今回は、松尾あき先生による漫画「ミモザイズム」の感想をお届けします。この作品は、キャンパスを舞台にしたコメディー作品でありながら、深いテーマにも触れています。主人公のみもざは、芸術家の父親からの七光りを受けながらも、実際には絵が下手でありながら自信満々。その謎めいたカリスマ性で周囲を魅了し、支持者を作り出していきます。本記事ではネタバレ感想やあらすじを紹介したいと思います。まだ本作を読んだことがない人は気をつけて下さい。
ミモザイズムあらすじ
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『#ミモザイズム』
カリスマ(?)芸術家と新人キュレーターの現代アートコメディー!!
第1話 〝本物の芸術家〟https://t.co/3gS5WTmHqf#サンデーうぇぶり
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キュレーター志望の美大生・福沢はある日、超有名アーティスト花屋敷千雄の娘である花屋敷みもざと出会う。みもざに実力はないものの、親の七光りを利用して一儲けを企む福沢だったが、みもざは福沢の思うようには全く動かず…!? カリスマ性だけは持っている天才(?)アーティストと新人キュレーターが織りなす現代アートキャンパスコメディー!!
ミモザイズムネタバレ感想!面白いポイント!
絵の価値とお金
漫画「ミモザイズム」は、キャンパスコメディーをテーマにしています。物語は芸術界において超有名なアーティスト、花屋敷千雄の娘であるみもざを中心に展開します。みもざは実際にはデッサンの技術がまともに身についていないにも関わらず、自信に満ち溢れ、謎めいたカリスマ性を持ち、周囲の人々を支持者に変えていくのです。
彼女の下手なデッサンを賛美し、感性の豊かな教師を軽蔑する支持者たちを見た、キュレーターを志す主人公である福沢は、みもざを利用して金儲けを考えつきます。しかし、みもざを天才と崇拝する雰囲気には違和感と不気味さを感じます。みもざは自身が凡人であることを自覚して努力によって天才になるのでしょうか。それとも福沢に操られ、そのまま突き進んでしまうのでしょうか。
芸術、価値観、お金といったテーマが巧みに組み合わさっており、非常に斬新で面白い作品です。この漫画は、みもざの自信に対する疑問や、彼女が持つ謎めいたカリスマ性に対する不気味さなど、読者に深い考えさせる要素があります。さらに、主人公の福沢がみもざを利用して金儲けを企むという筋書きは、人々の価値観や芸術のあり方について考えさせられることでしょう。
この作品は、芸術の本質や天才とは何か、そしてお金と芸術との関係など、様々なテーマについて考えさせられる機会を提供してくれます。読者は、ミモザの成長や福沢の企みの行方を追いながら、芸術と価値との関係について考えさせられることでしょう。全体として、この作品は斬新なアプローチと魅力的なプロットによって、読者を引き込んでくれることでしょう。
みもざの正体
「ミモザイズム」の物語において、みもざのキャラクターに親の七光りや才能を勘違いする心理が見られます。彼女は芸術家の有名な父親から生まれたことで、周囲からは親の成功による期待や注目が寄せられます。この状況下で、みもざは自分自身を特別な存在と見なし、才能を過大評価する傾向があります。
また、彼女は自己評価の偏りも持っています。デッサンの技術や感性においては明らかに未熟な部分があるにも関わらず、みもざは自身の能力に選択的な注意を向け、成功体験によって自己評価を高めようとします。この選択的な注意と自己確証バイアスにより、彼女は自分が優れた才能を持つ存在だと勘違いしてしまいます。
さらに、みもざは外部の評価への依存も見せます。彼女は周囲からの賞賛や支持に大きく影響され、自己評価が高まる傾向があります。他人からの肯定的な評価を受けることで、彼女は自分が優れた才能を持っていると信じ込み、その信念に基づいて行動します。
固定マインドセットもみもざに当てはまる要素です。彼女は自分の能力が固定されていると信じ、努力や成長による能力向上を軽視します。このマインドセットにより、みもざは自己成長や挑戦を避け、自分が持っている限られた才能に頼ることになります。
以上のように、「ミモザイズム」の物語において、みもざのキャラクターは親の七光りや才能を勘違いする心理を持っています。彼女の自己評価の偏りや外部の評価への依存、固定マインドセットが彼女の行動や人物像に影響を与え、ストーリーの展開において重要な要素となっています。
主人公とヒロインの対比
絵は下手ながらも、主人公であるみもざは親の七光りを受けており、彼女自身には実力とは異なる自信と謎めいたカリスマ性が備わっています。舞台はキャンパスで、芸術界で超有名なアーティストである花屋敷千雄の娘として育ったみもざは、自身がまともにデッサンもできないにも関わらず、まったく自覚せずに周囲を魅了し支持者に変えてしまうのです。
その一方で、彼女とは正反対の主人公である福沢は、キュレーターを志す若者です。彼は現実的で利己主義的な考え方を持っており、価値をどうやってお金に変えるかを常に思考しています。彼はみもざを利用して金儲けを考え付きます。彼の背景には、福沢の父親が自身の作品が薄汚い価値で測られることを嫌悪し、罵倒している姿をみる子供時代の福沢が描かれています。このシーンからは、アートの評価が可視化され、金銭的な価値に変換されなければ意味がないという考えが伝わってきます。
物語の中で描かれるみもざと福沢の対比は非常に興味深く、面白さを引き立てています。みもざは才能のなさにもかかわらず、自信とカリスマ性によって支持者を惹きつけますが、福沢は現実的な視点と金銭への執着心を持ち、アートの評価を経済的な価値に結びつけようとするのです。この二人の対比は、芸術と価値観、才能と努力、お金との関係について深く考えさせられる要素を持っており、物語に独特の魅力を与えています。
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【感想】ミモザイズムネタバレ!面白い!みもざの正体が凄い!松尾あきが描くアート漫画!まとめ!
「ミモザイズム」はキャンパスコメディーで、主人公のみもざと福沢の対比が面白い要素です。みもざは親の七光りを持ちながらも絵は下手で自信だけ満々で、福沢は現実的で利己的な考え方を持ちます。
親の影響や才能を勘違いする心理が探求され、芸術と価値観、お金との関係について考えさせられます。