漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第9部「ザ・ジョジョランズ」の物語がますます加速する中、ついに第4巻が登場しました！今回の巻では、これまで謎に包まれていたジョディオとドラゴナ・ジョースター兄弟の過去がついに明かされ、彼らの行動や信念に深い理由があることが描かれています。
そして、彼らが狙う次なる標的は、資産総額500億ドルを誇る巨大企業「HOWLER社」。その背後に隠された真実が徐々に明らかになる中、物語は緊迫感に満ちた展開を見せ、読み手を一気に引き込んでいきます。今回はそんな第4巻のネタバレを含む感想をお届けし、物語の核心に迫ります！
【ジョジョランズ】1巻から3巻までのあらすじ
▶▶▶ジョジョ第9部◀◀◀
『The JOJOLands』コミックス最新4巻発売ッ!この世の「仕組み―メカニズム―」の頂点を目指す少年、ジョディオ・ジョースターたちは、
500億ドルもの価値がある土地の権利を奪うべく行動に移す。
だがすぐに「見えない敵」に襲われ…!?物語は核心に向かって動き出すッ!
— ジョジョの奇妙な冒険 公式 (@araki_jojo) August 20, 2024
大富豪になりたい野心家のジョジョ
オアフ島に住む15歳の少年、ジョディオ・ジョースターは、大富豪になるという野心を胸に抱いていた。彼の夢を実現するためのカギは、目には見えない「メカニズム」にあると信じており、この考えこそが彼の行動原理となっていた。ジョディオは自分のスタンド能力「ノーヴェンバー・レイン」を駆使し、兄であるドラゴナ・ジョースターと共に、オアフ島で違法行為を行いながら生計を立てていた。彼らは薬の運び屋として裏社会に身を置き、「ボス」と呼ばれる人物の下でその命令に従い、様々な仕事をこなしていた。生活は決して楽ではなかったが、彼の目指す富豪への道を進むための一歩だと信じていた。
ある日、ジョディオたちの運命を大きく変える依頼がボスから舞い込んでくる。それは、600万ドル相当のダイヤを盗み出すという極めてリスクの高い計画だった。標的は、ハワイ島にある別荘に滞在している日本の著名な漫画家、岸辺露伴だった。ジョディオとドラゴナは、仲間であるパコ・ラブランテスとウサギの二人を加えた四人組で、ハワイ島へと向かう。彼らは露伴の別荘に侵入し、スタンド能力を駆使してダイヤを手に入れようとするが、露伴もまた強力なスタンド「ヘブンズ・ドアー」を持っており、激しいスタンドバトルが繰り広げられる。
溶岩の秘密
しかし、問題はそれだけではなかった。ダイヤは容易に盗めると思われたが、その実、思いがけない困難に直面する。ダイヤ自体が異様な性質を持っており、何らかの力によって彼らの手に渡るのを拒むかのように見えた。ジョディオたちは次第に焦りを感じ始めるが、そんな中、ダイヤのすぐ横に置かれていた「溶岩」に目を留める。彼らはこの「溶岩」を使って露伴との取引を持ちかけることに決め、最終的には別荘からの脱出に成功する。驚くべきことに、露伴はジョディオにその「溶岩」を託し、何か意味深な言葉を残して彼らを送り出した。
ハワイ島での危険なミッションを終えたジョディオたちは、無事にオアフ島へ戻るため空港へと向かう。しかし、帰りの道中で彼らを待っていたのはさらなる試練だった。彼らは謎の猫のスタンド使いに襲われ、スタンドを使った激しい戦闘が再び繰り広げられる。だが、ジョディオたちはその脅威をなんとか退け、無事に空港までたどり着くことができた。フライトまでの待ち時間、彼らは「溶岩」の特異な性質についての話を始める。ジョディオたちは、「溶岩」が「カネ目のモノ」を引き寄せるという仮説を検証することを決意する。
溶岩争奪戦
ドラゴナとウサギは「溶岩」を持って高級時計店へと足を運び、実験を開始することにした。一方で、空港で待機していたジョディオとパコの元には、新たな敵が現れる。彼らの前に立ちはだかったのは、「溶岩」を狙うもう一人のスタンド使い、チャーミング・マンだった。彼のスタンド能力は、自らの皮膚を操作して周囲の風景と一体化するというもので、非常に巧妙で危険な能力を持っていた。彼の目的は、かつて「溶岩」に吸い込まれてしまった弟を取り戻すことであり、そのために「溶岩」を執拗に狙っていたのだ。
チャーミング・マンとの激しい戦いが繰り広げられる中、ジョディオたちは彼の動機を理解し、共に行動することを提案する。彼らは彼のスタンド能力が自分たちの計画に役立つと判断し、彼を新たな仲間として迎え入れることを決めた。こうして、ジョディオたちは新たな仲間と共に、さらに大きな試練へと立ち向かう準備を整えていく。
【ジョジョランズ】4巻ネタバレ感想！
新キャラ「チャーミング・マン」が仲間になり物語は核心へ
『ジョジョの奇妙な冒険』第9部「ザ・ジョジョランズ」第4巻は、物語の大きな転換点を迎え、シリーズにおいて極めて重要な一冊となっています。この巻では、ジョジョシリーズの伝統を受け継ぎつつも、全く新しい要素が追加されることで、新鮮な感動と挑戦をファンにもたらしており、その見どころは多岐にわたります。
特に注目すべきは、この巻から登場する新キャラクター「チャーミング・マン」です。彼の登場により、これまで漠然と感じていた物語の方向性が一気に明確化され、物語のスリルが大きく加速します。このキャラクターは単なる追加要素にとどまらず、物語全体の大きな動きに深く関わり、読者にさらなる謎と危機感を与える存在となっています。彼の登場は、物語に新たな緊張感を生み出し、ファンにとっては目が離せない展開の一つです。
ジョースター兄弟の謎
この巻の冒頭では、ジョディオとドラゴナ・ジョースター兄弟の過去、そして彼らがどのようにしてスタンド能力を手に入れるに至ったのかが描かれています。この背景が明かされることで、彼らの行動や生き方に対する新たな視点が与えられます。
以前の巻の感想では、ジョースター兄弟が違法行為に手を染め続ける姿に共感できないと感じたと書きました。彼らが薬の運び屋として裏社会に深く関与し、犯罪を重ねる生活を送っていることに対して、どうしても理解しがたく、その選択には距離を感じていたのです。
しかし、この巻で彼らの過去や環境に触れることで、彼らの選択が単なる欲望や無秩序な行動から生まれたものではないことが見えてきました。彼らが住んでいる場所には、正義や倫理といったものがほとんど存在せず、法や規則も機能していない世界です。そのため、ジョディオとドラゴナは、常に暴力や権力、金銭の力に支配される社会の中で、どうにか生き延びるために互いに頼り合い、契約や能力に縋って生きていくしかなかったのだと感じました。
特に印象的だったのは、彼らが成長する過程で法的な保護や社会の善悪の基準から完全に取り残され、無秩序な世界に投げ出されていたという事実です。彼らが直面している現実は、非常に過酷で、誰も彼らを助けることができない状況にありました。また、彼らの母親も存在はしているものの、十分に機能しているとは言えず、彼らにとって頼りになる存在ではなかったようです。このような状況下で、ジョディオとドラゴナが道を踏み外し、犯罪に手を染めるようになったのも、彼らに選択肢が限られていたからだと感じます。
ハウラー社に迫る
ジョディオたちが次のターゲットとして目を付けたのは、「HOWLER社」という巨大な企業です。この企業は、なんと総資産が500億ドルにも及ぶ、莫大な財力を誇る存在として知られています。ジョディオたちがこのHOWLER社に目を向けたのは、その巨額の資産に強く惹かれたからであり、彼らはその富を手に入れるために、非常に緻密で危険な計画を立てることになります。
この巻では、彼らがどのようにしてこのHOWLER社を標的とし、どんな手段でその莫大な資産に手を伸ばそうとしているのかが、非常に詳細かつ緊迫感のある描写で描かれています。ジョディオたちは、これまでの小さな違法行為とは一線を画す、大規模かつ命懸けの計画に踏み切ることになります。資産総額500億ドルという途方もない金額は、彼らにとっても一大チャンスであり、同時にその計画の成功がいかに困難でリスクの高いものであるかをも示しています。
彼らが繰り広げるこの計画は、単なる一攫千金を狙うものではなく、命の危険を顧みず、極限状態の中で進められていきます。各キャラクターが持つスタンド能力や、彼らが築き上げてきた人間関係、そして狡猾な戦略が複雑に絡み合い、計画の成否が綱渡りのように揺れ動く様子は、読み手を強く引き込む要素のひとつとなっています。また、このHOWLER社という巨大企業が持つ影響力や、その背後に隠された謎めいた存在感も、物語にさらに深みを与え、ジョディオたちが挑む挑戦のスケールをより一層際立たせています。
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【ジョジョランズ】ネットの声
物語加速！面白さ天井しらず！！
この第9部「ザ・ジョジョランズ」第4巻は、物語が本格的に動き出す重要な一冊となっています。これまでのジョジョシリーズの伝統を受け継ぎつつ、新たな挑戦と興奮をもたらすこの巻は、ファンにとって見逃せない内容となっています。
溶岩の力で不動産を手に入れようって話ですね、今回も何か新しい事をすると敵に襲撃されるお決まりのパターンです、でもそれが良いんじゃぁないか、それがジョジョなんだよ。
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ジョジョ9部1巻あらすじ
とある日本人が600万ドルのダイヤモンドを持ってハワイ島に入国した。オアフ島に暮らす少年ジョディオ・ジョースターは、標的のダイヤを盗み出すため、仲間達と共に滞在先の別荘を訪れる。そこで一同が遭遇する謎とは…!?
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