ミニオンズフィーバーは子供向け?大人はつまらない?ネタバレ感想レビュー!

このページにはプロモーションが含まれています

子供向け映画と思われているミニオンズ。子供と一緒に鑑賞する大人はつまらく退屈なのでしょうか?

ミニオンズは大ヒット作品「怪盗グルー」に出てくるサブキャラター!現在はその不思議な魅力が人気になりミニオンズを主人公にした作品も作られるようになりました。今回はシリーズ5作目になる「ミニオンズフィーバー」のネタバレや感想レビューをしていきたいと思います。

こちらの記事にはネタバレが含まれております。

まだ映画をご覧になっていない方や、ネタバレが苦手な方は閲覧をご控えください。

スポンサーリンク

ミニオンズフィーバーのあらすじ

この作品は怪盗グルーシリーズの第5作品目に当たる映画です。

今回はグルーの子ども時代のお話で、ミニオンズがグルーと出会ってからお互いが仲間として認め合うことになる事件を取り扱ったお話です。

時は1970年代、ヴィシャス・シックスと呼ばれる超悪党集団が、仲間割れの末、創設者であるワイルド・ナックルズを追放します。

それに伴ってヴィシャス・シックスは新メンバーを募集します。われらがグルーはその募集に応募しますが、子どもであることを理由に、袖にされてしまいます。グルーはその仕返しに、ヴィシャス・シックスの仲間割れの原因ともなった、ゾディアックストーンを盗み出して逃亡します。

時を同じくして、ヴィシャス・シックスを追放されたワイルド・ナックルズも、ゾディアックストーンの奪還を狙っており、事態は三つ巴の様相を呈してきます。

その中で、グルーとミニオンズの仲たがい、ワイルド・ナックルズにさらわれるグルー、ゾディアックストーンを追うヴィシャス・シックス、グルーを追う最中にミニオンズが出会ったカンフーマスターとの修行、グルーとワイルド・ナックルズとの間に生まれる絆、最終的には全員がサンフランシスコに集合して大暴れします。

ヴィシャス・シックスはゾディアックストーンの力を使って変身し、それをグルーと仲間のワイルド・ナックルズ、ミニオンズがやっつけて大団円というお話でした。

スポンサーリンク

ミニオンズフィーバーは子供向け?大人はつまらない?

ミニオンズ映画は子供向け映画と思われている人もいると思いますが、家族と鑑賞して大人がハマるというケースもあります。

とにかく動きやフォルムに癒されたり、面白シーンが盛り沢山。これだけシリーズ化されていればキャラクターとの関係性や、エモーショナルな演出も多々あります。

最近の子供向け映画は、大人も見にくると推定して物語が凝っている作品が多いです。私が「ミニオンズフィーバー」を見て良かった点を紹介してみたいと思います。

スポンサーリンク

作品が面白いと思う3つの理由

シリーズ5作目になると物語がパターン化される場合がありますが、いつも斬新な発送や展開、魅力的なキャラクターで飽きさせません。

今回も素晴らしい見どころがたくさんありました。

コミカルでありながらキャラクターののドラマに引き込まれる

グルーとミニオンズの仲の良さや、一度ケンカになってしまい、クライマックスで仲直りするなど、その関係性の描写が魅力的です。

そのミニオンズは、さらわれたグルーを探す間に、チャイナタウンに迷い込んでしまい、そこで針治療師として店を開いていたカンフーマスター・チャウに出会います。

グルーを助けるために強くなりたいミニオンズは、チャウに頼み込んでカンフーの弟子にしてもらいます。

師匠として厳しくも優しくミニオンズを指導するチャウと、それに応えるためコミカルながらも一生懸命修行に励むミニオンズの両者の関係も魅力的でした。

さらにグルーとワイルド・ナックルズも後半になって意気投合し、悪党の先生と生徒のような関係になります。

グルーが悪党の中で一番憧れていたワイルド・ナックルズと祖父と孫という関係で一緒に悪事を働いたり、グルーがワイルド・ナックルズを助けたり、その後には本当に祖父と孫のような関係になり、一緒の車でフェードアウトして映画が終わります。

本編キャラクターの過去がうかがえる

いつも素晴らしい発明でグルー達を助けてくれるネファリオ博士、怪盗グルーの月泥棒でライバル役ベクターの父親でもある悪党銀行のパーキンス氏、特に怪盗グルーのミニオン大脱走では反悪党同盟を追放されていまうラムズボトムなど本編に出てくる魅力的なキャラクターの当時の姿が描かれていて、これまでのシリーズを見てきた者としては、大興奮の内容でした。

特に最後のシーンでグルーの悪党の師匠的存在となったワイルド・ナックルズがグルーに放った「お前は月を盗め」という言葉が、シリーズ作品1作目への複線になっているところが良かったです。

音楽が魅力的

映画のために作曲されたものもあると思いますが、1970年代の洋楽が多く使われていて、私としては知っている曲も多く、とても楽しかったです。

シーンに合わせた曲を作るのではなく、既存の曲がシーンに合わせて違和感なく再生されるのが秀逸だと感じました。

今回私がミニオンズフィーバーをみた良かった点になります。

スポンサーリンク

残念だったと思う3つの要素

逆に大人からみて少し物足りなさや残念だったと感じた点もあります。

母親との関りが薄い

過去作品でグルーの母親と父親は、双子が生まれた際にそれぞれが一人ずつ引き取って二度と会わない約束で分かれており、グルーは母親に引き取られて二人で生活しています。

今作品ではその母親と二人で暮らしているシーンが描かれていますが、その関りは薄かったように思われます。おそらく作品中で二人の直接的な関りが描かれたのは1シーンくらいで、その他にはグルーがさらわれて不在の家にヴィシャス・シックスが押し入って母親とミニオンズにグルーの居場所を追求するシーンという間接的な関りが描かれたシーンくらいしかなかったように思われます。

そのグルーの居場所を追求されるシーンでもグルーの母親はあまりグルーの心配をしているように感じられず、知らないといった旨を返答していたように記憶しています。

母親としてグルーのことが心配ではなかったのか、少し気になりました。

暴力表現が多い

作品の特性上、悪党を取り扱うという面から、殴る蹴るなどの暴力行為や、建物をぐしゃぐしゃにしてしまうような破壊行為、町中の人にイタズラする迷惑行為などが目立ちました。

かなりコミカルタッチに描かれているので、一緒に見た子どもたちは笑っていましたが、場合によっては怖く感じたり、親によっては子どもが真似することを心配されるかたもいらっしゃるかもしれません。

本職声優の方の活躍が少ない

グルーの吹替はこれまで通り笑福亭鶴瓶、マスター・チャウは渡辺直美、ワイルド・ナックルズは市村正親、歌手のLiSAなど、本職で声優をされていない方が吹替をしているのが目立ちました。

特に声優に詳しいというわけではないですが、声優さんも多く起用してくださるとまた面白かったのかなと思いました。

スポンサーリンク

まとめ

以上から、ミニオンズ・フィーバーはコミカルでありながらも人間関係のドラマがあり、シリーズ作品の登場人物の過去をうかがうことができ、1970年代の音楽が多分に使われていて、とても魅力のある作品でした。

家族5人で映画館に見に行きましたが、グルーとワイルド・ナックルズの祖父と孫のような関係に感動した、ミニオンズかわいかった、カンフーが面白かったなど、映画の感想で帰りの車内は大盛り上がりでした。

やはり従来のミニオンズ作品と同様に悪党をOKとするような表現が含まれますので、それらを気にする方は注意したほうが良いかもしれません。

その他にも実際のサンフランシスコを意識した映像表現だったり、アメリカで西へ移動していくウェスタンな雰囲気だったり、逆に飛行機で移動したり悪党達の乗り物や武器などのハイテク感、1970年代を表現した音楽や街並みや登場人物の服装なども魅力です。

そういったものに興味のある方はぜひご鑑賞いてみてはいかがでしょうか?

ミニオンフィーバー公式サイトはこちら。

チェンソーマンは鬱展開がエグい!トラウマ地獄なのに評価される理由!こちらの記事もおすすめです。