ごめん、ちょっと待った。 「異能バトル? どうせありきたりだろ」 そう思ってページを閉じるなら。 あんたは人生で一番デカい損をする。
この漫画は、ただの「能力者モノ」じゃない。 社会の闇、少年の孤独、そして「居場所」の話だ。
今回は、知る人ぞ知る名作にして怪作。 ノベルゲーム原作のコミカライズ。 ベオグラードメトロの子供たちについて。
まずは導入から、世間で囁かれる「不穏な噂」まで。
【ベオグラードメトロの子供たち】あらすじ
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『ベオグラードメトロの子供たち』
原作: 隷蔵庫(@antimatterprobs)
著: 山座 一心(@issinyamaxa)持たざる少年少女たちの異能力バトル&サスペンス!
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舞台は東欧、セルビアの首都ベオグラード。 そこは、歴史と傷跡が混在する街。 20XX年、世界には「能力者」がいた。 彼らはひっそりと、だが確実に存在している。
平穏? そんなもん、長くは続かない。 巨大企業「ゴールデンドーン」が動き出す。 目的はシンプルかつ最悪な「能力者狩り」。 狩られる側になった彼らの逃げ場所。 それが、建設途中で放棄された地下鉄。 「ベオグラード・メトロ」だ。
そこに溜まる、行き場のない若者たち。 主人公の少年・シズキもその一人。 相棒のデジャンと共に、彼は立ち上がる。 能力者を、自分たちの「居場所」を守るために。 これは、地下の闇で光を探す少年少女の記録だ。
【ベオグラードメトロの子供たち】作品情報
著者:原作/山座一心 漫画/隷蔵庫
連載雑誌:モーニング・ツー(講談社)
【ベオグラードメトロの子供たち】打ち切りレベルでつまらないところ
ネットで検索すると出てくる不穏なワード。 「打ち切り」「つまらない」。 正直に言おう。 この作品、読み手をめちゃくちゃ選ぶ。 俺には最高だったが、脱落する奴もいるはず。 なぜ「つまらない」と言われるのか? その理由を、あえて辛辣に分析してみた。
説明過多?ノベルゲーム特有の情報の壁
まずこれ。原作がノベルゲームだからな。 世界観の作り込みが異常に深い。 セルビアの情勢、能力の定義、組織の構造。 第1話から、情報量が脳を殴ってくる。 「スカッと爽快!」を求めてる奴にはキツイ。
「能力者狩り」
この一言の裏にある背景が重すぎるんだ。 サラッと読み飛ばせない。 文字数も、普通の漫画より明らかに多い。 「漫画読んでるのに小説読んでる気分」 そう感じて、投げる読者がいるのも分かる。 没入する前に、情報の波に溺れちまうんだ。 考えるな、感じろ…が通用しない漫画だ。
画風のクセが凄まじく「暗い」
絵を見てくれ。キラキラしてないだろ? 隷蔵庫先生のアートワーク。 鉛筆の線が走るような、ザラついた質感。 これが作品の空気感には完璧に合ってる。 廃墟、地下鉄、薄汚れた路地裏。 最高の雰囲気なんだけど、一般受けはしない。
「絵が見にくい」 「キャラの描き分けがムズい」 そんな声が上がるのも無理はない。 画面全体が常に薄暗いんだよ。 王道少年漫画の「パキッとした線」が好きなら。 この「澱んだ空気」はノイズになるかもな。 アートとしては一級品だが、エンタメとしては? そこで好みが真っ二つに分かれるわけだ。
(※ここから先は、この漫画の「真の姿」を暴く。ネタバレ全開でいくから、未読の奴はここでコミックスをポチるか、覚悟を決めて下にスクロールしてくれ。)
【ベオグラードメトロの子供たち】ネタバレ感想面白いところ
ここからは、震えたポイントを語る。つまらない?バカ言え。
この漫画は、魂の叫びだ。 読み終わった後、しばらく天井見上げたわ!
何がそんなに面白いのか。 その心臓部を抉り出していくぞ。
セルビアという「舞台設定」の勝利
なんで日本じゃないんだ? 最初はそう思った。でも、読んで納得。 「ベオグラード」じゃなきゃダメなんだ。 かつての紛争、破壊された建物、再開発。 都市そのものが「傷ついている」。 それが、能力者たちの痛みとリンクする。
「建設途中で放棄された地下鉄」
このロケーションだけで飯が食える。 「未完成」で「放棄された」場所。 それが、社会からはじき出された彼らの城。 日本の渋谷や新宿じゃ、この哀愁は出ない。 東欧特有の冷たい空気感。 コンクリートの匂いまで漂ってきそうだ。 「場所」がもう一人の主人公なんだよ。
シズキとデジャン、共依存に近い絆
主人公・シズキ。そして相棒・デジャン。 こいつらの関係性がエモすぎる。 単なる「友情」なんて綺麗な言葉じゃ足りない。 「お前がいないと立っていられない」 そんなギリギリのバランスで成り立ってる。
デジャンの能力、そして彼の過去。 シズキが彼を支える理由。 物語が進むにつれて、その重みが判明する。 彼らは、互いの傷を舐め合う獣のようだ。 痛々しいけど、美しくて目が離せない。 後半の展開、二人の選択には胸が締め付けられた。 「誰かのために生きる」ことの残酷さと救い。 それを、これでもかと見せつけられる。
異能力バトルの皮を被った「社会派ドラマ」
能力バトル? 確かにある。派手だ。 でも、本質はそこじゃない。 これは「マイノリティ」の戦いだ。 社会から「異物」とされた者たち。 彼らがどうやって尊厳を守るか。
ゴールデンドーン社は、ただの悪役じゃない。 「管理社会」「効率化」「排除」の象徴だ。 今の現実世界にも通じる恐怖がある。 「お前は不要だ」と言われた時、どうするか。 この漫画は、その問いを俺たちに突きつける。
能力は「ギフト」じゃない。 彼らにとっては「生きるための呪い」だ。 その切実さが、他のバトル漫画とは一線を画す。 ただのドンパチが見たいなら他へ行け。 ここでは、魂の削り合いが行われているんだ。
まずはここで一区切りだ。 どうだ? 少しは興味が湧いたか? 「つまらない」なんて嘘だ。 食わず嫌いしてるだけだろ?
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