覚せい剤麻薬中毒者になるとその依存性からうつ病になりやすいケースがあるのを知っていますか?
気づいたときには抜け出すことが難しい状態に陥ってしまいます。
では覚せい剤を使用するとどのようになってしまうのでしょうか?
昨今の覚せい剤麻薬中毒者問題
薬物乱用問題は、全世界的な広がりを見せ、人間の生命はもとより、社会や国の安定を脅かすなど、人類が抱える最も深刻な社会問題の一つとなっています。
「ダメ。ゼッタイ。」このような普及運動は、国内における薬物乱用防止活動を強化していく必要性があります。
青少年にも魔の手が伸びて、薬物の勧誘も加速しています。
何も知らない青少年は、「好奇心」、「冒険心」、「気のゆるみ」から手を染めてしまう恐れも。
「ダイエットに効果があるよ」、「一度だけなら大丈夫」などいった文句で高額販売。
中毒者は地獄へ真っ逆さまです。
覚せい剤麻薬中毒者の顔の特徴
覚醒剤中毒者の特徴として、まず顔つきや目に変化があらわれます。
常習者になると顔つきや目以外に歯まで影響がおよび
雰囲気からして「この人変だな」と気付く人が多いのではないでしょうか。
瞳孔が開いている
瞳孔とは、眼の中心にある黒目の部分です。
瞳孔は、暗いところでは大きく開き、明るいところでは小さくなります。
しかし覚醒剤中毒者は瞳孔が常に開いている状態になっています。
頬が痩せこける
覚醒剤中毒者になると、食事をしなくても常にハイなテンションで活動することができます。
また食欲を減退させ、長期間の使用では栄養不良をもたらす。
そのため中毒者は時間の経過とともに、顔の筋肉や脂肪が失われて顔がやせ、頬はこけて、目はくぼんでいく。
歯と歯肉の変化
覚醒剤中毒者ほど歯がボロボロになる。
薬物の影響で唾液の分泌が減少し、歯の食いしばりが誘発され、甘い食べ物の欲求が高まるためである。
また乱用者は長期間のハイで騒いだ後、歯磨きをしないで1日以上眠りにつく傾向があることも、歯の健康状態をさらに悪化させている原因のひとつだ。
覚せい剤麻薬中毒者とうつ病の関係
覚せい剤麻薬中毒者はうつ病になりやすい状態に落ちる可能性があります。
理由は以下の通りです。
自立神経を異常に乱す
覚せい剤には中枢神経と交感神経を興奮させる作用があります。
使用すると一時的には爽快感や眠気、疲労が取れたように感じますが、効果が切れると激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。
効果が切れた感覚はまさにうつ状態そのもの。
その体の状態を治すために薬の乱用をすることで、さらに脱力感、疲労感、倦怠感が増していくのです。
薬物の離脱症状
依存性のある薬物の乱用使用を中止することから起こる病的な症状。
不眠、抑うつ、不安、焦燥、幻覚、妄想、筋肉や関節の痛みなどが強く出ます。
そのため服用を禁止されるとうつ病になってしまう恐れがあるのです。
社会的立場の変化
人気芸能人が覚せい剤中毒者になってうつ病になったケースがあります。
富や名声があった時代から急落。
社会の見方が一気に変わる。
ギャップが大きければ大きいほどメンタルにくるダメージは大きいことでしょう。
社会復帰までに到るまで
しっかりと薬物を摂取したことを償い、薬物を使わない生活を続けること。
薬物を使わない生活を続けながら、家族などとの人間関係の修復や社会参加への準備を進め、社会とのつながりや自分らしさを取り戻します。
薬物依存症は回復できます。
医療機関や相談機関、自助グループや回復施設等とつながって、回復の第一歩を踏み出してください。
また併発してうつ病になっても、薬物療法を使って治すこともできます。
薬物を使用した期間が長ければ長いほど厳しい治療と向き合わなければいけません。
それは自分の為だと思って、戦ってもらいたいです。