【九条の大罪】生命の値段の結末は?ネタバレ感想!白栖は不起訴処分!病院内の闇にメス!

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漫画「九条の大罪」の第92審から第109審の「生命の値段」は、命の重みと医療現場の闇を真正面から描いた衝撃的な結末を迎えました。不正や腐敗が蔓延る病院という閉鎖的な世界に鋭いメスを入れる九条の姿に、胸がすく思いをした読者も多いのではないでしょうか。

本記事ではネタバレと感想を交えながら、この物語が投げかけたテーマについて考察していきます。九条の執念が導き出した真実、そして「生命の値段」とは何を意味していたのか、一緒に深掘りしていきましょう!

【九条の大罪】あらすじ

法とモラルの極限ドラマ、開幕! 国民的ダークヒーロー漫画『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平、最新作! なぜか厄介な案件ばかりを引き受ける弁護士・九条間人(くじょうたいざ)。鼻炎持ちのバツイチで、ビルの屋上でテント生活をしている偏屈な弁護士だ。主な顧客は、半グレ、ヤクザ、前科持ちなど、きな臭い人だらけ!? ネットでは悪徳弁護士と罵られながらも、イソ弁の烏丸(からすま)と共に、依頼人の擁護に務める。ある日、飲酒して轢き逃げをした半グレが、先輩の壬生に連れられて、九条のもとを訪ねる。そこで九条が授けた策は、弁護士にはあるまじき教唆で――!? 交通事故ひとつですら、常識がひっくり返る。知ってるだけで、人生が変わる。神か悪魔か弁護士・九条! 法とモラルの極限ドラマ、ここに開幕!

【九条の大罪】作品情報

タイトル
九条の大罪

著者
真鍋昌平

カテゴリ
青年マンガ

出版社
小学館

レーベル
ビッグコミックスピリッツ

掲載誌
ビッグコミックスピリッツ

【九条の大罪】生命の値段ネタバレ感想

【九条の大罪】生命の値段は、医療業界の複雑な闇とその中で交錯する人間ドラマが緻密に描かれた、まさに社会派の作品としての魅力が溢れています。白栖総合病院を舞台に、腐敗しきった組織の内部が暴かれる過程は、読者にリアルな医療現場の裏側を垣間見せつつ、同時にそれぞれのキャラクターが抱える倫理観や葛藤を浮き彫りにしています。

白栖医院長のスキャンダル

白栖医院長のスキャンダルから始まる一連の事件は、単なる個人の問題にとどまらず、病院経営や医療業界そのものが抱える構造的な問題を映し出しています。未成年淫行や補助金不正受給といった犯罪行為の裏には、医院長が持つ過去のトラウマや、理想的な医療環境を築こうとする彼のゆがんだ信念が垣間見えます。彼の行動が一見矛盾して見えるのは、幼少期の貧困や医療の欠如という背景が関係しているからでしょう。このような背景を持つキャラクターは、単なる悪役ではなく、複雑な人間性を持つ存在として描かれており、読者に考えさせる余地を与えます。

病院内の闇にメスを入れる

顧問弁護士・相楽や反グレ・壬生といった脇役たちも、それぞれ独自の目的を持って動いており、病院という一つの舞台で複数の勢力が複雑に絡み合っています。特に相楽は、冷徹で合理的な弁護士として描かれながらも、時折垣間見える人間味がキャラクターとしての深みを増しています。彼が時間に値段を付けるというパフォーマンスは、単なる脅し以上の心理戦術であり、池尾に対して自身の立場を強く印象付ける重要なシーンでした。

人間の欲望や倫理観が問われる

弁護士・九条の登場は、物語に新たな方向性を与えています。九条は一見すると正義の味方のようですが、反社とも関わりを持つ彼の行動には一種の曖昧さがあり、その存在感が物語にさらなる緊張感をもたらしています。特に、白栖医院長や相楽との対峙は、物語のクライマックスを飾るシーンとして非常に印象的です。

物語全体を通じて、医療の現場や病院経営の問題だけでなく、人間の欲望や倫理観、そして過去の影響がどのように現在の行動に影響を与えるかが巧みに描かれています。この作品は、単なるエンターテイメント以上に、現代社会における医療や倫理の問題を問う意欲作と言えるでしょう。物語の最後には、白栖総合病院の未来がどのように収束していくのか、読者の興味を強く引き付けます。

【九条の大罪】生命の値段結末は?

白栖は不起訴処分

白栖総合病院を巡る騒動は、複雑な人間関係と思惑が絡み合う中、ついに終局を迎える。白栖医院長は不起訴処分となり、その背景には弁護士・九条の巧みな戦略があった。九条は、池尾を含む関係者の心を動かし、事態を穏便に収束させるために尽力する一方で、病院の経営における問題点を見逃さず指摘する。

白栖は不起訴処分を機に医院長の座を退き、自身の過去の行動を振り返りながら新たな道を歩む決意をする。病院の経営は息子の正孝に引き継がれることになり、正孝は過去の失敗を乗り越えつつ、病院を地域に根差した理想的な医療機関に再生させようと努力を始める。

白栖総合病院は新たな一歩

一方で、九条は顧問弁護士としての契約を断り、病院との関係を清算する。彼は「自分の役割は終わった」としてさらなる困難な案件へと旅立つ。その中で、九条の言葉や行動が池尾や正孝をはじめとする関係者に新たな視点を与えたことは確かだった。

病院を蝕んでいた事件屋や半グレたちも次々と排除され、病院経営は徐々に正常化に向かう。相楽弁護士も契約を解消され、白栖との決別を余儀なくされるが、最後に一言「次はもっと金になる案件を選ぶさ」と不敵に微笑みながら病院を後にする。

最後の場面では、正孝がかつての患者たちの写真を見つめながら「医療とは、人の命に寄り添うことだ」とつぶやき、未来への決意を新たにする。病院の再生に向けた挑戦は始まったばかりだが、白栖総合病院は新たな一歩を踏み出すことができた。

【九条の大罪】生命の値段おすすめ読者

医療ドラマや病院経営に興味がある人

病院を舞台にした物語では、医療の現場や経営の裏側が描かれ、現実社会の問題にも通じるテーマが扱われます。医療に関するリアルな状況や葛藤を楽しみたい人におすすめです。

人間ドラマや複雑な人間関係が好きな人

この作品は登場人物の多層的な人間関係や、それぞれの葛藤が物語の中心になっています。家族の問題、信頼の裏切り、そして再生といったテーマに惹かれる人には特に楽しめる内容です。

再生や成長の物語を好む人

主人公たちが挫折や過去の失敗を乗り越え、新たな未来に向かって成長していく過程が描かれているため、希望や再生のテーマに心を動かされる読者におすすめです。

緊張感のあるストーリー展開を求める人

事件屋や半グレ、病院内部の腐敗など、危険や緊張感のある展開が多いため、サスペンス要素を求める人にもピッタリです。

この作品は医療と法律、そして人間ドラマが交錯した濃厚な物語です。読者に社会問題を考えさせつつ、希望を見出させるような内容となっているので、深みのある物語を楽しみたい方に特におすすめです。

【九条の大罪】生命の値段ネットの声

間人の倫理観が垣間見える巻となっていますね!依頼人の依頼を必ず遂行しつつ、相手方(依頼人の相反する立場の者)のカバーやフォローもしっかり行う!完璧すぎるやろ

今回は病院を中心にいろいろな人物の駆け引きなどで話が進みます。京極がゴリゴリに絡んでくるような暴力シーンはありません。ですが面白い。

得意?の半グレ・ヤクザの争いは一休み。弁護士同士や検察官との対決など、弁護士らしい内容になっている。一般的には病院・医師といえばエリート・勝ち組・大金持ち、というイメージだが実際は特殊性癖・汚職・自転車操業など闇が深い。社会派マンガとしても面白い。

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