鬱病で休職したり退職したりすると周りの人からしたらずるい人と思われる場合があります。
こんなに辛いのにどうして分かってもらえないのか?
3年も通院して悩んでいるのにどうして?
そんな経験や周りの目が気になる人は、そのまま記事を読み進めてください。
職場の人間関係が原因で激やせ
私は元々、内向的な性格で新しい場所での人間関係の構築が苦手であったり、周囲と比較をしてしまう、自己肯定感の低いといった特徴があります。
ですが、社会人になるまで相談できる友人もおり浅く、深い関係性を築いて何かあったら相談したりして解決していました。
憧れの場所での入職で明るい将来を思い描いていた自分ですが現実はそう甘くはありません。
最初の部署では幸いなことに先輩に恵まれて、特に問題なく業務ができました。
働き始めて9ヶ月ほどで次の部署に移動です。
そこは業務量も多く、先輩方も話しかけにくいという噂がたくさんある部署でした。
最悪なことにプリセプターとして面倒を見てくれる先輩は機嫌が右往左往するので分かりにくいことがあってもタイミングを見計らわないといけません。
そして、何故か私の時だけ起こしたトラブルを表にまとめ指導内容を記載し、後輩育成に役立てるということが始まりました。
(このシステムは一回で終わりました)朝も報告とフィードバック、昼休みも、業務後もそれは続きます。
私は話を聞くことでいっぱいになり昼ごはんはおにぎり一つ、自分の業務が行えるのは終業の2時間後という日々が続きました。
すると、食べても食べても体重が減り続けていき二ヶ月で8kg落ちました。
たくさん動くしなぁと思っていましたが、それも最初の兆候だったのかもしれません。
みるみる痩せていく身体、終わらない業務量で帰れるのは夜の11時過ぎ。
そんな日々の繰り返しで車で自損事故を起こしました。
不運の連続で業務量が増え鬱病に
業務量の調整と終業時刻には帰ることを上司から言われました。
今度は、周りの業務量が増えることに対して、周囲が気になり疲れているのに眠れません。心療内科に行き睡眠薬を飲むようになりました。
その次の部署では不眠に続いていつも体の痛みがある状態が続き、下手したら痛み止めで対処できないほどになっていました。
休職、復帰を繰り返していましたし、業務量の調整をしてもらいました。
そうした日々が続くと忙しくなった一つ上の先輩が私に暴言をぶつけてくるようになりました。
それでも、私ができない部分を担っていただいてるため何も言えません。ぐさぐさと飛んでくる言葉を受け止めていました。
それを繰り返しているうちに次の部署に移りましたが、その時には不眠症で4時間寝られればいい方という状態です。
身も心も疲れているのに眠れません。
日中起きているためにカフェイン飲料や栄養ドリンクをたくさん飲みました。
それでも寝れていないと頭の回転は悪くなり作業効率が落ちてきます。
新しい部署でのプリセプターはマシンガンのように自分の考えや修正意見をぶつけてきますが、私の頭は回りません。聞いてるの?と怒られ、また一から話を聞き始めます。
そのうち通勤時に行きたくなくて涙が出てくるようになりました。
産業医の勧めで心療内科を受けると鬱病の診断です。
職場には理由を説明し休職を提案してもらいました。
鬱病について詳しくはこちら
鬱病で休職や退職がずるいと思われる
休職中私は、聞きたくもない噂を聞いてしまいました。
「鬱病で休職してお金までもらっているなんて本当に甘えだと」
信頼している上司から言われていたのです。
あまりのショックで私は退職届けをすっと出し、生きる気力を無くしてしまいました。
それでもなんとか立ち上がり、鬱病と向き合うことになります。
なぜ周りの人は鬱病の休職と退職はずるい人と思われるのか?
「ずるい人」というのは、周囲の人から見ると、「自分ばかりが得をする人」ということになります。
鬱病患者は職場の周りからどう思われているのか?
なんでもかんでも病気で逃げる
「頑張れ」「元気だして」と励ましても、実際にその人が鬱病だった場合、もう既にこの憂鬱な気分をどうにかしようともがいているところ。
そこで、自分の状況を理解していない人から励ましの言葉を掛けられたところで、余計に追いつめられたような気持ちになってしまいます。
よって常に気を使わなければいけないということを考えない。
なんでもかんでも鬱病がという発言が健常者にとっては不快感を得る場合も。
仮病を疑われる
鬱病に理解がない人もいます。
特に根性論で社会を乗り越えてきた世代がそうなんですが、嫌味を言われてしまう場合は大いにあります。
理解がない人からしたら、鬱病は仮病と思われ自分たちは働いて大変な思いをしているのに、あいつは鬱病なんかで休職していると思われることになり、最終的に「ずるい」と思われてしまう場合があるでしょう。
嫉妬心や憎悪の傾向と行動の特徴
嫉妬や憎悪の感情は誰だって持っています。
それが鬱病患者に向く場合があります。
大して苦労もせず退職して、「鬱病で人が抜けた仕事量を自分が頑張らないといけいない」と思うようになる人もいます。
そうすると嫉妬や憎悪が悪口として出てしまう可能性があるのです。
ずるい人と思われないようにするには?
もし鬱病で体調を崩してしまった場合どうすればずるい人と思われないのでしょうか?
休職退職しても大丈夫な状態にするにはどうしたらいいのでしょうか?
診断書は、医師が作成する公的書類のことです。
これによって、病気の信憑性が増します。
医師が判断した病名などが記載されるのが一般的ですが、必要に応じて初診年月日や休養期間、治療方針などが記載されます。
しっかりと診断書を出した上で、自分の言葉で現在の状況を言えば理解してくれる方がいると思います。
仮に理解されなくても、その方とは縁がなかったと思うことです。
一番大事なのはピンチの時に寄り添ってくれた人たちを大事にすること。
鬱病から復帰できず3年通院中
その後私は不眠で寝れていなかった分休息をとりましょうとなり、一日中寝ていました。
寝ては一日に数時間の活動をしての繰り返しです。
そんな日々を二ヶ月ほど繰り返すうちに活動できる時間が増えてきたのですが、違和感が確認できました。ミスがとんでもく増える、スーパー商品棚を見ても商品が見つからず、あまりの多さにくらくらしてくるなどです。
人の多さや周囲の物音にも敏感になっておりました。
病気になってからは自分の体のパフォーマンスはみるみると落ちていました。
現在も、うつ病にて通院中です。
もう3年ほどになりますが良くなったり・悪くなったりを繰り返しています。
ですが主治医の方が細かく投薬調整をしてくれており助かっています。
うつ病になってしまったら以前のような動きはできません。
また、休む時に休まないと体への不調がたくさんでてきます。
不調が出てくる時はもう遅いです。
自分の体を大切にし、モニタリングすることの大切さや周囲を頼ることが大事だと感じました。
まだまだ通院の日は続きますがよくなることを祈って治療を続けています。
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