パニック障害から併発してうつ病に!慢性化し日常生活が困難になった体験談!

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もともと何事にも真面目に取り組む性格で、仕事にも家事や育児にもなかなか手を抜けずひたすら頑張っていました。

私の実家近くに住むことになったという理由から、夫は育児や家事に協力してくれることもなく、熱が出ていてもぎっくり腰で動くのもしんどいときも「俺がなんで家事やらないといけないの?」「しんどいならお義母さん(私の実母)に頼りなよ」と言うだけでした。

そんな夫の思いやりのなさにストレスをずっと感じていました。

そして、職場に新卒で後輩が入って来たことにより状況は更に悪化します。

仕事の負担が圧倒的に増えたのです。

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理不尽な職場環境で体調不良に

私の職場に働いていた後輩は良くも悪くもマイペース。

時間内に仕事を終わらせるという意識もなく、わからない、できないという理由で私へ仕事を頼ったりすることや回すことも増えました。

それだけならまだ対処出来たのですが、他の部署にも迷惑をかけることも多くなり他の部署の人からもキツく当たられることも増えました。

後輩のミスなので育成している私にも責任があるのはわかっていましたが、理不尽だと思う頻度も多くなりました。そんな生活を半年続けた頃から身体に異変が出始めました。

まず、夜は疲れているのに眠れなくなりました。

前までは子どもを寝かしつけると一緒に寝落ちしてしまうくらいだったのに、身体が疲れているのに目だけ冴えてウトウトしては起きる、睡眠障害が出始めました。

すると今度は夫が帰宅し、家庭がバタバタする時間になると動悸と目眩がするようになりました。

夫からは「サボりたいからってオーバーな演技するなよ」と言われました。

徐々に体調不良が悪化し、ある日、夫に何を言われるのか怖いと思うようになっている頃、自宅で過呼吸発作を起こしてしまい救急搬送されてしまいました。

そして、搬送先の病院で心療内科を紹介されることになってやっと夫は私の異変が嘘や演技ではないことに気づきました。

また、実家の母親も協力するといいながら自分の仕事優先で私の子育ての力になってくれなかったことを後悔していました。

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パニック障害から併発してうつ病に

心療内科で主治医に言われた病名はパニック障害。

パニック障害とは、特に身体の病気がないのに、突然、動悸、呼吸困難、めまいなどの発作(パニック発作)を繰り返し、そのため発作への不安が増して、外出などが制限される病気です。

外出も出来なくなってしまい、自己否定が強くなっていきました。

周りに迷惑をかける自分が嫌だ。

職場に復帰しないとお金がなくて生活の不安まで。

初めて絶望を味わいました。

あまりにも体調がおかしくなり、再び病院に行き主治医に症状を伝えるとうつ病の可能性を告げられさらに落ち込み砕け落ちてしまう気分にさいなまれた。

話を聞くとパニック障害が長引くと併発して、うつ病になることもあるようです。

とにかく主治医に言われたことは、まずは疲れたら休むことを意識して過ごすようにと。

分かってはいますが、なかなか落ち着けて休めない。

そんな時はお薬を飲み助けてもらいました。

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慢性化する前に回復して日常生活を取り戻す

私の場合は母親と夫との関係も症状を悪化させる原因でもあると言われたため、主治医から家族の関わり方について何度も説明してもらいました。

夫や母親のように「自分の思い通りにならないことを周りへ押し付ける」人が近くにいる場合、うつ病も干渉してきたり平気で傷つける言葉を悪気なく言って来ることが多いので極力距離が置けると投薬以上に効果が出ました。

運動や食事療法も同時に行いましたがそれ以上に過干渉な人間との距離を保つことがメンタルヘルスを健康的に保てることを学びました。

発症し、治療するようになってからもう10年経過しますが、私の実母と夫からされたことや言われたことはトラウマとして残っています。

月1回程度まで通院の頻度は下がりましたが主治医との相性もいいのか話を聞いて貰えるだけでかなり落ち込むことも少なくなり、投薬も睡眠導入剤のみまでに減りました。

今はパートでの仕事が出来るようになり、ゆったり勤務ですが働きつつ、育成会会長など地域活動やPTA役員をこなせるほどまでメンタルは回復しました。

それでも心の傷はまだ深く、夫や母親に対して家族なのに距離を置いてしまいます。

いずれはこの2人との関係をばっさり切りたいという目標に向けて今は疲れたら休む、しんどくなったら信頼できる人に話を聞いてもらう、この2つを行うようにして日常生活に支障が出ないよう症状を抑えています。

完全寛解ではないですが、日常生活は問題ないので今回経験としてお話させて頂きました