うつ病の患者さんで、一人でいることが怖くなってどうしていいか分からない人はいませんか?
一人が怖くて、一人暮らしなんか考えただけで辛い方もいますよね。
私自信も一人でいられない時期が長く、目が覚めて誰もいなかった時にすぐに誰かに電話をして、家に来てもらうように促しました。
もしあなたが自分と同じ症状を抱えていたらこのまま記事を読み進めて下さい。
うつ病を経験した患者は一人でいることが怖くなる可能性がある
うつ病になる人は心の中では大人数よりも少人数で遊ぶことが好きな人が多い。
一人で旅することも好きで、誰にも気を使わず自分のペースでいろんな景色を楽しめていたはずなのに…
今は楽しめない。
うつ病からくる不安感や脱力感は、お薬を飲んだり少し時間が立てば多少はよくなることは分かっている。
しかしなぜか胸が苦しい。
一人が不安、一人が怖い、一人でいられない…
そんな思いが込み上げてきます。
どうしたらいいの?
あなたもそんな悩みがありませんか?
自分も経験した体験ですし、当てはまる人もいることでしょう。
一体どうすれば、一人でいることの不安が消えるのでしょうか?
一人でいる時の不安のメカニズムを理解しよう!
まずはうつ病の人がなぜ不安になってしまうのかというメカニズムを理解しよう。
不安とは「気がかりで落ち着かないこと。心配なこと」
心配と不安は似てますね。
「心配性」は、いつも不安で心配している性格の人でしょうか。
不安になる人の共通点として次々とマイナスな思考が浮かんでしまうということでしょう。
脳の背内側前頭前野では、物事を常に客観的に見渡しているという。
不安の種となる出来事があるとそれを認識する。
でも不安は心の警報装置なので、通常20分~30分程度で収まるという。
うつ病の人は背内側前頭前野が健常者の人に比べ血流が悪くなっていると。
背内側前頭前野が弱ってしまうことは誰にでも起こりうることだという。
不安が起こるとき、血流は悪くなり、肩や背中や首に緊張が走り、固まっている状況が続きます。
では具体的に一人でいるときに不安や恐怖を軽減するにはどうすればいいのでしょうか?
一人の怖さを軽減する行動とは?
一人が怖いということが少なくなればうつ病の人にとって、心の負担が軽くなることでしょう。
今出来る事を始める事
一人でいることばかりに集中してしまうことで、
「今自分は一人なんだ」と強く意識してしまいます。
一人でいる時こそ、なにか夢中になれる作業をした方がいいのです。
家事、趣味、誰かと電話、などが効果的でしょう。
普段あまりやらないことのほうが、頭を使うのでチャレンジしてみることも効果的です。
不安を書き出す
不安が現れたら、不安をレコーディングしてみるといいでしょう。
自分がどんな感情だったか、洞察して記録する。
そうすることで、不安を感じたが、発作までは至らなかったと認知することが自分で出来ます。
一人でいる事に慣れる
少し荒療法かもしれませんが、人間は慣れる生き物です。
思い出してみて下さい。
うつ病になってしまって、いなくなりたくなってしまった気持ちを。
あの時は、何をどうしていいか分からず、とにかく不安感がたくさんありましたよね。
しかし今は、少しは冷静に不安定な感情に大して対処できるようになりませんか?
人間は慣れるのです。
一人でいる機会をあえて作り、不安感が出ない事を何度も体験することで、少しづつ慣れてくる場合もあるのです。
誰かに頼らないとうつ病は悪化する
うつ病なんて単なる気の持ちようだと思っていたり、自分を責めてしまったり、辛い状況でも我慢しすぎたり、治療せずに放っておくと徐々に悪化していきます。
まずはうつ病とわかったら、一人で悩まず誰かに頼ることをお勧めします。
お友達、家族、精神科の先生、あなたが信頼できる人を選択することが早く治す鍵になることでしょう。
とくに一人でいたいという人はとくに気をつけてください。
一人でいる時間が長ければ長くなるほど、誤った判断をしがちになってしまうので早めに助けを求めることをお勧めします。
人間には一人になりたい時ってありますよね。
しかしこの、一人になりたい時を振り返ってみてください。
どうせ誰にも自分の気持ちなんてわかってもらえない。
そんな心の心境や、病気になってしまって当たり前にできていたことが出来なくなってしまったことに落胆し、寂しさや孤独感から一人になりたいと感じてませんか?
その心の整理をしたくて少し人から距離を置いて一人になりたいと。
まとめ
うつ病は過度なストレスによって起きる場合が多いです。
生活環境、身体的問題、お金に関すること。
理由はそれぞれです。
責任感が強い性格でもなりやすいです。
だから一人でなんとかしなきゃと考える場合もあります。
自分の許容量を超えてしまい頑張りすぎてしまったので、今は人に甘えるべき時なのです。
休むことも立派な仕事なのです。
一人が不安であれば、素直に誰かを頼りにしましょう。
どうしても一人で解決しないといけない場合は、今回の記事を参考にしたり、公共施設や病院に頼ってみるといいでしょう。