいた爆弾を使い兵士たちを爆破し、ワニのアザの男との戦いを始める前にタカの男が姿を現します。
しかし、菌に感染したタカの男のせいで、ダンテも「寄生菌」に感染し、菌の活動を弱めるために共同作業することになります。最終的に、二人は菌を操るアザ持ち・ニコライとの戦いに突入します。果たして、この戦いの結末はどうなるでしょうか？そして、「タカのアザの男」はダンテたちエーテルの仲間になるのでしょうか？
菌と鉄ネタバレ5巻
ダンテたちは、旧アフリカ大陸の女性地区へ向かう途中で、アミガサ社会が男女を隔離していることを知る。そこでは人間が体外受精されていることが明らかになり、ダンテたちの子供たちがどこかにいる可能性があることがわかる。
彼らは「クマのアザの少女」と接触しようと試みるが、希望だけでない困難も待ち受けていた。アミガサの攻撃と巧妙な罠に直面し、ダンテは粘菌の使い手ヤオを戦略的に撃破するが、瀕死の状態になる。一方、アミガサの女性地区に入り込んだラミは、クマのアザを持つ少女と出会う。彼女はエーテルに加わり、食べ物をすべて消化する能力を駆使して、ラミを襲う胞子使いの男と対決する。
そして、その壮絶な戦いの中で、彼らの運命が交錯する。
【菌と鉄】ネットの感想
何となくTikTokで菌と鉄と調べた時
2話で展開予想出来てつまらない？的なこと言ってる人見て
個人的には展開予想をしてつまらないって言うのはお門違いだなぁと、
どうすんだよ、この後の展開予想して大逆転してきたら
読んでる時鳥肌凄かった— 西 (@cbolvo89) August 31, 2021
#菌と鉄②
いや。だめだ。一巻から何があった？情緒も物語もなくまるで死に急ぐように「こんな設定も考えてた。こんな能力も思いついてた。せめて見て行ってくれ」と説明を羅列するだけ。打ち切りか？それにしたってこれは頁から目が滑る。《進撃の巨人好きなんだな》以外の感想が浮かばない。悲しい。 pic.twitter.com/jMULMm0TBH— 偏見・ベッケナー（チョッキ） (@jcWt5q3QDFysZb2) June 13, 2022
違法サイトを利用すると危険
違法サイトを利用してアニメを見たり漫画を読むと、様々なリスクが伴います。
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