うつ病と診断されたらどうすればいいのでしょうか?
薬も不安だし、将来が不安に敏感に反応している方はいませんか?
自らの命を立ちたいと思っている方はいませんか?
うつ病を克服してきた人たちを見てきて思うことを書いていきたいと思います。
病気を克服して明るい人生を歩みたい方はこのまま記事を読み進めてください。
うつ病と診断されたらどう向き合えばいいの?
心がざわついて眠れない、気分が落ち込む、会社に行くと息が苦しくなる。
何もやる気が起きない。
ベッドから起き上がるのが辛い・・・。
そんな状態が続いて、病院に行ったらうつ病と診断されたあなた。
まずは心身ともに休むことが必要です。
眠れないなら、睡眠薬を飲む。
気分が落ち込むなら、気分が安定する薬を飲む。
息が苦しくなるなら、苦しくならない薬を飲む。
決して逃げではありません。
時には、薬に頼ることも必要です。
薬を飲んだから負けではありません。
今は休みが必要なときなのです。
会社があるから・・・学校があるから・・・家事をしなきゃいけないから・・・
休むことはできない。
責任感があるあなただから、うつ病になってしまったのです。
今は休むこと。自宅にいると生活に追われて休むことなどできないという時は
入院して休むということもできます。主治医に相談してみましょう。
あなたを苦しめている、今の環境から離れて休むことが大事なのです。
それは逃げではありません。あなたにとって必要な休みなのです。
休んだからといって焦る必要はありません。休むことが仕事くらいに思ってよいでしょう。
うつ病は治るまで時間がとてもかかる病気です。身近な人に理解してもらい、焦らずにゆっくりと治療をしていきましょう。
うつ病は治らない病気ではありません。
薬を処方されたらまずは飲んでみましょう。
病院に行ったあなたは主治医といろんな話をしたと思います。
そこで、眠れない、気分が落ち込むなどという時のために薬をもらったことでしょう。
うつ病の薬は、向精神薬と呼ばれる薬になります。
気分を落ち着かせる作用が強い薬になります。
最初は効き目がなく、何のために飲んでいるのだろうと思うかもしれません。
向精神薬は即効性のある薬ではないものも多いのが現状です。
特にうつ病の治療に出される、抗うつ剤は2週間飲み続けないと効き目が出ないという
ものも多いです。
根気がいることですが、2週間たったころから、なんとなく気分が落ち着いてきます。
少しずつやる気も出てくるでしょう。
だからと言って治ったと思うのは間違いです。
ここで薬をやめてしまったら、またうつ病の酷い状態に戻ってしまいます。
薬が効いて来たら、少しずつ動けるようになるでしょう。
治ったと思ってしまうかもしれません。
今は薬が効いて調子が良くなってきてるだけでうつ病はまだ治ってないのです。
自己判断で薬をやめてはいけません。
うつ病の薬は飲み続けることで効果を発揮します。
主治医の指示に従って、毎日きちんと飲むことが大事なのです。
また、薬の副作用にも悩まされると思います。
主なものとしては、起きているのに頭がボーッとする。
ひたすら眠たい。便秘が続く。のどが渇くといったものです。
薬を飲み続けていれば、改善されるものですが、あまりにも続く場合は主治医に相談してみましょう。
また、向精神薬はすべてが自分に合うわけではありません。
2週間以上飲み続けて何も改善されない、むしろ前より気分の落ち込みが激しくなった。
眠っても夜中に目が覚めてしまう等、薬を飲んでも改善されない場合はあなたに薬があっていない可能性が高いです。
その場合も、無理をして飲まないで主治医に言って薬を変えてもらいましょう。
自分に合う薬に出会うことができれば・・・うつ病が治るまで一歩進んだことになります。
薬を飲んでよくなってきたけど、一生飲まなきゃいけないの?
薬を飲み続けて、生活ができるようになってきたら不安になるのが一生この薬を飲み続けないといけないの?ということではないでしょうか。
結論から言うと、薬はやめることはできます。
ただ、勝手に自己判断でやめてはいけません。
向精神薬はやめることがとても難しい薬です。
薬をやめることで、光がまぶしくて目を開けるのが辛い、音が大きく聞こえてうるさい、体に震えが起きるなど向精神薬の離脱症状というものが起きやすくなります。
自己判断でやめると離脱症状は大きく出ることがあり、結局また薬を飲まなければならなくなるということにもなりかねません。
まずは、主治医に相談して、少しずつ減らしていく。
減らしていく段階で、またひどくなったらという不安感に襲われることもあるでしょう。
その時には、薬以外の治療も試みてみましょう。
太陽の光を浴び、うつ状態を緩和させる、セロトニンという物質の分泌をよくする。
ウォーキングやストレッチをして体を動かす。
最初は毎日でなくても、少しずつ行っていくと、食事もとれるようになりますし
体が疲れるので睡眠もとれるようになっていきます。
時には、気分が落ち込むこともあると思います。
また、うつ病再発・・・悪化したのかなと落ち込むのではなく、ウォーキングして気分を変えてみるのもよいでしょう。
また、自分の気分の状態を日記にするのもよいかと思います。
自分の気分の波をつかむことで、うつになる時が解りやすくなるので事前に対処することができるようになります。
色々と行動することによって、薬を飲まなくなっていっても上手く付き合っていくことができます。
うつ病で薬の効果ないのは患者と医者どっちのせい?こちらの記事も参考に。
うつ病を克服してきた人たちを見てきて
私はうつ病で苦しんでいる人を何人も見てきました。
病院に行って、うつ病と診断されて薬を処方された方の中には最初は薬に抵抗があって飲まなかった人もいます。
また、自己判断でやめてしまった人もたくさんいます。
そのせいで余計悪化してしまった人もたくさんいます。
うつ病の薬は長く飲むことが必要となりますが、必ずやめることができます。
一人で判断せず、主治医に相談することが第一です。
治療している途中で昨日は気分がよかったのに、今日はとても落ち込んでしまった治らないのかもしれないと自分を責めてしまう人もいました。
そのようなときは紙に書きだしたり、辛いことは吐き出すようにしましょう。
そして、心身ともにゆったりと休むことが大切です。
うつ病を治療することは一進一退を繰り返し、徐々に病気が良くなっていくのです。
うつ病が治った後、再発しないように、自分の気分とうまく付き合っていくことも大事なことです。
気分の波が人よりお大きいという自覚を持つことが必要です。
うつ病を治すのは自分自身です。でも、主治医やカウンセラーや薬を扱う薬剤師など、あなたの周りには助ける人がたくさんいます。
うつ病かもと思ったら、一人で抱え込まないで頼りましょう。
一人ではないのですから。
うつ病に関する情報はこちら。