漫画「サイコアイズ」はカトウタカヒロ先生が描く異能×警察アクションです。SNSでのバズりぶりも印象的でしたが、物語が進むにつれてキャラクターたちの成長や、異能の眼を巡る深いテーマにどんどん引き込まれていった方も多いのではないでしょうか?
「ジンメン」や「ギュゲスのふたり」など、独創的な設定と圧倒的なストーリーテリングで読者を魅了してきたカトウタカヒロ先生ですが、本作では一段と柔らかく、かつ深みのある絵柄で新たな魅力を見せてくれました。
この記事では、そんな「サイコアイズ」の物語を通じて感じたネタバレ感想をまとめています。
【サイコアイズ】あらすじ
#サイコアイズ 1巻!2025年1月10日発売です🤩❗️
各種通販サイトで予約も始まっております!https://t.co/1YC0sxS7HD
見えないものが見える超能力者「サイコアイズ」の活躍をお手元でぜひお楽しみくださいませ🙇✨#サンデーうぇぶり
1話↓ https://t.co/tKFpakYGS2 pic.twitter.com/nY1AlpF6nv
— カトウタカヒロ@サイコアイズ1巻1/10日発売! (@ogitaka96) December 21, 2024
鬼バズりの異能の眼×警察アクション開幕!SNSにて超バズり!! X(旧Twitter)にて17万いいね&2869万インプレッションを叩き出した超話題作!! 「人の縁」が視えてしまう主人公・渡辺経。その能力故に人気を避け引きこもり、そして自堕落な生活を送っていた… ある日、経は警察官・善の職質を受けた末に自らがサイコアイズという能力者であることを知ると強引に警察の超重要捜査に巻き込まれ事件解決に向けた一翼を担う事に――!? これは、鬱屈した日常を送る一人の青年が、同じく異能の眼を持つ師と出会い、自分の運命と世界を変える物語――!! 「ジンメン」「ギュゲスのふたり」の作者・カトウタカヒロが贈る異能の眼×師弟×警察アクション、堂々開幕!!!!
【サイコアイズ】作品情報
サイコアイズ
著者
カトウタカヒロ
カテゴリ
少年マンガ
出版社
小学館
レーベル
サンデーうぇぶり
【サイコアイズ】ネタバレ感想
漫画『サイコアイズ』は、まさに現代のSNS社会を反映した超話題作として大きな注目を集めています。X(旧Twitter)で17万いいねと驚異的な2869万インプレッションを記録したことで、その爆発的な人気ぶりが伺えます。そして、この作品が魅力的なのは単なるバズりだけではなく、物語やキャラクター設定、さらに作者・カトウタカヒロ氏の見事な描写力にあると言えるでしょう。
異能の眼と警察アクション
主人公・渡辺経が持つ「人の縁」を視る能力「サイコアイズ」は、これまでの異能設定とは一線を画す斬新さがあります。この能力は、人間関係や運命の繋がりという抽象的かつミステリアスな要素を視覚化するというユニークさが際立っています。その能力故に孤立し、引きこもり生活を送る彼が、警察官・善との出会いを通じて巻き込まれる超重要捜査。このストーリー展開は、ミステリーとアクションが絶妙に絡み合い、読者を物語に没入させます。警察組織というリアルな背景に「異能」という非現実的要素を組み込むことで、世界観に深みと緊張感が加わっています。
カトウタカヒロ氏の巧みな構成
『ジンメン』や『ギュゲスのふたり』で知られるカトウタカヒロ氏が手掛ける本作は、これまでの作品とはまた異なるアプローチを見せています。特に注目すべきは、作画の変化です。これまでのハードで緻密なタッチから、ソフトで温かみのある絵柄に進化し、時にはコミカルな表現を挟むことでキャラクターの感情や状況をより身近に感じられるようになりました。この変化は、単に絵柄が柔らかくなっただけではなく、物語全体のトーンを巧みに調整する役割を果たしており、読者に緊張と緩和のバランスを提供します。
キャラクターの魅力と成長
渡辺経という主人公は、異能を持ちながらも鬱屈した日々を送る姿がリアルで共感を呼びます。彼が自分の能力の意味を知り、警察の重要捜査に巻き込まれながら成長していく過程は、読者に「自分の力や運命と向き合うとはどういうことか」というテーマを投げかけてきます。また、師匠として登場する警察官・善の存在が、彼にとって新たな可能性を切り開くきっかけになる点も印象的です。この師弟関係がどのように描かれていくのか、物語の重要な見どころと言えるでしょう。
発想の独創性と新しさ
カトウタカヒロ氏のこれまでの作品から感じられる「奇抜な発想」は、本作でも健在です。『ジンメン』では人面を持つ動物たちの恐怖を、『ギュゲスのふたり』では異質な関係性を描き出しましたが、今回は「異能の眼」を通じて、人間関係という普遍的なテーマを超常的かつエンタメ性高く描いています。この発想力は読者を驚かせ、ページをめくる手を止めさせない魅力となっています。
全体の感想
第一話から読者をぐいぐい引き込む力は圧倒的で、テンポの良さと展開の緻密さに驚かされます。そして、緊張感の中にもギャグや略画といった緩和要素を織り交ぜることで、読者を飽きさせない構成が素晴らしいです。カトウタカヒロ氏がこれまで築き上げてきた世界観や物語作りの技術が結集されており、今後の展開にも大きな期待が寄せられます。異能の眼、警察アクション、そして師弟の絆が絡み合うこの物語は、これからも多くの読者を魅了していくことでしょう。
【サイコアイズ】おすすめ読者
この作品は、多様なテーマや魅力が詰まっているので、幅広い読者におすすめできますが、特に以下のような方々に強くおすすめしたいです。
異能力×ミステリー好きな読者
「人の縁」を視るというユニークな能力が絡むミステリー要素は、緊張感と謎解きの面白さを求める読者にぴったりです。異能とリアルな警察捜査の組み合わせは、『PSYCHO-PASS』や『デスノート』など、頭脳戦や心理戦が好きな方にも楽しめる内容です。
キャラクター成長物語が好きな読者
引きこもり生活を送る主人公・渡辺経が、自らの能力と向き合いながら成長していく姿は、共感や応援したくなるポイントが多いです。社会的な立場や内面的な葛藤を抱えたキャラクターが少しずつ変化していく物語が好きな人には、心に刺さるものがあるでしょう。
テンポの良いアクションと緊張感を楽しみたい人
警察アクションのスリルや緊張感ある展開が好きな方にもおすすめです。例えば『ゴールデンカムイ』や『ブラックラグーン』のように、テンポの良いアクションが物語の核となっている作品が好きな読者にとっても、この作品の展開は心を掴むでしょう。
「ジンメン」「ギュゲスのふたり」のファン
カトウタカヒロ氏の過去作が好きな方は、間違いなく楽しめます。独特の発想力や、異常な世界観にリアリティを持たせる描写が、この作品でも健在です。これまでの作品よりも柔らかいタッチの絵柄と、キャラクターに寄り添うストーリー展開の進化を感じられるため、既存ファンにも新鮮な驚きがあります。
斬新な能力設定や新しい視点を探している読者
異能力ものに慣れている読者でも、「人の縁を視る」という能力設定は新鮮に感じられるでしょう。また、この能力を通じて描かれる人間関係や運命のつながりが、単なるバトルや事件解決以上の深みを生み出しているため、物語の奥行きを楽しみたい方にもぴったりです。
師弟関係や絆の物語が好きな人
主人公・経と警察官・善の師弟関係は、この物語の大きな魅力の一つです。 mentor-menteeの成長や信頼関係が紡がれるストーリーが好きな方には、心温まる部分もあり、深く楽しめるでしょう。
本作は、アクション、ミステリー、成長物語、そして異能要素が巧みに組み合わさったエンタメ作品です。読むほどに新しい発見や感動があるため、幅広い層の読者に響く作品として強くおすすめします!
【サイコアイズ】ネットの声

第一話から、ぐいぐい引き込まれました。今までにない、奇抜な超能力、作者の発想に驚かされます。

能力持ちが自然と集結していく感じいいね

なんとなくエグそうな話かなと思って読み始めたけど案外真っ当なヒーローものかもしれない。個人的に兄妹で刑事やってる武藤さんがツボでした。
コミックス購入はこちら
【サイコアイズ】最終話や結末話は
漫画「サイコアイズ」はまだ完結しておりません。
▼アニメを見るならここ▼

▼あわせて読みたい▼
