漫画「チェンソーマン」の第二部は少年ジャンプ+でスタートしました。悪魔の存在する世界を舞台にしたダークヒーローアクションです。一部が大ヒットチェンソーマンですが二部はつまらない?打ち切りなどの声がありました。本記事ではネタバレ感想やあらすじを紹介したいと思います。まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。
【チェンソーマン二部】あらすじ
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高校生活に馴染めず、組(クラス)でも孤立する少女・三鷹アサ。彼女の日常は、とある“悪魔”との出会いで激変する!! 世界の新たな災厄となる、その“悪魔”の目的とは!? そして、神出鬼没のチェンソーマンの行方は…!? 血みどろの青春が炸裂する衝撃の第二部、開幕!!
【チェンソーマン二部】チェンソーマン一部はなぜ人気だったか?
チェンソーマン二部を評価する前になぜ一部がこれほど人気だったのでしょうか?
人気の秘密を紐解いてみようと思います。
作風と表現力が他の漫画家と違った
『チェンソーマン』には、他にはない魅力があります。作者の藤本タツキ先生の影響を受けており、彼の作風を模倣する試みが見られることからも、その魅力の一端が垣間見えます。
通常、漫画制作においては、「絵で説明できることは絵で示す」という原則があります。これは、物語を作る側によく用いられる考え方です。
しかし、この原則に従っているからといって必ずしも面白いとは限らず、逆に、この原則を敢えて破った作品も存在します。多くの漫画家は、自らの作品を絵だけで語ろうとする傾向があります。
『チェンソーマン』では、ほとんどがナレーションがなく、物語は主に登場人物の行動やセリフで進行しています。
例えば、マキマが支配の悪魔として武器を操る人間たちを率いて現れる場面がありますが、その背景や武器人間たちがマキマの部下となった経緯は、特定のキャラクターの存在からくどくどと説明されることなく理解できます。
藤本タツキ先生は、『地獄』の描写や闇の悪魔の演出、アキの夢と現実の対比を利用した悲劇的な戦いの表現など、驚異的な表現力を持っています。
ジャンプにはあまりいない主人公
ジャンプ漫画には、主人公の大きな夢やそれに向かう過程を描いた作品が多い中、『チェンソーマン』の主人公デンジは、他のキャラクターとは一線を画す独自の視点を持っています。彼は、生存に直結する飢えを凌ぐことや、社会的な関心事からは程遠い女性の胸を揉むことなど、一見すると奇妙な欲求にフォーカスします。これらは、通常の漫画の主人公が追求する夢や目標とは異なり、奇抜で共感を得にくい側面です。しかし、デンジの人間らしい可愛らしさや魅力も同時に感じさせます。
この作品の魅力は、その非凡な視点とは裏腹に、悪魔を打ち倒す爽快感や、そこから生まれる心地よい興奮を伴ったストーリーテリングにあります。彼の物語は、従来のジャンプ作品とは違った魅力を持ち、読者を驚かせるような要素を多く含んでいます。
バトル漫画にありがちなパワーバランスのインフレがない
バトル漫画におけるパワーバランスの維持は、物語の信憑性と読者の興味を保つ上で非常に重要です。通常、強敵の登場によりパワーの急激な膨張が起こり、主人公がトランスフォームしたり感情の力で急速に強くなったりすることが多々見られます。これは時に物語の内部整合性を損なうことがあります。
『チェンソーマン』は、他のバトル漫画とは異なるアプローチを取ります。恐怖を感じる人々から得られる力が、悪魔の強さを規定するという斬新な設定が特徴です。この概念により、例えばトマトの悪魔が弱くとも、支配の悪魔が強いといったパワーバランスが維持されるのです。
この設定によって、主人公であるチェンソーマンが恐れられる存在となる理由が明確に描写されます。そして、物語内での悪魔たちの強さや地位を恐怖から生まれる力によって裏付けられることで、物語全体の整合性が保たれるのです。このようなシステムは、従来のバトル漫画が抱えるパワーインフレの問題を回避し、物語の論理的な展開を維持する画期的なアプローチと言えます。
【チェンソーマン二部】つまらない?打ち切り?
キャラクターの魅力低下
第一部の主要キャラクターであるデンジ、パワー、そしてマキマと比べると、その存在感にやや劣る印象があります。特にデンジが主人公からやや離れた位置に置かれたことは、作品にとって大きな損失と言えます。実際、彼らはチェンソーマンの骨格を支えていた存在でした。
彼らの不足を考えると、デンジがなぜ不可欠なのかを理解することが重要です。デンジは物語の展開や魅力を担うキープレイヤーであり、その行動や心情は物語の核心部分を形作っています。彼の持つ特性や心理は、物語の展開において独自の価値を持ち、読者に深い共感や興味をもたらします。
例えば、彼の成長や内面の葛藤は物語の進行に大きな影響を与えます。彼の主観的な視点は、物語全体に深みを与えると同時に、読者に物語の背後に潜む深いメッセージやテーマを伝えます。彼のキャラクターは、物語の魅力や意味をより豊かにする要素となっています。
デンジのようなキャラクターが物語において果たす役割は、単に主役としての存在だけでなく、物語の深層における根幹を担うものでもあります。彼の存在は作品全体のバランスを取り、読者にとって作品をより感情移入しやすく、思索させる要素を提供しています。
ストーリーの単調化
チェンソーマンの魅力の一つは、極めて過激なストーリー展開にあります。
一部終盤はアキやパワーなどの仲間や家族が死亡し、マキマに裏切られて孤立し、精神的に追い詰められる流れは、読者の精神をもえぐってきました。
しかし、第二部では主人公が交代し、過激な展開やハードさが減少し、従来の魅力を示せていない状況です。日常パートが多く、チェンソーマンのはちゃめちゃバトルが好きだった人には退屈に思えてしまうかもしれません。これは物語の深みが不足しているとも言えるでしょう。
これらの問題が第二部の物足りなさの根源と考えられます。
【チェンソーマン二部】見どころ
一部に比べると話が進むテンポが遅く勢いが落ちつまらないと感じる一方で、逆に日常パートの深掘りでキャラクターをより深掘りしている描写が多く、そこが刺さる読者もいます。
三鷹アサの能力
二部に登場する主人公、三鷹アサは、非常に興味深いキャラクターであり、彼女の個性は消極的でオタク趣味を持ち、間抜けな一面も持っています。しかしながら、物語が進むにつれ、彼女は戦争の悪魔との契約を通じて、驚くほど魅力的で力強い姿に変貌します。
彼女の最も注目すべき能力は、自身が所有する物を武器に変えることができる力です。その能力を駆使し、担任の先生を剣に変える「田中脊髄剣」や、自身の制服を「制服強強剣」として武器化するなど、想像を絶する方法で日常の対象物を武器に転用します。また、彼女がデンジに興味を持ち、彼を武器にしようとする緊迫した瞬間は、物語の展開が急速に進み、読者の心臓を高鳴らせる瞬間となります。
デンジの制約
デンジがチェンソーマンに変わることを避けなければならないという制約のもとで、彼の内面での葛藤が繊細に描かれるシーンは、読者に深い興味を抱かせます。彼の目は、チェンソーマンになることができない現実に直面し、死んだような無気力で鈍感なものとなっています。それでいて、デンジはまだ少年でありながら、小学生のナユタの世話をする責任を負っています。彼はヤングケアラーのような役割を果たしつつ、自身が望むチェンソーマンに変身できないというジレンマに苦しんでいます。
デンジの視線がいつ輝き出すのか、その瞬間を待ち望みながらも、穏やかな日常の断片が、将来の大きな戦いに向けて不可欠な準備となることに気づくでしょう。彼が以前に憧れていた普通の生活を手に入れた今、彼が次に追い求める欲求がチェンソーマンとしての夢だとは、誰もが予測していなかったことでしょう。このような穏やかな日常の一幕が、物語の大きな展開に向けての重要な前振りであることが、のちに明らかになるかもしれません。
【チェンソーマン二部】ネットの感想
なんか、ジャンプラのコメントで「チェンソーマンつまらない」とか言ってる人がいるけど、自分はこの後チェンソーマンが怒涛の展開を立て続けに迎えると予想。
どうせつまらないとか言ってた奴は、手のひら返しで戻ってくるでしょ
ファンとしては失格だけど。
— ぴえ4 (@oshinokohaeezo) August 30, 2023
ファイアパンチは面白い。
チェンソーマン2部はつまらない。
これじゃダメですか?— ぬこ (@826pn) October 10, 2023
チェンソーマン読みたい気持ちがあるんだけど、2部がつまらないという話と可愛いと思った子は1部でとことんいなくなるからいいか、となって未だに読んでない。
— 四時くん (@gogo4jinohito) October 4, 2023
チェンソーマン つまらない
— 漏水 (@Naityatta4949) October 4, 2023
チェンソーマンでクソ映画はあるのかよ?って問うデンジ君には強く共感したんだよね。
世界にはクソ映画が必要だ。クソ映画は……まあ、クソなんだが、それが無い世界はあまりにつまらない。— カンピロバクター (@canpirosan) September 28, 2023
チェンソーマンがつまらないという
意見はわかる
この作品は世界観や設定、物語という
不可視的な要素が天才的に
上手い所が魅力なので
戦闘や作画などの可視的な要素の
面白さを求めている人は合わないと思う— もちざね (@caramelperopero) September 28, 2023
チェンソーマン、相変わらず「面白い」と「つまらない」の両極端に分かれていて、
本当におもしろい— 薫子 (@gsuKaoruko) September 26, 2023
違法サイトを利用すると危険
違法サイトを利用してアニメを見たり漫画を読むと、様々なリスクが伴います。
例えば、自動的に危険な広告が開かれたり、権限付与を求められたりすることがあります。このような詐欺行為やウイルスに感染する可能性があるため、安全とは言えません。
実際に、権限を付与してしまった場合には、個人情報を抜かれる危険性があることが報告されています。また、違法ダウンロードを行った場合には、法的な罰則が科せられる可能性もあります。
そういったリスクを避けるためには、公式サイトや有料サイトから漫画を購入するか、無料で読める合法サイトを利用することがおすすめです。安全かつ安心して漫画を楽しむためにも、違法サイトの利用は避けましょう。
以上のように、違法サイトの利用は、詐欺やウイルス感染、個人情報漏洩などのリスクがあるため、安全性が保証されていません。違法行為には法的な罰則も存在することから、公式サイトや有料サイト、合法サイトから漫画を読むことが大切です。
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