【チェンソーマン総集編】ちぇんそーびより追加!監督交代TVアニメ版との比較!レぜ編への期待!

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【チェンソーマン総集編】がABEMAで放送&配信され、まさかの「完全版」に近い形で生まれ変わった。テンポ改善、台詞リテイク、音楽の再構成と、TVアニメ版で賛否が分かれた部分を悉く修正してくるあたり、MAPPAの本気度がひしひしと伝わってくる。しかも原作ファン待望の「俺達の邪魔ァすんなら死ね!」が追加され、未来の悪魔のテンションも爆上げ。あの時の不満が一気に払拭されるような爽快感すらあった。

さらに今回の目玉は、巻末おまけ漫画をアニメ化した「ちぇんそーびより」。ポチタがしゃべりまくる愛らしさや、パワーのわがまま炸裂シーンなど、本編とは真逆のゆるかわテイストで、シリアス続きだった本編とのバランスも最高。これを映像で見られる日が来るとは…ファン冥利に尽きる。

そして注目すべきは監督交代。総集編を手がけた原達矢監督が次なるレゼ篇のメガホンを取るとあって、期待は否が応でも高まる。デンジにとって最も切なく、最も爆発的な戦いが待つあのエピソードがどう描かれるのか――ここから先は【チェンソーマン】アニメ全体の評価を左右する大勝負となるだろう。

本記事では解説をしながらネタバレありで感想を述べていきたいと思います。

【チェンソーマン総集編】TVアニメ版との比較!

総集篇は単なるダイジェストではなかった

まず驚かされたのは「総集篇」という言葉に抱いていた先入観を裏切る構成だった。ダイジェスト的にカットを繋げて公安対魔特異4課の記録風になるのかと思いきや、実際には全12話をほぼノーカットで再編集。配信時間も3時間34分というボリュームで、原作を一気読みしているかのようなテンポ感を実現していた。細かい間やカットを整理した結果、TV版よりも1.3倍ほどテンポが改善され、見やすさが格段に上がっていたのが印象的だ。

特に、永遠の悪魔戦の次回への繋ぎ方が改善され、視聴者をじらすような中途半端さが解消されていたのは大きな収穫。総集篇という形式を活かした再構成の強みが光っていた。

「俺達の邪魔ァすんなら死ね!」が遂に復活

総集篇最大のトピックとも言えるのが、原作ファン待望のセリフ修正。「俺達の邪魔ァすんなら死ね!」がついにTVアニメから差し替えられ、完全版とも呼べる形で収録された。放送当時、初回のこの改変に不満を抱いた視聴者は多く、SNSでも大きな議論を呼んだ。

今回のリテイクでは、デンジ役・戸谷菊之介さんが改めて収録しており、初主演作品への思い入れが強いからこそ実現したのではないかと思わせる熱量があった。この修正一つで総集篇全体の満足度が大きく跳ね上がったのは間違いない。

未来の悪魔、テンション爆上げで原作解像度アップ

TV版で物足りなかった「未来!最高!」のシーンも、今回では「未来!!最高ォオ!!」とテンションが爆上げ。原作の狂気と陽気さを同時に兼ね備えたキャラクター性がようやく再現されたと感じた。声優演技のリテイクは視聴体験を大きく変える好例だろう。

さらに銃の悪魔の被害描写にテロップが追加されたのも嬉しい改善点。TV版では突然早川家が吹き飛ぶ衝撃だけで終わっていたが、ナレーションとテロップにより「人類全体に及ぶ絶望感」が一層強調されていた。『呪術廻戦』風の演出に寄せているのも、同じMAPPAならではの意識を感じさせる。

音響と演出の地味な修正が光る

総集篇では、戦闘やギャグシーンでの音楽の選び方も変更されていた。特にギャグパートに軽快なBGMが追加されただけで、キャラクター性が際立ち、笑いのテンポも増している。

また、サムライソード戦で「KICK BACK」が流れた演出は鳥肌モノ。挿入歌の使い方ひとつでバトルの熱量が跳ね上がる好例で、音楽演出の練り直しが随所に見られた。逆に、当時不評だった「コウモリの悪魔戦での引きの画」はカットされており、製作陣が視聴者の反響をしっかり受け止めたことが伺える。

総集編ではなく「完全版」

完全な修正ではないにせよ、一部のコメディ調整は見送られている。しかし、全体のリテイク量と満足度を考えれば、これはもはやTV版を凌駕する「完全版」に近い作品だったと言える。MAPPAが不評点を真正面から受け止め、改善に踏み切った姿勢が素直に称賛されるべきだ。

ちぇんそーびよりでポチタ大活躍

そして総集篇のもう一つの目玉が、単行本巻末の番外編を映像化した「ちぇんそーびより」。本編と打って変わってデフォルメ気味の作画で、より可愛らしいキャラクターたちの日常が描かれている。

前篇では「もったいない」「デンジとポチタわたしの定番料理」「大人の味」「チョンマゲ」が、後篇では「パワーの事を知ろう!」が収録されており、原作ファンにとっては嬉しい完全再現だった。特にポチタがタイトルコールやナレーションを担当し、喋りまくる姿は本編では見られない魅力で、ファン必見の癒しポイント。

後篇の「パワーちゃんよくばりセット」では、彼女のビビりっぷりが臨場感たっぷりに描かれ、最後の「自分が可愛いことを理解している」シーンは、まるでアイドルのグラビア風演出。これまでのチェンソーマンでは想像できないギャグ的大胆さで、観ていて思わず笑ってしまった。

【チェンソーマン総集篇】は、単なる再放送や編集版ではなく、明確に「改善された完全版」という位置づけにふさわしい出来だった。原作のセリフ復活、キャラ解像度を上げるリテイク、音響や演出の修正、そしてファン待望の「ちぇんそーびより」。全てがプラスに働き、レゼ篇へ向けての期待感を大きく高める内容となった。

MAPPAが視聴者の声を取り入れつつ、作品の完成度をさらに高めてきたことが今回で証明された。総集篇という枠を超えて、「TV版を見た人ももう一度観直すべき」作品になっていると断言できる。

【チェンソーマン総集篇】監督交代でレぜ編の期待

監督交代がもたらす新たな空気


【チェンソーマン 総集篇】と「ちぇんそーびより」を指揮したのは、TV版でアクションディレクターを務めていた原達矢監督。総集篇で見られたテンポ改善や台詞リテイク、音楽演出の再構成からも、彼が「原作の熱量をどこまで再現するか」を強く意識しているのが伝わった。監督交代によって作品全体の呼吸が変わり、ファンが求める“原作解像度の高さ”にぐっと寄り添った印象だ。

レゼ篇に必要なもの

レゼ篇はデンジにとって初めて「恋」を意識する物語でありながら、同時に裏切りと爆発的なアクションが交錯する最重要エピソードだ。特に雨や夜の街、そして爆発を駆使した戦闘など、映像的にも大きな挑戦が求められる。原監督が総集篇で見せたテンポ感と音楽演出の巧みさは、まさにレゼ篇のドラマ性と戦闘を両立させるのに不可欠な資質だと言える。

原作ファンの声を汲み取る姿勢

総集篇で「俺達の邪魔ァすんなら死ね!」を復活させたことは、単なる修正以上の意味を持っていた。MAPPAと原監督がファンの声を真摯に受け止め、作品をより良い方向へ導こうとしている姿勢が表れていたのだ。レゼ篇はTV版以上に原作読者からの注目度が高いが、この柔軟な姿勢があれば期待感は大きく高まる。

レゼという難しいキャラクター

レゼは可憐さと恐怖、優しさと裏切りという二面性を兼ね備えた存在だ。そのアンビバレンスを映像化するには、繊細な演出と大胆なアクションの両方が欠かせない。総集篇で示された細やかな修正力、そして演出における熱量は、そのままレゼ篇の表現に活かされるはずだ。

不安よりも期待へ

監督交代は一時的に不安を呼ぶ要素にもなり得るが、今回の総集篇を経て「不安より期待」のムードへと転じた。MAPPAと原監督のタッグが、原作の魅力を最大限に引き出し、レゼ篇を「完全版」と呼べる水準へ押し上げてくれることを強く期待したい。

【チェンソーマン 総集篇】レぜ編成功で再評価される

レゼ篇成功がもたらすシリーズ全体の再評価

もしレゼ篇がアニメとして成功すれば、【チェンソーマン】という作品全体の評価は大きく変わるだろう。第1期放送時は演出方針を巡って賛否が割れ、映像美は高く評価されながらも「熱量が足りない」「キャラクターの魅力が削がれている」といった声が根強かった。

しかし、総集篇でのリテイクや監督交代を経て、レゼ篇が高水準で仕上がれば「MAPPAは批判を受け止めて改善した」というストーリーが完成する。これはスタジオにとっても、作品ブランドにとっても非常に大きな追い風になる。

新規ファン獲得と原作人気の加速

レゼ篇は原作でもトップクラスの人気を誇るエピソードであり、デンジの人間性を深掘りする物語でもある。ここを映像化することで、既存ファンの熱量が再び燃え上がるだけでなく、新規ファンの入り口にもなる。特に「裏切りと恋の両立」というテーマは普遍性があり、チェンソーマンを単なる“バトル漫画”から一段上のドラマ性を持つ作品へと押し上げる可能性がある。

次章以降への期待の土台

レゼ篇の出来が良ければ、その先に待ち受ける「悪魔との戦い」や「マキマ編」など、よりスケールの大きな展開への期待感が一気に高まる。逆にここでつまずけば、原作ファンですらアニメへの信頼を失いかねない。だからこそ、このレゼ篇は単なる続編ではなく「作品全体の評価を左右するターニングポイント」だと言える。

完全版への進化を期待

総集篇が“完全版”への足がかりになったように、レゼ篇が成功すればアニメ【チェンソーマン】は再び評価を取り戻し、むしろ「原作を超える解像度」と評される可能性すらある。監督交代というリスクを背負ったからこそ、その期待値は今もっとも高まっている。MAPPAがその重圧をどう映像へ昇華させるか――次章こそが真価を問われる瞬間だ。

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