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すずめの戸締り批判理由は地震描写によるトラウマ?ミミズの正体とネタバレ解説ありレビュー!

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新海誠監督の最新作すずめの戸締りの地震描写がトラウマの扉をあえて開いてしまったと批判理由が明らかに。

しかし批判を跳ね除け初動は「君の名は」「天気の子」を抜き、新海誠監督史上No1の興行成績を叩き出すほどの勢いだ。

この映画が何を表しているのか?
どんなメッセージ性を持っているのか?

ネタバレありで感想を述べていきたいと思います。

すずめの戸締りあらすじ

九州の静かな町で暮らす17歳の女子高校生の岩戸 鈴芽(いわと すずめ)。彼女はある日の登校中に扉を探している青年・宗像 草太(むなかた そうた)に出会う。彼の後を追って山中の廃墟で見つけたのはある一つの扉だった。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばす。

そこにあったのは広い草原と全ての時間が混ざりあった空があった。

その後二人の前に人間の言葉を話す謎の白い猫、ダイジンが現れ「お前は、邪魔」と話した瞬間、草太は鈴芽がまだ幼い頃に使っていた椅子に姿を変えられたのだった。やがて、日本各地の「災いの扉(後ろ戸)」が開き始める。

本作では日本各地の廃墟を舞台として、災いの原因となる“扉”を閉じていく少女の解放と成長を描くロードムービー

すずめの戸締り批判理由は地震描写


初動から大ヒットしたすずめの戸締りですが、地震描写に批判が殺到してしまったそうです。

実際にすずめの戸締りの公式Twitterでは上映前から、事前情報が流れておりこのようなツイートがされていました。

本作には、地震描写および、緊急地震速報を受信した際の警報音が流れるシーンがございます。警報音は実際のものとは異なりますが、ご鑑賞にあたりましては、予めご了承いただきます様、お願い申し上げます

鑑賞している人が全員Twiiterの事前情報をチェックしているわけではないので、本編を見て驚愕しTwiiterで注意歓喜をする人たちもいました。

まとめると「災害描写による不快な表現があるなんて知らなかった」「上映前に注意喚起として流して欲しかった」などの声が上がった。

すずめの戸締り地震の元凶ミミズの正体とは

新海誠監督がそこまでして表現したかった災害。一体どのような意味があったのでしょうか?また地震の元凶であるミミズの正体はなんなのか?

すずめの戸締りでは地震の発生する際に現れる怪物を「ミミズ」として扱われています。

外見は赤黒く強い邪気のようなものが渦巻いているような姿をしています。

「常世」から「現世」への入り口である戸締りが解放されていると現れるミミズ。解放されたミミズは扉から勢いよく飛び出し、上空に向かって伸びていき力を増していきます。

重さに耐えきれなかったミミズは激しく地面に叩きつけられ、閉じ師はミミズが倒れ込み地震を起こす。その前に後ろ戸を戸締まりしないといけないのです。

一体ミミズの正体はなんだったのでしょうか?

廃墟かされ人々から忘れられた土地の霊魂

ミミズは扉を使って死の世界「常世」から飛び出してきます。

つまりミミズの正体はその土地で失われた命の集合体なのではないでしょうか?

人間を神への生け贄にし、その土地で亡くなってしまった霊魂を沈めるための役割が要石。

主人公すずめが心の中に隠し続けていた災害へのトラウマ

冒頭ですずめが学校で初めてミミズと遭遇していたとき、周りの生徒はミミズの姿を見ることが出来なかった。また小説版ではすずめはミミズの匂いを、「焦げ臭くて、潮の匂いが混じっていて、ずっと昔に嗅いだことがあるような」おそらく災害での津波や火の粉を連想させられる文章で表していました。

すずめは幼い頃東日本大震災の被害者であり、母を亡くしています。ミミズは災害へのトラウマを現代まで引きずっていた記憶のトラウマが見させたものだったのかもしれません。

すずめの戸締り災害描写のメッセージ性は?

賛否を受けることが想定しながら制作した新海誠監督が意図して災害描写を入れた理由はなんなのでしょうか?

「すずめの戸締り」では地震、過疎地域、シャッター街、廃校になった学校などが無残な姿として描かれます。生々しくリアリティーのある地震アラームは映画館でみるとよりその恐怖を煽られます。地震の地響きはハイスペックな音響設備もあって、会場が本当に揺れているんじゃないかと思うほどでした。

ストーリーを最後まで見届けることができれば、災害はとても恐ろしく、忘れてはいけない。しかしどんなに絶望していても必ず光は訪れる。この映画は震災の鎮魂化と自分との和解を表していると私は解釈しました。

土地の鎮魂

私が受け取ったメッセージとして、1つは廃墟になってしまったり見捨てられてしまった捨てられた土地の負のエネルギーを鎮め、土地の神々にお返し災害の鎮静化をしたいという。

映画の特典についてきた「新海誠本」にて、東日本大震災についての記事が記載されており、災害の悲劇を風化させてはいけないインタビューがありました。あえて震災を描いた理由はそういった意図があるのでしょう。

自分との和解

すずめはずっと災害へのトラウマを心の中に未消化な記憶としてずっと解放することがなく生きていました。幼い頃に災害で亡くした母への強烈なトラウマ記憶。作中に出てきた母との思い出日記では、3.11以降から黒塗りにされており、ずっとずっと闇の中。

しかしすずめは、閉じ師である草太と出会い、戸締りの旅にでることで、人の暖かさに触れ、土地の良い記憶を増やしていく。

最終的に幼き頃のトラウマを解消してくれたのは常世を通じて出会うことが出来た、未消化な記憶を解放した未来の自分だった。

冒頭で見せられた常世にいた謎の人影はお母さんではなく自分自身という伏線回収もされていました。

この映画ではどんなに絶望的な状況でも光は必ず見えるということ。その答えをくれるのは心の中にいる未来への自分だということ。

すずめの戸締り批判理由は地震描写のまとめ

すずめの戸締りを予備知識なしで見にいってしまった人たちが過激な地震描写に驚愕し批判が相継ぎました。

しかし新海誠監督は、東海大震災の悲劇を風化させたくないという思いで批判を覚悟しながらも本作を作られたと私は感じました。地震大国日本です。いつ巨大地震が起こるか分からない。

この作品を通して、絶望の中でも何度でも立ち上げれるんだという勇気をもらうことが出来ました。ネガティブな負のエネルギーや感情はしっかりとお返し申すことができるんだと。

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