「ワンピース」の作者・尾田栄一郎氏が語った「考察はイヤ」という発言が、ファン界隈に大きな波紋を呼んでいます。特に注目を集めているのが、長年にわたって緻密な考察動画を投稿してきた人気YouTuber・ユデロン氏が、突然の“引退”を表明したというニュースです。ファンとして作品を深く読み解き、独自の視点で物語の核心に迫ってきたユデロン氏。
その姿勢が、尾田先生の発言によって否定されたと感じたのかもしれません。今回の出来事は、読者と作者の間にある“考察”という営みの意味を、改めて問い直すきっかけになりそうです。
【尾田栄一郎】考察は嫌い?
2025年5月9日に放送されたラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン』において、お笑いコンビ・霜降り明星のせいや氏が、尾田栄一郎氏との私的なやりとりについて言及しました。この日の放送内で、せいや氏は自身と尾田氏がLINEを通じて頻繁にコミュニケーションを取っている間柄であることを明かし、その親密な関係性に言及。何気ないトークの中で、せいや氏は「尾田先生、考察は嫌みたいやねん」と言葉を漏らしました。
この一言は、尾田氏自身がメディアなどで公式に語ったものではなく、あくまで信頼する人物との私的な会話の中から垣間見えた「本音」でした。しかし、これがラジオの電波を通じて広く世間に伝わると、瞬く間にワンピースファンや考察系クリエイターの間で話題となり、大きな反響を呼びました。
【ワンピース考察系】廃業か?
【お知らせ】
5年間ありがとうございました。https://t.co/fXSqP8r4A0 pic.twitter.com/7niRPRFjnm— ユデロンyuderon@ワンピース感想 (@yuderon1) May 19, 2025
上記の指摘を受けワンピース考察系YouTuberのユデロン氏は、約5年間にわたり独自の視点から『ワンピース』の謎や伏線を解き明かす動画を投稿してきました。
彼の考察スタイルは、話数の数字や章の構成に着目し、物語の裏に隠された構造やメッセージを読み解くものでした。 特に「反転話数の理論」や「表裏一体説」など、独自の理論を展開し、多くのファンから支持を集めました。
しかし、2025年5月、原作者・尾田栄一郎氏が「考察はイヤ」と発言したことを受け、ユデロンは自身の考察活動を終了することを発表しました。 彼は「今後は一読者としてワンピースを最終回まで見守っていきたい」と述べ、5年間の活動に感謝の意を表しました。
現在、ユデロン氏はXアカウントで『ワンピース』の感想を投稿しており、考察活動は終了しましたが、作品への愛情は変わらず持ち続けています。
【ワンピース考察系】辞めた真の理由
ユデロン氏はワンピース考察引退を発表。真の理由とは?
せいやが明かした尾田氏の本音「考察はイヤ」
きっかけは、5月9日に放送されたラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン』。パーソナリティを務めるお笑いコンビ・霜降り明星のせいやが、尾田氏と頻繁にLINEでやりとりをしている親密な関係にあることを語る中で、「尾田さんは“考察はイヤ”って言ってた」と発言。これがファンの間で大きな反響を呼んだ。
「趣味としてやってきたけれど」――ユデロンの葛藤と決断
この放送内容に触れたユデロンは、動画内で「先の展開を当てようとする僕みたいな考察は、作者からすればもちろん快くは思っていないことはわかっていました」と語りつつ、「でも、趣味として長年続けてきました」と自身の思いを吐露。しかし、尾田氏本人の率直な意見を知ったことで「ワンピース考察を卒業せざるを得ません」と真摯な決断を下した。
再生数の低下や多忙な本業も引退理由に
引退を決意した背景には、単に原作者への配慮だけでなく、再生数の減少や本業の忙しさといった現実的な要因もあったという。ユデロンは、「アホなことやエッチなことがあまり言えなくなったため」動画投稿が以前より窮屈に感じるようになったとも話し、人生に潤いを求めて始めた考察活動を温かく振り返った。
「今後は一読者として最終回を見守る」感謝とともに5年間に幕
動画の最後では、「今後は一読者としてワンピースを最終回まで見守っていきたいです」と語り、「5年間の活動で一度でも動画を見てくれた人、僕にかまってくれた人、そして優しい言葉をくれた人、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、深々と頭を下げた。
ファンからは惜しむ声と称賛のコメントが続々
コメント欄には「活動を辞める理由が原作者の意を汲むためというのは、ファンの鑑のような決断だと思います。お疲れ様でした」「潔いな、好きだわあんた」「ワンピース愛が伝わりました 長い間お疲れ様でした」といった労いの声が多く寄せられ、ユデロンの誠実な姿勢とワンピースへの深い愛情に称賛が集まっている。
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