夫がうつ病で退職そして無職でお金の心配がある。
家族が将来の不安を感じさせてしまった。
妻である私はどう反応していいか分からない。
こんな思いをしている奥様はいるでしょうか?
もし一つでも当てはまったらこのまま記事を読み進めて下さい。
夫がうつ病で突然退職した
私の夫は41歳の時に突然「胸がドキドキして、夜寝れないんだけど」と私に報告。
最初は大げさだと思っていたのですが、なかなか良くならない状態が続き心配になってきた私。
どんどん元気が無くなってくる夫。
それから何もする気が起きないとか気分が落ち込むなどの症状もありました。
周りに症状の相談をしたら「それうつ病かもしれないからすぐに病院に行った方がいいよ。」
と言われすぐに電話帳で病院を探しました。
私はその時に息子が3歳で、母の介護していて、預けることが出来ず、主人と一緒に行けませんでした。
病院に行った主人はうつ病と診断されて、薬を処方されました。
うつ病について詳しくはこちら
無職夫になり家族が不安に
長引くうつ病の症状。
夫は会社を辞めてしまう決断。
私は、3歳の息子を育てることと母の介護、そして夫の看病することになってしまいました。
その日から一家の大黒柱としての生活が始まります。
夫の家族も私の家族も不安になる中、できる限り周りに迷惑をかけないよう、動ける私ができる限り頑張ると決めました。
しかし思った以上に激務に私自身のメンタルも崩壊寸前。
夫の失業保険があるのですが家のローンもあるので完全にマイナスです。
私も働いていますが収入面では少ない。
それでもどうにか治ってもらいたいという気持ちでいっぱいでした。
うつ病夫を支えてる為に注意したポイント
夫がうつ病になって、支える側に回った時私が注意したポイントをいくつか紹介したいと思います。
頑張れと言わない
うつ病の患者に接する時の対応を看護学校で学んだ経験を生かし、患者を「励まさない」ことを意識。
励ます行為は一見大事そうと思いますが言葉がけを間違えると患者を追い込んでしまう恐れも。
「もっと頑張ろう」というような言葉遣いは、うつ病の患者にプレッシャーを与えてします。
すでに頑張っているうつ病患者は、ますます「責任感」「不安感」を感じてしまい、「自己肯定感」が低くなって恐れがあります。
いったんは夫の話をそのまま受け止めて、じっくりと時間をかけて話をするほうが効果的でした。
夫の話を聞いてあげる
「調子はどう?」と声かけをして、反応をしめしてくれた場合はよく言葉を観察します。
大切な人がうつ病かもしれないという焦りから、その原因を追究しようと、どうしても問いただしがちになりますが、自分から話をしやすい雰囲気をつくってあげることを心がけました。
食後や就寝前のひととき、お茶を飲みながら、今日あったことや子どものことなどをゆったりと話す時間をつくりました。
ほったらかしにしない
夫のように孤独感におそわれ、周りから恥ずかしい姿を見られたくないという気持ちがよぎり、声掛けを嫌がる人もいます。
心の中では誰かが手をさしのべてくれるのを待っていることもあります。
「放っておいて!」といわれたからといって、はれものにさわるように声をかけなかったり何もしないのではなく、「必要なときはいつでも助けるよ」と常にあたたかく見守っていることを言葉や態度で示してあげることを心がけました。
支える側のメンタルも大ダメージ
夫に対して愚痴を言いそうになった時もあります。
しかし夫の新たな悩みとなる可能性があるということだと思い我慢。
たとえ、夫には関係のない話題であっても、ストレスになる可能性があるため、常に聞き役に徹することを徹底。
本人が一番辛いのをしっかりと理解し、自分自身がメンタルが壊れそうになったときは、ストレスのはけ口は、第三者である医師やカウンセラーの人に聞いていました。
支える自分も仕事に影響が出てしまうとさらに家庭崩壊しそうでしたので、とにかく夫に早く治ってもらう為に努力しました。
夫が社会復帰するまで13年かかった
うつ病を発症して13年になった夫は現在、一人で病院に通って内服治療をしながら仕事を頑張っています。
薬をいつやめるのかは医師の判断が必要で、減量しながらずっと飲み続けています。
この病気の怖いところは薬をやめても、再びうつ病になる可能性があるそうです。
だから、主人は薬を飲み続ける方を選んでいます。
私はうつ病の知識があったので、主人がうつ病になったときは慌てなくてすみました。
でも、知識があった私でもこれからどうなっていくのだろうと不安に思い、病院に置いてあるパンフレットやテレビ番組、ドラマなど、色々な物で知識を得ました。
だから、不安にならずにしっかりと知識を得て欲しいです。
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