ブルーロックは原作:金城宗、作画:ノ村優介で送る今一番勢いのあるサッカー漫画として注目を集めている。先日アニメ1話も公開されましたが、大反響だった反面「つまらない」という意見もありました。
また原作では登場人物の一人が「W杯優勝未経験?じゃあカスでしょ」というセリフがあり、有名選手の名前のディスが含まれており、サッカーファンから批判の声が上がった。アニメ版では問題のシーンはカットされていた模様。
今回はアニメブルーロックを見たみなさんの感想の声をまとめてみました。
記事にはブルーロックのアニメ1話のネタバレが含まれていますので、まだ見ていないという方は注意してください。
アニメ「ブルーロック」あらすじ
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— 「ブルーロック」TVアニメ公式|2022年10月放送開始! (@BLUELOCK_PR) October 8, 2022
ワールドカップで日本が負けていることで、日本フットボール協会が選手の能力開発するために作られた施設が開発された。その名も青い監獄通称ブルーロック。
世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれないというのが持論。 日本に必要なのはたった一人の英雄だと主張し、300名の高校生に生き残りをかけた特殊な訓練を課します。
世界に進出をかけ最高のストライカーを目指し奮闘する異色のサッカーアニメである。
ブルーロックが面白く魅力的だと思われた人達の感想
ブルーロックが面白く魅力的だと思われた人達の感想をまとめてみました。
王道のサッカーアニメとは一味違うという意見が多いようです。
声優が豪華
2022年はサッカーのアニメが多く放送されていると思いますが、その中で一番異色な作品です。
サッカーアニメといえばやはり青春やチームプレイを重視しがちな作品が多いですが、1話から突然デスゲームのような展開になります。
あまりスポーツアニメを見ない人にも、この作品ならハマる人もいることでしょう。展開の予想がつかず、最初の脱落者には驚かれました。
それから、主役の浦和希さんを始め、共演者に神谷浩史さんや鈴村健一さんなどがいるのも声優人の豪華さが目立ちます。
お利口サッカーを全否定
皆で協力して勝利するお利口なサッカースタイルを否定し、どこまでもエゴイストであれというヒールさを全面に出した上で選手を育てる組織の理念には、他の作品にはない異質な魅力があると思いました。
サッカーを行う者のダークな心理を掘り下げていく逆転の発想が見えて面白かったです。
従来どおりではない教育方針に、本当の強さを見出す展開には感心するものがありました。
サッカー×デスゲームという斬新設定
設定が新しい点が良かったです。高校サッカー県予選のシーンから始まり、高校サッカーの話かと思いきや、そこから話は思わぬ展開に。無名の2年生FWにサッカー協会から通知が届きます。
協会に向かうと、全国から高校年代300人のFWのみが集められていました。「日本に革命的なストライカーを誕生させる」という思惑で作られた施設に泊まり込んで、実験をされるというものです。
言ってしまえばサッカー×デスゲームのような感じで、最初のミッションも鬼ごっこだったり、今までに見たことない設定と空気感のアニメです。
蹴落とすなら一番強いヤツ
「蹴落とすなら一番強いヤツだ!」という発想が無かったので驚きましたし、面白かったです。
私もつい「一番弱い奴から狙えばいいのか……?」と安牌な選択を思い浮かべてしまいましたので。
これくらいのハングリー精神といいますか、攻撃性を持った主人公のスポーツ漫画はあまり見た事がなかったので新鮮です。
次回以降もガンガン攻めていってほしいですね。
美徳の崩壊が逆に面白い
今までのサッカーマンガとは違った思想の作品なので、オリジナルティがあって新鮮でした。
日本の美徳の一つ、ワンチームのみんなで強力の精神から自分勝手な突っ走っていいのような考え方。
極端だと思いましたが、いろいろな考え方や教え方があっても良いと思えてきました。
弱い人を倒すのではなく、強い敵に挑んでいく姿勢も良かったです。
王道から外れた自己中サッカー
作品を見てよかったところは、今まではどのスポーツ漫画もチームの輪を重視しながら、仲間と共に成長する物語が多い。
しかしブルーロックの登場人物ははエゴイスト集団であり、今までのアニメとは違った、自分だけがゴールを決めればいいなど自己の成長に必死にくらいつく姿が新鮮に感じた。
王道サッカーアニメにはなかった斬新さがあった。1話から非常に引き込まれる。
ブルーロックが残念つまらないと思った人達の感想
逆にブルーロックが残念だったつまらなかったという意見も。
とくにサッカーファンからの批判が多く目立ちました。
通常のサッカーシーンが少ない
サッカーボールを使った鬼ごっこのようなテストは面白かったとは思いますが、やはり本来のサッカーで勝負する場面も見たかったですね。
ストライカーばかり集めたみたいなので、そんな彼らだけでチームを一つ作るというのも大変そうですが。そうしたストライカーだらけのチームが出来た場合に、あの主人公がどのような活躍をするのかも見てみたかったです。
ありえない倫理観
サッカーの全国大会をひかえていく選手達も一緒に集め、無理やり合宿に参加させる方法は少し乱暴な気がしました。
集合した日から家に帰さずバスで知らない場所に行き合同で合宿するなど、実際に行ったら問題になるだろうと思います。300人以上も候補の学生がいるのも、そんなに優秀な学生が集められるのか疑問を感じます。
主人公の心理描写での違和感
作品を見て少し残念に感じた事は、チームの輪を大事にしてきて練習していた登場人物がいきなりエゴイストになっているため、多少の違和感を感じてしまいました。
自分が決めればという描写はありましたが、主人公は「全国」といいながらドリブルで相手を抜くシーンで誰よりも全国の思いが強いはずなのに、大事な場面で簡単にパスを選択しているので心情の違和感を感じてしまいます。
炎上セリフをカット
ブルーロックの説明をする絵心甚八のセリフ「W杯優勝未経験?じゃあカスでしょ」とある種、日本のサッカーを煽るようなセリフ回しを原作ではしていました。
アニメでは炎上を回避するかのようにカットされていましたが、エゴイズムを訴えるのであれば炎上覚悟でも貫き通して欲しかった。
漫画としては印象深いシーンで賛否はありましたが、個人的に印象付けられたワンシーンだったので残念。
サッカーのイメージダウン
ボールをつかった鬼ごっこのデスゲームのような独特のスリルには面白いものがあったと思います。
しかし、その中で相手を攻撃する蹴り技を使う、だましうちを行うという内容は過激すぎます。
治安が悪い作風が見えたし、なにより仮にもスポーツマンがああいった行為を平気で行うのはサッカーのイメージもダウンするものでどうかとは思いました。
まとめ
ブルーロックは「史上最もイカれたサッカー漫画」とにかく従来のサッカーとは全く違うことが一番の魅力。
サッカーにデスゲーム要素を加えた斬新な設定や、仲間と協力を美徳とされていた従来の常識を破り、エゴイストであれという主張はある種の正論にも聞こえる。
しかしその一方で、サッカーファンからエゴイズムとディスリスペクトを履き違えている、スポーツマンシップからかけ離れているといった意見もあった。
注目されている作品は賛否はつきものです。
少しでも参考になれば良いかと思います。
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