「ワンピース」第1124話が公開され、ファンの間でひどいの声が広がっています。これまで長い間愛され続けてきた作品であるがゆえに、今回のエピソードには多くの期待が寄せられていました。しかし、読者の中には「内容が薄い」「同じシーンの繰り返しが多い」と感じた人も少なくありません。
特にゾロのセリフや同じコマが目立つ点に失望したという声が挙がっており、このままでは読者が離れてしまうのではないかと懸念する意見も見られます。今回は、この第1124話に対する読者の反応と、その背景について深掘りしていきます。
【ワンピース】1124話がひどい!読者離れ寸前!
ジャンプの『ONE PIECE』をチョイ見せ!第1124話#ONEPIECE
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— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) August 23, 2024
ベガパンクの死に対するキャラクターの反応がひどい
ベガパンクに対するキャラクターたちの反応には、どうにも納得がいかない部分が多いです。まず、戦桃丸がベガパンクの状況に涙を流す場面がありましたが、そのシーンに感情移入することができませんでした。また、黄猿が鼻水を垂らして泣き叫ぶ描写には大きな違和感を覚えました。これまでのクールで冷静な黄猿のキャラクター像が、そこで崩れてしまったように感じたのです。
さらに、ゾロのセリフにも驚かされました。「ジジイひとり死なせたくらいで」といった発言は、これまでのゾロの価値観や性格とはかけ離れており、彼らしい一貫性を欠いた言い回しだと感じざるを得ませんでした。この一言だけで、ゾロがこれまで培ってきたキャラクター性が大きく揺らいでしまったように思います。
そして、何よりも残念だったのはルフィの描写です。これまでのルフィなら、仲間のために命を賭けて戦う姿勢を貫いてきたはずです。しかし、1124話でのルフィのベガパンクに対する反応は、まるでギャグシーンのように軽く描かれていました。チョッパーによれば、ルフィは落ち込みすぎてぶどうを5房しか食べていないというのです。こうした描写は、ルフィというキャラクターの本質や、彼がこれまで示してきた強さや情熱を損なうものであり、読者としては非常に物足りなく感じました。
2度の宴と崩壊する台詞回し
1123話のラストでは、ドリーとブロギーが麦わらの一味と久々に再会し、共に乾杯して物語は一旦締めくくられました。しかし、1124話のラストでも再び宴が描かれ、どこか二度手間のように感じられる展開となりました。特に問題と感じたのは、巨人族たちのセリフです。「さっきやった乾杯はいい」と軽く流され、その直後に「海賊王には誰がなると思う」と問いかけるのです。これに対してルフィが「たとえお前らが敵でも俺がなるに決まってるんだろ」と返答する場面は、特に違和感を覚えました。
巨人族に助けられたばかりの状況で、突然「お前らが敵でも」という言葉が飛び出すのは、これまでのルフィのキャラクター性を大きく損なうものでした。ルフィはこれまで、一貫して仲間や助けてくれた人々に対して深い感謝の意を示してきましたが、この発言はその感覚とはかけ離れています。
それに加えて、この発言を聞いた巨人族たちが笑っている描写も、状況として理解しにくいものです。通常ならば、こうした挑発的な発言に対して怒りや困惑が生じるはずですが、彼らはただ笑い飛ばしてしまっているのです。このシーン全体が、キャラクターの行動や反応として不自然であり、物語の流れに対しても説得力を欠いているように感じられました。
【ワンピース】ネタバレ感想
これまで築き上げてきた『ワンピース』の魅力と食い違う部分が増えていることに、読者として率直な不満を感じます。特に、ニカの登場以降、物語における矛盾やセリフの違和感が一層顕著になってきているように思います。ルフィはニカに、ゾロは死神に、サンジはジェルマにそれぞれ脳を乗っ取られているかのように、これまでとは異なるキャラクター像が見受けられ、彼らのセリフ回しもひどく感じられます。
ルフィのキャラクター性に対する不満や、巨人族とのやり取りに違和感を抱いた点は、非常に共感しやすく、読者としても強く理解できるものです。たとえば、ルフィが「たとえお前らが敵でも俺がなるに決まってるんだろ」と言った場面や、それに対して巨人族が笑っているシーンは、作品全体の雰囲気とそぐわないと感じている読者が多いでしょう。
さらに、無理に2回も宴を描く必要があったのかと感じざるを得ません。1123話と1124話に連続して登場する宴のシーンは、せっかくの感動が薄れてしまう原因になっており、物語のテンポや感情の高まりが損なわれているように見えます。こうした描写から、物語の魅力がどこにあるのかを再考する必要性が感じられます。
全体を通して、キャラクターや物語の一貫性を大切にしている視点が強く伝わり、その視点が読者の期待を裏切る展開への失望感に繋がっていることがよくわかります。読者としてのこうした感想は、今後の展開に対する一つの重要な視点としても非常に意味深いものです。
次のエルバフ編ではどんな展開をみせてくれるのか?
【ワンピース】コミック情報
【尾田っちより皆さんへ】
実写版『ONE PIECE』について
尾田っちから直筆メッセージが到着!シーズン2で描かれるエピソードは
ローグタウン〜ドラム島まで🏴☠️明日8.21(水)〜8.23(金)の
3日連続で新キャストを発表します。
お見逃しなく🔥#ONEPIECE#実写のワンピ#ネトフリワンピ pic.twitter.com/iMtl2PwGTm— ONE PIECE スタッフ【公式】/ Official (@Eiichiro_Staff) August 20, 2024
【ワンピース】作品
『ワンピース』は、尾田栄一郎によって描かれた壮大な海洋冒険ファンタジー漫画です。1997年から『週刊少年ジャンプ』で連載が始まり、世界中で多くの読者に愛されている作品です。物語は、伝説の「海賊王」ゴール・D・ロジャーが遺した秘宝「ワンピース」を巡る大海賊時代を背景に、主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちが夢を追いながら冒険する様子を描いています。
ルフィは「悪魔の実」を食べたことでゴムのような身体能力を得た少年で、彼の夢は「海賊王」になることです。ルフィは仲間を大切にし、どんな困難にも立ち向かう強い意志と、自由を求める冒険心を持っています。彼の旅路では、様々な仲間が加わり、彼らとともに強敵に挑み、成長していく過程が描かれます。
物語は、友情や夢、自由、正義といったテーマを軸に展開され、各エピソードごとに深いドラマや感動が込められています。また、独特のキャラクターデザインやユーモア、戦闘シーンの迫力も魅力の一つです。尾田栄一郎の緻密なストーリーテリングにより、世界中のファンがルフィたちの冒険に共感し、心を揺さぶられてきました。
長期連載にもかかわらず、キャラクターや世界観は常に進化し続け、数多くの謎や伏線が散りばめられ、読者を引きつけています。『ワンピース』は単なる冒険物語に留まらず、壮大な世界観の中で、命の尊さや人間の成長、そして仲間との絆を描いた深い物語です。