漫画「ウスズミの果て」は岩宗治生先生がHARTA COMIXで連載している作品です。本記事は、完結までのネタバレが含まれております。結末や最終話はどうなっているのでしょうか?まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。
【ウスズミの果て】あらすじ
先程RTさせていただいたとおり、「ウスズミの果て」1巻が今週末4/14(金)に発売します。いよいよです。何卒よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/DBvYCOZTUC
— 岩宗治生(ムー) (@Mu1357) April 11, 2023
生命が滅亡した地球を、少女はひとり歩き続ける。彼女の任務は生存者の捜索と土地の浄化。果たして、人間は見つかるのか?建物を愛する新鋭・岩宗治生が描く、美しき廃墟のポストアポカリプス。主人を失ったアンドロイドや、使命を続けるAIなど孤独同士が交わる第1巻!
【ウスズミの果て】作品情報
ウスズミの果て
著者
岩宗治生
カテゴリ
青年マンガ
出版社
KADOKAWA
レーベル
HARTA COMIX
【ウスズミの果て】完結まで
ウスズミの果てネタバレ1巻
50年以上前、人類の大部分が死滅した惨状の世界。その根源は「断罪者」と呼ばれる異形の存在によるものだ。彼らは瘴気を放出し、人々を駆逐する恐るべき力を持っていた。この世界で、生存者の捜索と土地の再生をめざす少女、丑三小夜が孤独な戦いを続けていた。
小夜は不思議な生物クーとともに、絶え間ない努力を重ねながら生きる。目にするのは、断罪者の生き残りや、彼らによって奪われた命の数々である。しかも、再生すべき土地は広大であり、現在の浄化率は極めて低い。それでも彼女は世界を取り戻そうと奮闘する。
ウスズミの果てネタバレ2巻
荒廃した世界で、孤独な戦いを続ける小夜。彼女は生存者を見つけ出すため、不屈の努力を続けていた。ある日、彼女は廃墟と化した図書館で、故人の思いを引き継ぐロボットと出会う。そのロボットの存在に触れ、小夜は自身の使命について再考する。
やがて、小夜は「特異型」と呼ばれる強力な断罪者に遭遇する。彼らがまき散らす瘴気の中で、小夜は奇妙な青年と出会う。青年は母親の死体から生まれたと告白し、特定の目的地を目指していることを明かす。そして、彼は小夜に協力を求める。
生存者の捜索という目的を果たした小夜。この出会いが、彼女の物語に新たな転機をもたらすだろう。彼女の旅路は、これからさらに複雑になっていく。
【ウスズミの果て】ネタバレ感想
SF漫画としてのポストアポカリプス世界
人類が奇病に襲われ、絶滅の危機に瀕したポストアポカリプス世界で、人造人間の少女が主人公の冒険を描いた物語があります。彼女は廃墟と化した都市で、墓守り的な役割を担いながら、人々の記憶を守り、時には危険な怪物たちと戦いながら生きていきます。
この物語は、うまく描かれた絵と読ませるストーリーが魅力で、現代のSF漫画としては珍しいポストアポカリプスの世界を舞台にしています。人間が滅亡し、文明が崩壊した世界において、人造人間という未知の存在が登場することで、現代の科学技術の進歩と人間の命運に対する問いかけが投げかけられます。
主人公の少女は、生まれた時から人間に準じた感情や思考を持ち、自らの意思で行動する存在です。彼女が冒険する廃墟の都市は、かつては人々が暮らしていた場所であり、今は廃墟と化しています。しかし、そこには人々の思い出や文化が残されており、彼女はそれを守るために墓守り的な役割を担っています。その一方で、彼女は怪物たちと戦いながら、自己を成長させていきます。
探索要素がサバイバルとしても魅力的
世界中で奇病が蔓延している世界で、人間がこの病気にかかると助からず、また周囲を汚染するため、死者を弔うことは同時に浄化の意味を持っています。そんな世界で、主人公たちが旅をする物語があります。彼女たちはただの人間ではない。
物語の中で、彼女たちの正体は徐々に明らかになっていきます。彼女たちは、世界の滅亡とともに現れた存在であり、人類が奇病に襲われる前から存在していました。彼女たちは人間に似た外見を持ちながらも、生物学的には異なる存在であることが明らかになります。
彼女たちは死んだ世界を進み、食料を探しているのですが、滅んだ街から採取することになります。しかし、五十年もの時間が経過した食料を食べることに不安を感じる一方で、現代の食料が存在しないことにも苦悩します。このような背景のもと、彼女たちは色々な謎に迫っていくことになります。
彼女たちが出会うのは、人間でない存在たちで、彼女たちの特殊な力が、彼らとの出会いをもたらします。彼らとの出会いや戦い、そして、彼女たちの正体や目的など、多くの謎が物語の進行とともに明らかになっていきます。
この物語は、現代のサバイバルSFの中でも、特異な存在と謎解きが注目を集めています。主人公たちの特殊な力や正体が明かされることで、世界の死滅や人間の価値観に対する新たな視点が提供されます。また、出会う人間でない存在たちとの戦いや協力など、彼らの存在がストーリーを一層深みあるものにしています。
圧倒的な作画魅了されるSF世界
建物を愛する新鋭漫画家・岩宗治生が手がける作品は、美しき廃墟のポストアポカリプスを描いたもので、繊細かつ美麗な作画が特徴的です。彼の描く建物は、人間の営みが宿る場所として描かれ、美しい外観や内部の繊細なディテールが豊富に描かれています。
物語の舞台はポストアポカリプスの世界で、廃墟となった建物が多く存在する環境です。そんな廃墟の中で、主人公たちは人間として生き抜いていきます。岩宗治生は、そんな環境下でも建物が持つ美しさや力強さを描き出すことで、物語を一層深みのあるものにしています。
彼の作画は、細部までこだわった美しさと丁寧なタッチが特徴的で、読者を魅了します。廃墟の中で独自の美学を持つ建物たちが、破綻した現代社会を象徴するものとして描かれ、その美しさが物語の中で重要な役割を果たしています。
この作品は、建築や美術といった分野に関心を持つ人々からも高い評価を得ています。岩宗治生の描く建物は、ただ美しいだけでなく、人々の生活や営みを反映したものとして描かれ、その美しさが人々の心を打つのです。建物を愛する人々にとっては、この作品はまさに夢のような世界観が広がっており、熱狂的なファンも多いことでしょう。
SF漫画好きにはおすすめな作品です。
【ウスズミの果て】ネットの感想
「このマンガがすごい!2024」オトコ編で第6位にランクインした「ウスズミの果て」が面白い!
・ポストアポカリプスの世界観
・荒廃した世界での出会い
・先が気になるストーリー人類がほぼ死滅した世界を旅する少女の物語。
出会い、旅、その先に何があるのか。紡がれる物語から目が離せません! pic.twitter.com/tfIN63sHqk
— トミー@面白くてハマれる漫画を紹介 (@trendebooks) February 6, 2024
岩宗治生著『ウスズミの果て』一巻を読了。面白かったです。
ただ、恐らく、というかあからさまなBLAME!のオマージュが多々ありそれをどう受け取るかべきか自分の中で少しモヤモヤする。知ってる人は思わずニヤリとする、といった類いの描き方ではないかな。
それでも作品は面白いので二巻も買います。— さきお ゆうたろう (@KnUvC5lGnaZVRvl) February 3, 2024
ウスズミの果て、めちゃ面白いから全人類に読んで欲しい
— 高間 哀和 (@takama_kawa) January 20, 2024
【ウスズミの果て】最終話や結末話は
漫画「ウスズミの果て」はまだ完結しておりません。
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