【圏外】チェンソーマン円盤売上3週目は325枚以下?爆死原因の考察!

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アニメ「チェンソーマン」の円盤売上が軒並み話題になっているのですが、3週目売り上げがなぜか少なすぎて数字が出なかったとのこと。何枚から数字がでないかわからないのですが、2週目の売上であった325枚未満である事が予想されます。

MAPPA公式のオンラインショップを除くとオリコンソースの円盤1巻売上は合計2060枚前後でフィニッシュとなりました。なぜこのような結果になってしまったのでしょうか?今回はアニメチェンソーマンの円盤売上が振るわなかったことを受けその原因を考察していきます。

チェンソーマン円盤売上大爆死の背景を振り返る


そもそもですが改めて振り返ると2022年の秋アニメは豊作揃いでした。

チェンソーマンはもちろん機動戦士ガンダム彗星の魔女やスパイファミリーそしてアニプレックス制作のぼっち・ざ・ろっくなどです。

このうちぼっち・ざ・ろっくについてはチェンソーマンの売り上げを語る中でたびたび引き合いに出されておりその理由としてはアニメチェンソーマンの監督である中山竜さんが「髪の毛が緑やピンクといった萌え系の方にはまったアニメは作りたくない」「写実的なエッセンスを取り入れることでより面白いものになる」と過去のインタビューで発言したことでピンク色の髪をしたキャラクターが主人公のぼっち・ざ・ろっくがその判例として挙げられるためです。

さらにぼっち・ざ・ろっくの監督インタビューでは「作品の面白さを表現するののリアリティが全てではないアニメだからこそできる演出表現をする」と語られておりチェンソーマンの中山監督とは対照的な考えのもとで作成されたという背景もポイントです。

この点については例えばぼっち・ざ・ろっくの魂が抜ける演出や顔が崩壊する演出などに注目するとリアリティや邦画っぽさを重視し汗を抑えたパワーの描写など真逆な作りになっていることがわかります。

そんな正反対とも言える監督の思想のもとで作成された2つの作品についてそのブルーレイおよびDVDの売り上げを見るとぼっち・ざ・ろっくの初週売上は16,793枚対してチェンソーマンの初週売上は1,735枚と10倍近い差となりました。

チェンソーマン円盤売上大爆死の原因を考察

チェンソーマンとぼっち・ざ・ろっく

チェンソーマン円盤売上大爆死と比較されるぼっち・ざ・ろっく。

女子高生によるバンドをテーマとした作品と血が飛び散るグロバトルアニメのチェンソーマンでは方向性が全く違います。また円盤を購買するファン層も異なるため単純な数だけで比較することはできません。そのため同じくMAPPAの製作したジャンプ作品アニメ呪術廻戦の初週売り上げと比較するとその初動は22,701枚でありやはりこちらもチェンソーマンとは大きく差が開いていることがわかります。

こうした結果を見ると円盤が売れない時代可愛い女の子が出てこないという逃げ道も塞がれておりチェンソーマン独自の要素である演出の違いがこの結果をもたらしたものと考察できます。

チェンソーマン原作者と監督は映画好きだが好みが違う

そもそも原作の藤本タツキ先生は好きな映画についてもたびたび言及しており、いわゆるB級よりの映画が好みであることがわかります。アニメを監督された中山竜さんは藤本タツキ先生と同じく映画好きであるものの好きな作品の方向性が異なり映像作品としての高度な作り込みバランスや総合力の高さを持つ映画に魅力を感じると発信されています。

実際のところアニメチェンソーマンにおいても恐ろしいくらいに丁寧な描写が光っており、完成度の高い作品を好む映画好きの方向性の違いがアニメにも現れた結果その綺麗さやおしゃれ感が原作の雰囲気にズレが生じ、チェンソーマンのファンや円盤を買うコアな層をしっかりと獲得できなかった大きな原因と考えられます。

チェンソーマンアニメ主題歌は大ヒットこの差は

ここでアニメチェンソーマンのオープニングとなった米津玄師さんによるKICK BACKが初週売上30.1万枚を記録しオリコン1位を獲得した点は要注目です。KICK BACKではミュージックビデオの車にひかれるシーンがネットミームとなり色々な作品が生み出されるなど人気の後押しとなる要素も多く賑やかでやかましい原作のチェンソーマンの雰囲気をしっかりとその楽曲で表現していました。

しかしながらアニメ本編においてはギャグシーンなどがかなり抑えられておりどこか暗い印象を与えていました。この米津さんと中山監督の間で原作チェンソーマンの解釈違いからもたらされた作品の雰囲気の違いもKICK BACKとアニメ円盤の売り上げに大きな違いが出てしまった要因でしょう。

ちなみにアニメ放映中のSNSでは「米津に監督をやらせろ」というファンからの意見も数多く散見されました。

チェンソーマン監督による声優指導

またアニメにおいては監督による演技指導の結果声優人が一般的なアニメの声の出し方とは異なる普通にしゃべるような声での演技を指導されたことが分かっています。

これはアニメ放送前の特番などでも話題となっていましたがこの方針によりシンプルにキャラクターの声がボソボソした聞き取りづらい声になっておりアニメならではの音の魅力を視聴者に分かりやすく届けられなかったということが考えられます。

またBGMについても例えば自販機の駆動音がしっかりと挿入されているなどかなり細かくリアルに表現されていたのでアニメとしては見づらいバランスとなってしまったことも評価を下げた原因でしょう。

特にヤクザの孫に中華料理屋で絡まれるシーンにおいてはその声量が小さすぎてネット上ではネタ画像が作られるほど。また永遠の悪魔との戦いにおいて自ら心臓を差し出すシーンでも声が聞こえなかったという意見が多く見られました。

この永遠の悪魔との戦闘は序盤における最大の見せ場でありこの魅力が最大限表現されなかった点はファンとして残念に思う方も多かったでしょう。

チェンソーマン円盤売上大爆死だが影響力は凄い

チェンソーマン配信ランキングがトップ3

このように円盤の売り上げは1735枚と有名作品としては振るわなかっした本作ですが配信コンテンツの視聴者数ランキングでは放送期間中の2022年10月から12月 において常にトップ3にランクインするほどの人気をキープしており第1位を獲得した。

ファミリー向けのアニメスパイファミリーとの差もほんのわずかという素晴らしい視聴者数を誇っていました。さらにアニメ終了後の2023年1月のランキングでも3位をキープしており円盤売上では10倍の差をつけられたぼっち・ざ・ろっくは11位となっていることから一概に円盤が売れない=人気がないというわけではなく円盤を買わないような一般層にも広く作品が見られているということが読み取れます。

チェンソーマン原作コミック売上アップ

円盤とは逆に原作コミックスはアニメ放映後に大幅に伸びている点には注目です。具体的にはアニメ放映前は1600万部ほどだった売上がアニメ放映後には2300万部を突破しており今までチェーンソーマンを呼んでいなかった層がアニメでチェンソーマンに触れて原作のコミックスを購入したことが分かります。

なお原作については現在も第2部が連載中ですがその人気は拡大していることから円盤の爆死が原作の売上には影響していないことは明白です。

チェンソーマン続編はどうなるのか?

アニメチェンソーマンは制作委員会方式を取らずMAPPAの単独出資により制作されました。そのおかげで血の描写を抑えることなく放送できるのかとファンの間で話題になった。ゲロキスすらもしっかりと描写されていましたね。ここで1クールのアニメ制作予算は億を軽く超えると言われておりさらにチェンソーマンについてはエンディングが12話すべて異なる点も見るとその制作費用は膨大なものとなっていることが予想されます。

そもそもアーティストのファン層とアニメの円盤やグッズを買うファン層は異なるため費用対効果の面でパフォーマンスが悪いことは明白に感じられましたがアーティストが公表された際は非常に話題となりましたまた12曲の楽曲とエンディング映像は大変素晴らしいものでしたここで気になるのが続編についてです。

アニメのラストシーンではレゼが映し出され続きを意識させるものでしたが円盤の売り上げが振るわなかったことによる赤字が大きかった場合続編作成において再度MAPPAが単独出資という博打を打つかは怪しいところです。

アニメチェンソーマンについては前評判が高かった上鬼滅の刃や呪術廻戦とアニメの豊作が続きバトルアニメのハードルが上がっていたこともこのように酷評が目立つ理由であることがわかりますが本作においては戦闘シーン以外については一定の評価を得ていた点は今後の流れを予想する上での重要なポイントでしょう。

例えばアニメオリジナルの描写であったアキのモーニングルーティンやマキマの胸のシーンなど日常描写のリアルさは随一でした。またレゼ編についてはこういった強みが十分に生かされる内容となっており監督との相性についても1クールの内容よりは良いでしょう。そもそもレゼ編は1本の映画のような構成となっているため仮にアニメの続編が制作された場合劇場版となることが予想されます。

この点については2023年5月に開催されるスペシャルイベントにおいて何らかの情報が明かされることを期待しましょう。

チェンソーマン円盤売上爆死理由考察まとめ

今回はアニメチェンソーマンについてその売り上げが振るわなかった理由について考察しました。これはあくまでも売り上げという数字から見た世間からの評価でありアニメ作品として酷評される完成度でないことは明白ですがアニメにおいて原作の持つ雰囲気を十分に表現できなかったという事実が浮き彫りになりました。

この売上については制作陣も真摯に受け止めて続編の制作に生かしてほしいというのが正直なファンの意見でしょう。

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