戦場に、少女の姿があった――。その銃口が向けられるのは、敵か、それとも過去か。漫画「ミハルの戦場」は、分断統治された未来の日本を舞台に、狙撃手として育てられた少女・ミハルと、“撃てなくなった”元スナイパー・ショウのふたりが織りなす、胸を打つバディ・アクション漫画です。この記事では、そんなミハルの戦場の魅力を、ネタバレありでじっくり語っていきます。心に傷を抱えながら、それでも誰かのために引き金を引く――そんなふたりの物語を、あなたもきっと追いかけたくなるはずです。
【ミハルの戦場】あらすじ
/
本日更新⭐️
『#ミハルの戦場』
\第1巻発売中!
ショウとミハルの反撃が始まる!!さっそく読む👀
↓↓↓https://t.co/fbkF6yaagf#マンガワン pic.twitter.com/pXtw4ksTnD— マンガワン/裏サンデー (@MangaONE_jp) May 23, 2025
その少女に、この国は託される――――― ついに勃発した三度目の世界大戦。激しい戦闘の末、列強諸国に分割統治されるようになった日本。天才的な狙撃技術を持つ少女・ミハルは“人を撃てない”元狙撃手・ショウと出会い、国命を懸けた戦いへと導かれていく――― 戦場と化した日本を生き抜くスナイパー・バディ・アクション!
【ミハルの戦場】作品情報
ミハルの戦場
著者
藤本ケンシ
著者
濱田轟天
カテゴリ
少年マンガ
出版社
小学館
レーベル
マンガワン
【ミハルの戦場】ネタバレ感想
撃てない少女と撃たない男と異色のスナイパー
第三次世界大戦の果て、日本は分割統治という形で国としての尊厳を失ってしまった。そんな暗い未来を舞台にしているにも関わらず、この作品には不思議な吸引力がある。中心に立つのは、義父から狙撃技術を叩き込まれた少女・ミハル。けれど、彼女には決定的な弱点がある――一定の距離を超えると、的を撃つことができない。戦場に身を置きながら「撃てない」という矛盾を抱えるその姿は、とても痛ましく、同時にものすごく人間らしい。
過去に囚われた元・最強スナイパー、ショウの存在感
そんなミハルの前に現れるのが、アフロヘアが印象的なショウ。彼はかつて最強と呼ばれたスナイパーだが、今はもう人を撃てない。つまり、戦うための“心”をすでに失っている男だ。それでも彼は、ミハルの中に何かを見出し、彼女の観測手として戦場に戻る決意をする。二人ともに欠けた存在でありながら、共に戦うことで少しずつ補い合っていく姿は、ただのバディものを超えたドラマを感じさせる。
銃弾ではなく、心のやりとりに息を呑む
この作品の魅力は、単なるアクションや戦争の描写にとどまらない。むしろ、キャラクターの内面、心の揺れ動き、過去との向き合い方にこそ深みがある。とくにミハルの不安定さにはリアリティがあり、「強い少女」ではなく、「戦場に立たざるを得なかった普通の人間」としての魅力が際立っている。ショウの飄々とした態度の裏にある後悔や葛藤もまた、物語に大きな重みを与えている。
政治と戦争の狭間に広がる謎――物語の深さにも注目
少々背景の説明が不足している感もあるが、それが逆に「もっと知りたい」と思わせてくれる。たとえば、なぜEUのルイーズ少佐が日本国主権維持軍の指揮を執っているのか、なぜ維持軍は同じ日本人からも敬遠されているのか。そのあたりの謎が今後少しずつ明かされていく展開に、期待が膨らむ。単なる戦闘アクションではなく、政治的な思惑が絡み合う奥深さもこの作品の魅力だ。
【ミハルの戦場】おすすめ読者
【ミハルの戦場】ネットの声

不安定なミハルとクセがあり、過去がアレなショウのコンビは良い

ここ最近の読んだ漫画の中でぶっちぎりにおもしろい!その少女の弾丸は何を撃ち抜くか?

銃を撃つだけでなく、時には一発も撃たずに交渉の場を切り抜ける。戦闘行為と“戦う”ことの本質に鋭く踏み込んだ作品。
コミックス購入はこちら
【ミハルの戦場】最終話や結末話は
漫画「ミハルの戦場」はまだ完結しておりません。
▼アニメを見るならここ▼

▼あわせて読みたい▼
